素朴で美味い・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

日曜日のサラメシ『八重桜と桜飯』
今日の磐余の里は夏日と言えるほどの暖かさです。こんな日は散歩ということで、中学校の川縁を歩くと、八重桜(白妙桜)が木から溢れるように咲いてました。そんな中、無性に桜飯を食べたくなったので、アルコールストーブで炊きあげました。桜飯は醤油味で具のない素朴な炊き込みご飯です。単純に研いだ米に醤油、酒、味醂などを加え炊き上げたご飯で、炊きあがった時の色が、薄い桜色に見えるのがよび名の由来とか。 ほんのり醤油の味がして、お焦げが最高の味を出します。また静岡県の学校給食の定番メニューとして出ていたそうです。 他の地方にも同じような「茶飯」というのがあります。但し関西ではご存じないと思います。