世界報道写真展2006


去年も行った。スペース的にはそんなに広くないのだが、

わずかこのスペースにこんなに考えさせられる材料がつまっているのが

この報道写真展。各地で起こった災害、テロ等は見ているだけで心臓が

痛くなる。

また平和な日本では想像もつかないような貧困、虐殺などは

同じ世紀の事実とは思えない映像に目を覆いたくなる。


その他自然の驚異、スポーツ選手の見逃せない一瞬など

どれも躍動感、現実感のある写真ばかり。


各写真、一枚ずつ色々と考えるところがある。


丁度会社帰りにも寄りやすい時間なので是非足を運んでもらいたい。

暑すぎる夏のちょっとしたイベントにおすすめです。


場所を同じくして旅写真展(無料)も開催されている。

こちらも各国の生活観、文化などがよく出ていて旅に出たくなること

間違い無しだ。ちなみにエチオピアが非常に気になった。


我らはディナー前に立ち寄って一瞬食欲をなくしかけたがなんのその、

おいしくディナーも頂いた。


<概要>

http://www.herbis-hall.com/photo2006/info.html


HPより

[期間]2006年8月11日(金)~8月24日(木) 開催期間中無休
[時間]11:00~20:00(入場は19:30まで)
[会場]
ハービスHALL (大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA B2F)
[アクセス]JR大阪駅桜橋口徒歩5分 阪神梅田駅西口徒歩3分
[入場料金] 一般700円 学生500円
       小学生以下無料、ハービスカード会員は無料(カード提示)
       朝日友の会、トイロクラブ、阪神みどり会、阪神エメラルド会員は200円で入場可能。
       (カード提示により本人を含む5名様まで)
[チケット発売] 梅田阪神プレイガイド/ハービスPLAZA3階トラベルラウンジ
         (前売り券は200円引き)

【展覧会概要】
 1955年にオランダで設立された世界報道写真財団が毎年開催している「世界報道写真コンテスト」の今年の受賞作が2月10日発表されました。事件、事故、紛争やスポーツ、アートなどニュース写真を10部門に分類し、それぞれ単写真、組写真の1位から3位までの入賞作品を選出しています。この入賞作品約200点を集めて世界50カ所以上を巡回する展覧会で、今年で49回目を迎えます。
 今年のコンテスト応募数は122カ国・地域から4,448人、8万3000点に達しました。中東などで続く自爆テロ、東欧で起きた洪水、アメリカを襲った巨大ハリケーン、アフリカでは飢餓や病気に苦しむ人々など、人類が直面する現場からカメラマンが発信した写真が並びます。今年選ばれた世界報道写真大賞(グランプリ)はカナダ人カメラマン、フィンバー・オライリー氏が撮影したアフリカ・ニジェールの臨時食料配給所で母親の唇に手をあてた子どもの写真でした。大きく見開いた母親の目とやせ細った1歳児の手は、見る者に静かに、アフリカの危機的状況を訴えかけています。
 写真家たちが時には命を懸けて撮影した報道写真は、今年も見る人々に感動を与えることでしょう。

【世界報道写真コンテストについて】
 オランダに本部を置く「世界報道写真財団World Press Photo Foundation」は1955年、報道写真の重要性と報道の自由を世界的規模で広げるために設立されました。毎年、プロの写真家が前年1年間に撮影した報道写真を対象にコンテストを開いています。「スポットニュース」「一般ニュース」「ニュースの中の人々」「スポーツ・アクション」「スポーツ・フィーチャー」「現代社会の問題」「日常生活」「ポートレート」「アート&エンタテイメント」「自然」の10部門それぞれ単写真、組写真に賞を出しています。

主催:世界報道写真財団/朝日新聞社/阪神電気鉄道株式会社
後援:大阪府/大阪府教育委員会/大阪市/大阪市教育委員会/オランダ大使館/社団法人日本写真協会/社団法人日本写真家協会
協力:キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社/ティエヌティエクスプレス株式会社

