オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。 -7ページ目

オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。

タイトルは斉藤純氏の小説から拝借…だがまだ読んでない。しかしこのブログに綴られる、現実と空想とが交錯した過去から未来への記憶と記録は、このタイトルの如くどこか少し寂しげな装いを持つ、心象風景の覚え書きである。

{1698F292-AFFC-45ED-8192-34AF779EB799}


境港の駅前、交番、通り、いたるところにゲゲゲがいる。さすが水木しげるロード。


{2282DF58-C40A-4519-99BA-168CA34C9701}


町の中を一回りして一件の土産物屋の前でオートバイを停め店に入った。ゲゲゲづくし…チョコもクッキーもまんじゅうもペナントも…あっ、ペナントはなかったかも…。いくつかのお土産を選びレジで支払をしていると、やけに外が騒がしい。なんと、ボクのオートバイと一緒に写真を撮っている女子グループがいるではないか。中には勝手にまたがってタンデムしている女子もいる。コイツら誰なんだ?何なんだ?…店のお母さんが言った「中国からの旅行者」よ。しかし、その服装が何故かお揃い…アイドルグループか?いや、そんな若くはない。ひとりの女性が日本語で「勝手に写真を撮ってゴメンなさい」と言ってきたので「いいよ、どうぞ!」と返事をして、あっという間に記念撮影の仲間入り。


{F12A4164-164A-4F19-B6BE-8ADB375629D3}

ほんの45分…ひとしきり写真を撮りあって、はい!さいなら!…ピンクのシャツに白のホットパンツからさらけ出された大腿部集団が駅の方へと去っていった。ボクはというと、何とも言えない変なテンションの中、買った土産をサイドバッグに放り込んで、境港を出発。遠く大山の剣ケ峰を眺めながら、国道9号線から山陰海岸線を西へと向かった。目指すは、神話「因幡の白うさぎ」の舞台といわれている白兎海岸。初夏を感じさせる陽射しの中で、キラキラと光る海のを眺めながら走る。海岸沿いをただ走る。ひとり走る。他に何もない。たぶん…少し寂しい…でも、それがいい。何かに誘われて〜センチメンタルジャーニー♬…などと口ずさみながら走っているうちに、白兎海岸へ到着。ドライブインの駐車場にオートバイを停め、まずは昼メシだ。

{25CC849E-EF05-48A0-836A-4E619E11A642}

フカヒレラーメン!白うさぎ神話に出てくるワニ=フカから考えられたのだろう。そのフカヒレがトッピングされた(だけの)醤油ラーメンを食べ終え、神話に登場する大国主と八上姫の縁結びの神様白兎神を祀っている白兎神社へお参り。お参りを済ませ駐車場へ戻ると、キャンプ場で一緒だったヤマハのダンディと遭遇。これだから旅は面白い。少し立ち話をしお互いの道中の安全を願い、またそれぞれの旅路へ。

{233D5182-A9B7-4219-99AC-A87759D6B781}

この後、鳥取砂丘に立ち寄り、ラクダにでも乗ろうかと思っていたのだが、砂丘のドライブイン、駐車場、周辺道路があまりにも観光客やその車やバスで混雑していたので、砂丘見物を断念…そのまま家路へ。国道9号線を福知山、丹波と過ぎ、亀岡から高槻に抜けて、日没前に無事帰宅。今回の旅は人との出会いの旅だった。もちろん、瀬戸内の船旅、山陰海岸、角島大橋、風力発電機の立ち並ぶ砂浜、ゲゲゲの町など…そのすべてがボクにとっていい思い出となるのだが、この旅で出会った人たちとの思い出は最高の財産になるだろう。またどこかで必ず会いたい…会えたらいいな。みなさん本当にありがとう!またゴールデンウィークがやって来る。