■483本目 tabibito-322

毎日旅俳句✏
今日の季語 都鳥
対岸は浜町河岸や
都鳥
安陪青人

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電線にドレミファソラシ
都鳥
宮原みさを

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“天国“から来た列車
★★★★★★★★
訳あって
鉄路から消えてしまった
あまたの列車たち……。

古い時刻表をめくると、まざまざと
よみがえってくる。

今回は、
エル特急
加越】
KAETSU LTD.EXP.
MAIBARA⇄KANAZAWA
かなり地味で、目立たない列車だった。
こんな特急、あったの?
そんな声も聞こえてきそうなくらいだ。

イヤイヤ、ちゃんと走っていたのだよ。
米原接続で福井、金沢へは便利だった。
今から、30年前にタイムスリップ!
東京から金沢へ行くとしよう。
まだ、碓氷峠を越え、長野経由で結ぶ
特急【白山1号】が走っていた。
上野9:30発 金沢15:58着である。
それに対して、米原経由で行ってみる。
同じ時間帯で比べてみよう。
東京9:47発【ひかり305号】に乗る。
米原には12:11到着である。
この時代、まだ【のぞみ】はない。

米原で待ち構えているのが、
【加越号】だ。485系電車。
グリーン車を含めて7両編成だ。
途中、敦賀、武生、鯖江、福井、
芦原温泉、加賀温泉、小松に停車する。
1997年まで走っていた【白山号】は、
碓氷峠を越え、途中駅の直江津では
方向転換もしなくてはならない。
そんなハンディキャップを抱え
東京・金沢間約6時間30分が常識だった。
米原経由で【加越号】を利用すると、
東京から金沢まで約4時間35分。
この差は大きかった。
乗り換えを是としない人と、
荷物が多い人は【白山】派だった……。
米原口には【しらさぎ号】も走っており、
名古屋、岐阜と北陸地方間は
なかなか便利な列車だった。
しかし【加越号】は、やはり地味すぎた。
乗客のニーズが弱かった

逆に、【しらさぎ号】のインパクトが強く
やがて【加越号】はそれに吸収される。
また【きらめき】なる列車も登場するが、
全車指定席が売り物だったのに、
自由席を連結して“自滅”した。
2015年に開業した北陸新幹線は、
連日大盛況だ。
東京・富山間最速2時間11分。
東京・金沢間最速2時間30分。
かつてに比べれば、夢の世界だ。
 
★★★★★★★★★★★★45
m(_ _)m
今日もお読みいただきありがとうございます◆クリスマスも終わり、今年もあと6日09◆冬休みが始まったんですね。子どもがワチャワチャしてます13◆北日本の皆さん、荒れた天気に気をつけてください17◆街中は新年を迎える雰囲気ですね。今年もあと4日21◆拝借した画像、古い画像があります。