お問い合わせはハービスHALL Tel:06-6343-7800

http://www.herbis-hall.com/

WelovE大阪再発見旅


旅データ


◆日程:2003年6月

◆交通:車

◆人数:2名


面白いテーマを出し合って旅にでる。
今回は和歌山からいけるいわくつきの無人島「友ヶ島」に決定した。
はずが
ご飯時に話が盛り上がりすぎて時間的に無理になり
急遽予定変更。
PLの平和の塔をメインに二色の浜や堺工業地帯等をまわった。
工業地帯も夜見ると未来都市の要塞然としていてかっこいい。
PLの塔はカッパドキアから盗んできたような紙粘土的な風体ながら
その荘厳さが異様なお気に入りスポットだ。

そういうと尼崎にもいいところはあるのです、皆様。
猪名川周辺には趣のある町並みが残り
寺町や近松公園なんかは知られざる小休日満喫スポットだ。
視点と受け入れる心を開放してみれば
身近に面白い場所は多々存在することを思い出した。
一緒に旅した人はそういう遊び方を日頃している人、
かなりの妖しいスポットストックをお持ちだった。
これからそれらを丹念に周らねばならない。
そして写真と小文句をつけ
出版したいな、関西秘境本。ってなわけで楽しい一日だった。

視点を変えて遊び心を持っていれば意外と近場が楽しかったりします。
過去旅シリーズ

旅データ:

◆期間:2003年11月
◆場所:高野山
◆人数:2名
◆交通:電車

高野山編

紅葉を見逃すなとばかりに選んだ地は高野山だった。
単純に京都は混んでいそうだからいやだという理由だった。
そして高野山のあの京都の権力誇示寺や
魅せるための社とは違った
「修行のための」なんともいえぬ
神聖さと力強さが好きだから1年ぶりに行った。

・・・・・・・・・もみじは腐っていた。

散っているのではなかったと思う。
あれは美しくなろうとした途中、気候の変化か何かで
腐ったのだろう的もみじたちだった。
そう、美しかった女性が息子の死で
突然老け込むような・・・。言い過ぎました。

「いつもは本当にきれいなのよ、ここのもみじ」
と四国の御遍路さんたちが
いっているのを盗み聞きしました。
(ちなみにお遍路さんたちの最終地点らしいです、
写真のお墓たちの終点にあるお寺)

ところどころに赤々と色づくもみじを堪能しながら
メインであるお墓&高野杉の立ち並ぶ道を
わきゃわきゃいいながら歩いた。


お墓といっても信長や秀吉、ときには有栖川家、
江崎グリコの会長などなど、
新旧入り混じって見ごとな墓標が立ち並んでいます。
独特の湿気にコケがいい具合に
石を覆い、他場所にあればそれ1本が見ものの杉だろうと思われる
力強くも神々しい高野杉が何百本も生い茂っていれば
いやでも何か感じずにはいれませんよ、ほんと。
かなりお勧めポイントです。
そこを抜ければ修行寺、奥の院。
なんか京都とは一味違った雰囲気が漂う中、
たった10円を投げ入れて
いつものように「御金持ちになりますように」
と呪文のように何度も唱えたところで
おなかがなり、
境内に腰掛けて手作りおにぎりをむさぼれば
すがすがしい休日だと実感せずにはおれませんでした。
しかし、ここの地蔵様は本当にいろんな顔をしている。
彼らにわらかされまくってこんな神聖な場所に
私の大きな笑い声が響き渡るのだった。

この日は夕方から用事があったので
そうそうゆっくりもしていれず、我らは一路金剛峰寺へ。
何度きても素晴らしい屋根と逞しい寺に迎えいられて
いい気分で拝観料を珍しく払って
中でお茶を飲んだら
そこで出た茶菓子がどうみてもちゃちいのに
とってもおいしいのだ。これは発見と写真を撮ってしまった。(添付してないけど)

そして友人が前回買いそびれたという
饅頭を買うべく、最果て奥の院から最果てのなんとか門まで向かうことに。
その道すがら、あの赤い塔、なんていう名前だっけ?
添付してる六角堂などがある場所を通りぬけた。

