名神高速、中央自動車道を走り松本へ入る。そこから上高地へと向かうのだが、上高地には一般車両の進入が禁止されているので、手前の沢度(さわんど)という所にある駐車場にオートバイを停めて、そこからは公共交通機関であるバスないしタクシーで上高地へと向かう事になる。実際、オートバイを2〜3日の間、停めっぱなしになるのだが、その駐車料金は無料だったと記憶している。とにかくまずは夕方までに上高地にたどり着きたいので、オートバイから山登りに必要な荷物を降ろし、ツーリングブーツからトレッキングシューズに履き替えて、タクシーに乗り込んだ。上高地まではそこそこ距離があるので、いやがうえにもタクシーの運ちゃんと話す事になる。「登山ですか?」「ツーリングです。」「???」「いや、ええ、山に登ります。」「そうですか、気をつけてくださいよ。」「え、何に気をつけるんですか?」「落雷ですよ。何年か前に尾根に落雷があって、その尾根づたいに電気が走り、ちょうどその尾根にいた学生グループを直撃したんです。」「マジっすか?」とは言わなかったが、もともと大の雷嫌いで、明日明後日その尾根づたいに登るつもりだったボクにとっては、とてもショッキングな情報だった。出来る事なら知りたくなかった。「運ちゃん、頼むで!」と言ったとか言わなかったとか。まあ、そうこうしている間に上高地に到着し本日の宿泊地、小梨平キャンプ場でテントを張り、簡単な食事食べ、明日の登山にむけて早々と眠りについた。
