今日、初来店のお客さんの中に、ちょっぴり強面かな? と感じられるお顔の殿方がおりましたの。
私、普通に「いらっしゃいませ」とお迎えし、その後の数分間お喋りしてたの。そしたら一瞬・・・・・・ほんの数秒ね、間が開いたの。直後、その方が私にさ、
「ねぇオネエさん、僕のこと怖くないの?」
だってさ
正直言って私その時、心の中で『顔がですか?』と思ったけど、さすがに今日初来店だったし、まだそんな暴言を許してもらえそうなほどの距離感は築けてないだろと思ったからさ、
「・・・・・・。何のことです?」
と真顔でお聞きしたの。
そしたら、
「顔が」
って苦笑いしながら答えたもんだから、『これはイケるか?』と声を出して笑ってみた その後、お客さんもつられて二人して暫く大笑いさ。
で、
その後の会話。
「俺さ、昔から顔が怖いって言われてて嫁さんとかいまだに一緒に買い物に付き合ってくれないの。そしてどの店行っても、どこの店員も若い男だろうが俺のソバに寄ってこないんだけど、お姐さん普通に話掛けてきたからさ、メガネかけてんのに目ぇ悪いのかと思って」と正直なご感想を。
なもんで私も、
「大丈夫ですよ。なんか私ですね・・・・・・、強面担当みたいで 強面のお客様から話しかけられる頻度が高いんですよ。だから私が担当してるお客様が、例えば30人おられるとしたら・・・優しい顔立ちの方は・・・・・・・ひとり・・・・・・いるかな? いたかな? ってなぐらいです。だから、もし私を外で見かけたら話しかけないでねと言ってます その方たちと比較したら、お客様の顔は全然怖くない顔立ちですよ」
と、真顔で正直なお返事をしてみました。
こんな流れで、その後も楽しくお喋りが出来、「今日は俺、商品を見に来ただけだったのにな」と苦笑いしつつも、ご購入を決めていただけ何よりでした。これまでの強面さん対応の時間の中で一番楽しかったかも、と思える時間を過ごしましたよ。
例のあの人も以前、私に言いましたよ。「どこかの会社の強面ネットワークで、どこどこの店に面白い姐ちゃんがいるよって噂になってんのかよって思うぐらいNさん担当のお客さんって強面の人多いですよね」ってね。