去年もここへきていらんことばかりして
違った楽しみ方をした場所だけに
「きれい」とは違った変な感情が
含み笑いを誘うのだった。(すみません、関係者しかわからないこの話)

もりもり歩いて目的の饅頭やにつくと
並ぶ並ぶ、数々のおいしそうな饅頭よ。
そこは店内で焼いていて1種類を選びきれなかった私は
おばちゃんに無理を言って
全種類入れてもらった。
これがおいしいんだ。今度は友人たちから仕入れたおいしいもん情報をもとに
もみじではなくてグルメを主にした旅を決行したいと思います。

今回使用したのは「高野山ワンデイチケット」
これ、御得で便利。
毎年、気になっていたチケットをついに使ってやった。
各駅駅長室で購入できます。
今年は11月30日まで。

今回も過去のイベントを振りかえる。

イベントデータ:

生誕120年 藤田嗣治展 ~パリを魅了した異邦人~

京都国立近代美術館(岡崎公園内)

平成18年5月30日(火)~7月23日(日)


-藤田嗣治展-
藤田嗣治の個展にやっと行ってきた。彼は
西洋にあこがれ戦前にもかかわらずパリへ渡りピカソ達と
親交の会った人。彼はその後南米等方々を放浪してそのたびに
妻を変えて最終的にはパリでフランス人になってしまった。
なんとエネルギッシュで本能に忠実な人生なのでしょう。
この人はもし生まれ変わりがあったら絶対次はないだろうと
思ってしまうくらい濃い人生に見受けられた。
絵も彼の行動に伴って見事に変化していく。
そして晩年パリの絵は繊細かつ独創的でそれは
素晴らしかった。彼の個展に行って益々色々なもの、人とのふれあいが
幅広い感性を築いていくんだなと思った。そして平々凡々と日本に
暮らす自分に恐怖を覚えた。目に見えない焦燥感に駆られる。

(参考)
WEBで絵を見たら大したことないように見えるかもしれないがが本物はすごい。
http://foujita.exh.jp/hightlight.html
全く日本人とは思えない感性と世界観。ところ変われば
こんなセンスを身に付けることができるのだろうか。
改めて環境の重要さを実感した。

そしてとってもパリに行きたくなった。ダビンチコードもいいが
一個人の人生とは思えない壮絶なのだが、楽しげで本能に
忠実な藤田氏の一生をじっくり絵と共に鑑賞するのもこの暑い
夏の素敵なすごし方かもしれない。

心に色んな思いが渦巻くと思う。やっぱりアートが私は
とても好きだ。ものすごい時間をかけて絵をみた。久々に。
香港でみた「黄永玉」の展示以来だ、こんなに個
したのは。
彼らの個展は作品の素晴らしさはもちろんだが、彼らの生き方や
残した言葉たち、作品を制作した背景などが非常に心に響いてくる。
もし、心がもやもやしたり日常に流されているような状況にあったら
是非、本でも作品にでも触れてほしい。
何かせねばと形のない焦燥感にとらわれること間違いなしだ。

過去旅シリーズ


日程:2004年8月


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蓮寺ー法金剛院 
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http://kyoto.cool.ne.jp/kyotocity/niwa/hokongoin.htm  

今回は行き先をしっかり決めていた。
前日の真夜中に待ち合わせ時間を決め、
集合してみると
うそのように2人とも行き方資料を忘れてきた。
というわけでいつものように紀伊国屋で本を手にとった。
行きたい場所の記載されたページがなかなか見つからない。
おかげでページサーフィンし始め、
銀閣の中を見て「こんなところに泊まりたい」と
宿写真と間違えて大声で友人に訴えて笑われた。
その時何気なく目に入った蓮の写真。
最近妙に蓮が見たかった。
もう絶対行きたくなった。
「蓮」は今が時期だという文句でクロージング。

その後は早かった。
いそいそとJRへ乗り込み運よく座ってずっと喋っていたら結構すぐに
「花園」に着いた。(いつものことだが)
花園はとてもニュータウンな感じで街自体は素敵じゃないと思った。
駅を出てすぐ左手に目的地が見えていた。ありがたい。
横断歩道を待たずして車をやり過ごし無理やり道路を横切った。
ちょっとわくわくしていた。

