オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。 -29ページ目

オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。

タイトルは斉藤純氏の小説から拝借…だがまだ読んでない。しかしこのブログに綴られる、現実と空想とが交錯した過去から未来への記憶と記録は、このタイトルの如くどこか少し寂しげな装いを持つ、心象風景の覚え書きである。

前回の九州訪問は大分・別府から入り、阿蘇にデンしてまた大分・別府に戻る旅だったが、今回は鹿児島・志布志へ到着するフェリーさんふらわあに乗船した。

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確か乗船する時にオートバイのエンジンがなかなかかからず焦った事を覚えてる。ツーリングから戻りショップへ持ち込んだところ¥20,000ほどの修理費がかかったが、具体的にどこがどう悪かっのかは忘れてしまった。なんかのマグネットがどうとかこうとか…。とまあ、この度、この旅から125ccのオートバイが相棒になっている。音でたとえると“トコトコ”あるいは“パタパタ”といった感じだ。もとよりハイウェイをビュンビュンとばす旅でも、ワインディングをガンガンせめる旅でもなく、ただお手軽お気軽に旅を楽しめるマシンなら良しなのだ。

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さて、この志布志行きは、大阪南港を出港し四国の南側を通る太平洋航路だ。大分・別府へ向かう瀬戸内航路とはやはり違う。瀬戸内航路は船体の右舷側左舷側どちらにもたえず陸地が見え、夜になるとその町々の灯りがとてもキレイだ。ところがこの太平洋航路はどうだ?夜半過ぎに船体のデッキに立ち、360度見渡しても海、海、海!漆黒の大海原が果てしなく広がる大宇宙のよう。吸い込まれそうで怖いくらいだ。船体の上下の揺れから想像するに、下から突き上げるような波の高さ大きさも瀬戸内海とはかなり違うように感じる。

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そして気がつけば翌朝、南九州へ上陸。しかし、あいにくの天気…小雨降る中のツーリングとなる。まず向かったのは野生の馬が生息する宮崎県最南端の都井岬。レインウェアに身を包んだ宇宙人的な装いでのツーリングなので、テンションはきっと下がり気味だったと思う。馬と出会えたのかどうかもその写真がないので、なんとも?である。そして次の目的地、日南海岸へと向かう。

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青島、鬼の洗濯板に到着。本来ならここまでの道中、美しい日南の海岸線を満喫する走りになるはずだが、雨模様なのであまり記憶がなく写真もない…また行かなアカン。次に訪れたのが西都原。当時何かのテレビCMでその風景が映しだされていて、是非行きたかった場所だ。しかし少し期待ハズレで残念な感じがしたが、今考えると訪れる季節を間違えてしまったのかもしれない。その残念な写真もないのだが、ここもまたいい季節いい気候いい天気の時にまた行かなアカンぁと考えつつお気軽マシンをトコトコ走らせ、次の目的地高千穂峡に到着。ここではやはりこの情景にシャッターを押さなければならないだろう…カシャッ“!

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観光パンフレットからの拝借ではなく、間違いなくボクが撮った写真だ。流石にボートには乗らなかったが、西都原で少し凹んすでたので、観光名所感を味わう事ができてホッと一息。そして阿蘇へ。

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阿蘇で1泊したのだが、何処に泊まったのか…民宿か?ビジネスホテルか?…それさえも思い出せない。写真もほとんどない。薄っすらとした記憶の中に浮かぶ大観峰、やまなみハイウェイ、瀬戸内航路のフェリーでの帰路…志布志に着いた日の雨模様の天気が尾を引いたのか、なんとなくボンヤリとした風景だけが今も思い出される。