台風が来ていたからか、
それともマニアックスポットだったのか人気はまばらだ。
入り口で400円払ってどこかの民家の庭先のような細い石畳を進んでいくと
念願の蓮が生えまくった一帯に出た。



蓮は朝開く植物なので予想通り大半は花びらが閉じていた
それでも迫力のある風景だった。
ひとつひとつ丁寧に感じるように庭園を1周した。
蓮の花はなんかライトアップされているようで
仏様の台座になるのもうなずけると思った。



(写真は曇り時に撮影したもので
更になんの加工もしていません。神々しくありませんか?)

また友人に「メルヘントーク」といわれそうだが「蓮」は最も「気」を発する植物だ
そうだ。

さて蓮のかわいらしさもさることながらここのお寺、
仏様がなんともかっこいいのです。
(撮影禁止だったため画がないのが残念ですが)
仏様の顔がりりしいだけではありません。
周辺を取り囲む彫刻やもちろん蓮の台座も含めてあまり見ない感じの仏像でした。

蓮の写真が展示してある畳の間があるのですが、
そこがまた風が吹き抜けていつまでも座って吹かれていたい
酷暑だから余計に感動的な心地よさだった。
ところが心地よさに空腹が勝ち「ゆっくりした」感は
まったくないほど短い時間で我らは動き出した。まさに「花より団子」。

入り口でもらった案内図を見るとどうやら園内に滝があるらしいことに気づいた。
というかいままで気づかなかった。
しかし、くまなく見た割には滝を見かけた覚えはない。
あきらめてここを後にするという選択肢ははなから除外されていた。
我らは出入口で雑談しまくっているおばちゃんに
「滝」について質問すると
根っからおしゃべり好きなのか人好きなのか
丁寧すぎるくらいに説明してくれた。
その滝は周りの庭園をいれて
名所らしいこと、そして今年は酷暑で水がなく
滝と気づくのが難しいこと。
まぁ、とりあえず名所はみておけと
おばちゃんの好意をそこそこで打ち切って滝へ向かうと
本当に干上がって何が名所なんだかよくわからなかったが
とりあえず気がついたら拝んでいた。
私は何にあやかろうとしたのだろう。

「見た」事実に満足して、蓮に名残惜しげに手をかざしながら
出口へ向かう。
先ほどのおばちゃんはやっぱりまた別のおばちゃんとしゃべりまくっていたので
少しだけ会釈して通り過ぎた。
もちろん、私の会釈には気づいていなかった。

空腹感が1イベントを終えたと同時に増してくる。
実は前日までに決めていた別の行き先も
本日掛け持ちで回るつもりだった私たちは次にその場所へどうしたら
効率的にたどり着くかを考えなければならなかったのだが
とにかくこの空腹を満たすために一旦京都駅へ行こうということになった。

京都駅が待ち遠しかった。
到着するやいなや足早に改札をでた。
一番近くにあったISETAN(だっけかな?)にとりあえず駆け込む。
ISETANのフロアマップを握り締めて待つ
エレベータのもどかしさといったら。
とかいいながら気になる店のあるフロアに
ことごとく降りて一応メニュー等を確かめることをお互い拒まないあたり
「とりあえず何でも見ておきたい」我ら2人組の息がぴったりなゆえんかもしれな
い。

さておき、その後はエレベータに乗り込む前に目をつけていた
レストランフロアにある中華を目指して一直線。
通り過ぎる全ての店のウィンドウ内にあるメニューが
おいしそうに見えて仕方がなかった。

中華店につくとこれまた悩ましいメニューが
上手にディスプレイされているではないか。
一瞬迷いつつもとてもボリュームのある飲茶セットに
心を決め倒れこむように店内へ。
いそいそとお姉さんに注文をして
またされずにやってきた1品目を食べると
さむーい雪山で温泉に入ったときの「はぁー」
という安堵感に似た気持ちに包まれた。
わかります?

かなり出てきた料理たちは
おなかがすいていなくてもかなりおいしかったと思う。
今度はたらふく食べ過ぎてビジュアル的にも
おなかが飛び出ている状態で次なる目的地へ向かおうとしたわけだが
バスターミナルのおばさんに念のため
目的地の閉所時間を聞いてみると「アーウト」だった。

思いのほかあっさり、また日を改めていきましょうということで
あきらめがついた。
そして大阪へ向かった。

大阪の雑踏にまみれると明日から仕事なんだということを
思い出してしまった。
よく旅の報告をする友人からは
「意外と平和や自然を愛してるんだね」との
コメントを最近もらうのですが
どうも人が少なくて緑や青、つまり木々や海を見ると
私は「休日」だと認識できるらしい。
そして休日をとっていると認識することで復活するらしい。

もしくは最近、毎週末1日はスポーツ三昧生活を
送っているのだがそういった過ごし方も
自分の体に「アナタハキュウジツヲスゴシマシタ」
とインプットするにはいいらしい。

というのはPL花火のあった日曜日のできごとでしたが
花火は帰りの危険予測をして見ずに帰った。
明日からまた始まる仕事への備え心が
世界一の感動を上回った悲しい大人の決断でした。

さて、先週末の土曜日は大好きなニナガワミカの写真展に
たまたま立ち寄れて幸せだった。
偶然出会った幸せは計画していた幸せより
得した気分になりますね。
ってことはみんな偶然を装った計画をすればいいわけか。
誰に?

過去旅シリーズ。

日付:2003年10月


念願の友が島へ行ってきた。

和歌山は加太港から船で20分ほど。

この島は明治時代から第二次世界大戦までの軍事要塞で
レトロな砲台跡や兵器庫が今も残っている。


自然保護区域でもあるこの島に癒されながら
あるいているとところどころで要塞のおもかげを残しているどこかミステリアスな島。
お勧めです。

特に異様な雰囲気の漂う第3砲台へ我々が行くとなぜか突然雨が降り出し
青色の蝶が枯葉にからまりもがいていた。
なんとも不思議な感じを増長させる光景だった。


このあと、和歌山で有名なラーメンやに並び


満足したあとは夜になると未来要塞のように見える堺の工場地帯を横目に
大阪へ帰ってきた。

好きだなぁ、要塞。

曇ってて写真はきれくないけど。
海遊館

癒し系休日、海遊館。
何か若かりし日の休日の過ごし方って感じがした。

心を揺れ動かされたのは、
くらげコーナー。(あんなの昔あったのかな?覚えてない)

幻想的、アート的。
クリエイト関係の人はあれを見たら何か心によぎるはず。

ガラス越しにとったので
そしてマニュアル設定しなかったので
きれいに撮れませんでしたが
不思議な写真が撮れましたので
ご覧ください。
旅立ちたくなります。

旅データ:

◆期間:2006年7月29日~30日
◆場所:淡路島 と 明石
◆費用:2万円程度
◆人数:6名
◆交通:車

テーマはいい温泉とおいしいご飯を堪能してもらうこと。
今回は親を喜ばす為の子供たち(私たち)による計画だ。
それを満たす宿が運よく見つかった。
それを元に急ぎすぎない行程を組む。

若干の渋滞に巻き込まれながらも割りと順調に
明石、魚の棚へ到着。本日昼に予定している淡路島BBQ
食材買出しが目的だ。


いろんな食材に目移りしてなかなか決めることができなかったが
げそ、アジ、あゆ、ほたて・・・等々を購入して一路淡路島へ。
(この市場で買出し→BBQというのはなかなかよいルート。)
それにしても痛そうな太陽。晴れてほしいとは思っていたが
そこまで晴れんでも・・といいたくなるほどの快晴。
海が見えてきた。わかりやすい場所にある海岸は
パラソルが無数ささっていてこんなところではのんびりなんて
到底できないなというまさに真夏の海水浴場の様相。
そういったところは全て素通り。
以前行ったことがあるという「江井海岸」を目指して一路
うすーい記憶を頼りに走る。全員の記憶を手繰り寄せ、
迷うことなく江井海岸へ到着。
ほっそーい道を大きな車でガシガシ走り、しかも海岸沿いの
そこは車が走ってもいいんかい?というところもお構いなく
走りこむと、いい具合に(多分ボートを置く場所・・・)
車を置けるスペースがある。
そこに置けば最高のBBQスポット、岩陰エリアへ劇近なのだ。
キャンプ機材が多かったので素晴らしくありがたい距離だった。
(江井海岸参考)
人もほとんどいなくて適度に岩や木があり
雰囲気があってかなりいいスポットです。また昼過ぎに着くと
岩山の影がいい具合にできテントをたてずとも気持ちよく
BBQを楽しむことができる。心地よい海風に煽られる
海鮮の香り。海を見ながら飲むビール、都会のどんな高級
レストランにも出せない自然の贅沢がここにはあります。
明石の市場で買い込んだ魚介類の中でも荒塩をふったあゆと
醤油に漬け込んだげそが最高に美味でした。
荒塩と醤油はマストアイテムです。同行人が予め準備して
くれていた枝豆やねぎま、おにぎりなども抜群で胃の隙間
が完全になくなるほど食べに食べた。
満腹といいながら、市場で買った桃を最後に食べたが
これも抜群に美味であった。
ちょっと海とも戯れて今回のメインである宿へ向かうことにした。
宿までの道はさほど混むこともなく到着。
泊まった宿は「人丸花壇」

http://www.hitomarukadan.com/  長年続く料理屋旅館です。
サービスもお部屋も最高でしたが、ご飯やお風呂のセンス
のよさに感動しました。あのレベルがあるなら設定値段が
安く感じられます。目上の人や外国人を招待するのにも最適
な宿です。華美ではない品のよい重厚感と調度品が何かこう、
あるべきところにあるといった感じでうまく置かれていることと、
こにくいセンスと演出が最高に落ち着ける空間を作っています。
ただきれいだけの新しい外資ホテルには絶対だせない
歴史と伝統が作り出した貫禄が、「日本人でよかった」と
最高に落ちつきながら幸せをかみしめること
のできる空気をかもし出しています。
本当におすすめの宿でした。是非行ってみてください。
(部屋(2F)の前に作ってあるお庭)
(女性用お風呂グッズ。かわいいポーチに
入ってます。タオルも紫。かっこいい!)
料理の前に入ったお風呂も素敵だった。
夕方、女風呂はヒノキ風呂。床からなにから総ヒノキ。
それが本当に素敵だった。露天は小さいのですがほっと
落ち着ける雰囲気を持っており、「満足」度は高いお風呂です。
適度におなかもすき、夕食開始。
今回は親のお祝いである旨予め伝えておくと心憎いサービス
をあちらこちらにちりばめていただけた。
お料理をめでたいづくしにしていただいたのはもちろんのこと、
座布団を特別なものにいいタイミングで変更したりと
主賓が喜んでしまう演出に非常に感謝した。
(これが全てではありません。最後のデザートも最高におしゃれで美味でしたが写真が・・・)
お料理は料理長のセンスが抜群で目で非常に楽しめながら
味は感動級。お昼をあれだけ食べておいてさらに結構な量が
あったにも関わらず全員完食。
また仲居さんもベテランで手際がよく見ていて気持ちよかった。
我らは長時間食べて飲んだおかげで夜の散歩も何もありません
でしたが夜は明石海峡がきれいに見えて素敵だそうです。
夜が早かったので朝は早く起きてもう一個の庭風呂に入った。
こちらはお庭つき露天が楽しめ本当に気持ちがいい。
お風呂に電話がついており、お風呂でお酒を飲むことができる。
ちなみにお酒は桶に入ってくる。ジョッキも木製で本当に素敵。
最高にご機嫌になれます。
朝ごはんも割と豪華。
おいしく頂いて素敵な館内をうろついていると
すっかりチェックアウトの時間が迫っていた。
今回は内容をはしょりましたがちょっと優雅に心をリセット
したい方に非常にいいプランだと思います。ご参考になれば。

過去旅シリーズ


旅データ

◆場所:京都 実相院

◆日時:2004年11月20日

◆人数:2人

◆交通:電車&バス


<序章>

秋の週末は無駄に過ごせない。
また無計画に始まったこの週末も駅の紅葉情報から
適当に選んだ実相院へ行くことにした。
また例の京都の有名ケーキ屋に真昼間から向かい、
幸せ度を上げてから目的地へ向かった。



河原町からバスで1時間もかけて目的地、実相院へついたころには夕方になってい
た。(他の行きかたをすればもっと早くつく)
ここ、実相院は塗り床に映るお庭の紅葉が有名なお寺だ。



全く知らなかったのだが最近、頻繁にTVに取り上げられていたらしく
場所と時間の割には結構人がいたように思う。
お庭は赤とオレンジと黄色と緑が芸術的に重なりあう高レベルの紅葉が堪能できる。
素晴らしい絵画の前にしばし立ちすくすのと同じ感覚だ。
ちなみにお寺でお茶も飲める(もちろん茶菓子付)
そのお庭の横にある石庭もまた素朴でよろしい。
1時間弱紅葉に見とれて寺をあとにする。
バス停に行くとバスはまだまだ来ない様子だったので駅まで歩いた。
ひとけのない道もまたオツであった。
目指していた駅に着いたがまた電車の来る様子がないので
更に地下鉄の駅まで歩くことにした。
実相院のHPには地下鉄国際会館前からバスとなっていますが
歩いても(多分)いける・・・はず。
今日は私のお気に入りすし屋に相方を連れて行くことになっていたので予定通り向か
う。すしはこれまた予定通りおいしかった。
うにを何回食べんねんって程食べた。
この後、また予定通り週末の終焉にブルーになるのである。今回は手短に。

またも過去旅


旅データ

◆場所:河原町、七条

◆日時:2004年11月7日

◆人数:2名

◆交通:電車


<序章>

またマニアックコースを歩く予定だった。
しかし、紅葉が未+2人とも疲れていたという理由から
前々から気になっていたケーキ屋「キルフェボン」をメインに据えた
今日が始まった。
いつも通りすぎるだけの河原町は久しぶりに歩くとやはり京都情緒が漂っていた。

ケーキどき(そんなときはあるのか?)に行くと入れないという情報を入手。
予定通りお昼時に到着。
今年最高と賞賛するに値する素敵な笑顔のお兄さん
に迎えられぎりぎりすんなり入れた。
入るなり陣取る長方形のショーケースには魅惑的なケーキたち。
季節柄、柿や栗、りんご、ポアールなどをふんだんに使ったケーキが
工夫を凝らした姿に変身して誘いをかけてくる。
通常のケーキ屋にある定番ものも非常に完成度が高い。
思わず店員さんにお勧めをくせで聞いてしまった。
今はりんごと洋ナシらしい。
きいたからにはそれを使ったケーキを食べようというところまでは決まった。
が、りんごのケーキひとつをとっても種類があるのだ。
散々迷って見た目で選んだケーキはお酒がきいていることで
非常にあっさりとしたクリームとりんごの触感が絶妙な素晴らしいケーキだった。



ちなみにすっかり脇役と化した紅茶もおいしいのである。
店内のかわいらしい雰囲気にすっかりごきげんマダムと化していた。
おしゃべりが盛り上がってきたところで評判どおり混んできたので席を譲った。

とりあえず今日はケーキ屋しか頭になかったので
近くにある三条の駅でここから近い文化的に過ごせる場所を
探そうということになった。
3分くらいで駅について早速観光MAPのようなものを見ていると
相方がむしょうに三十三間堂に行きたいと言ってくれたおかげで
行き先はすぐに決まった。
早速京阪に乗って夢中で喋っていたら降り損ねた。
これには笑えた。
せっせと次の駅で乗り換えて今度は無事七条で降車した。

降りたはいいがどちらへ向かうかもわからず適当に歩いていたら
右手に目的地が現れた。
2人とも別々にだが一度は来ているはずの三十三間堂。
なのに本当に感動した。
庭園からして美しくその大きな建造物は畏怖堂々としていて
お前は何モンやねんという感じだが
「みよ、これが日本の文化だ」とどこへ向かってか知らないが誇示したくなる、
なんでしょう、この何ものも敵わない感じの絶対的な存在。
外人よ、こぞってここへ来て日本の素晴らしさを体感して
そして口伝えに広めてくれ、日本はやはりすごいぞと。
中へ入ると私語厳禁などと書かれなくても言葉を失います。
(すぐに取り戻したけど)
中国の兵馬俑なんて比にならない。
数にも圧倒されるがそのひとつひとつの細かい彫刻のレベルの高さよ。
1体でもおどろく緻密さの彫像だと思う。
三十三間堂の見どころは、長大な堂内をびっしりと埋め尽くすようにして立つ
千手観音像。
写真でご紹介できないのが残念ですが、
(日本人のみなさん、中学の資料集を見てください。絶対載っています。)
本像の千手観音坐像(国宝)を中心に、
左右に10段50列で500体ずつ千手観音立像が整然と並んでいる様は圧巻です。
この1001体の観音像、正しくは「十一面千手千眼観世音菩薩」といい、
頭上には11のお顔をつけ、両脇には40本の手を持ち、
1本の手が25種類の世界で救いの働きをし、
40を25倍して「千手」を表しています。
千一体の観音像は、仰いだ角度のままひとりでに一つのこらず
拝めるように安置されており、
その中には、会いたいと願う人の顔が必ずあると伝えられている。
本当に型をおこしてバンバン作ったかのように
1体1体が精密に製作されているのですが
何と微妙に表情や顔の大きさが違うのです。
後ろにいた外人もため息と共に「Amazing」と言っていた。
アメイズィングだろうなぁ、ほんと。
これぞ日本人の特長であり強みの集大成ではないだろうか。
「MADE IN JAPAN」パワー、こんな性質が半導体やICチップなんかを
いち早く高性能にするのです、とか思ってしまうのは
日本があまり世界で(政治家レベルで)評価されないからだろうか。
(友人たち(海外の)は日本はやはりすごいと評価してくれる)
今のフリーターだったら手をひとつ作ったくらいでギブだろうな。
「だりぃ」とかいっちゃって。
んなことはさておき、¥600が本当に惜しくないほどに満足した。
ちょうど気分が高まっているところでお決まりのようにうっている
お守りなどは少々胡散臭かった。
そこにあった曼荼羅図が欲しかったが高かったので購入しなかった。
曼荼羅には大変興味がある。
あの図にこめられたメッセージや真意を文献からではなく自分で読み解いてみたい。
大変好奇心旺盛な相方がおみくじを引いていると
鹿児島からの修学旅行生に巻き込まれてしまったので急いでここを後にした。

もちろん、このあとも無計画なのだが幸い見所が密集しているため
足のおもむくままに
目の前の美術館もそのいでたちから貫禄があったが
展示物に興味がなかったため素通りして
何やらありそうだと思われる方向に歩いて行き適当に入った
何とか門跡は何もなかったが
一旦行くのを辞めた智積院は訪れた時間も絶妙で
夕日の照明とまばらなひとけが最高だった。
メインのお寺からは小僧たちのまだ慣れぬ声で変わった
(聞いた事のないリズムだった)
お経が聞こえてくる。これは忘れられない。
お庭もきれいに整備されていて大変好ましい穴場だった。




ケーキしか食べていない私たちの腹時計が大きくなっていた。
何回も道端の和菓子やに目を奪われるも頑張って京都駅まで歩いた。
京都駅でも何度となくご飯を食べてしまおうかと思ったが
それも振り切って一路大阪へ。

今日はどうしてもすしが食べたいと昼から決めていた。
すっかりすし腹になってしまっている私たちは一目散にすし屋を目指した。
一口目の幸せはトイレを長い間我慢したあとのようだった。(汚い?)
でも予想外に量は食べることができなかった。

色々なことに満足した旅の最後は2人で明日からのブルーを絶対口にすまいと努めな
がら笑顔で終わった。