今日は9.11だ。思ったよりそれ関係の報道は少ないように感じた。
どこも厳戒体制に違いない。今の時点はまだ何が起こるかわからないが。

ロンドンテロ以降、更に空港での取締が強化された。我ら旅行好きには石油高騰と同じくらいやっかいだ。
もちろん安全が確保されるので非常に重要なことであるが目薬やマスカラなど液体系は全て持ち込めない。

以前はものすごく小さい眉きりバサミを没収された。あんな小さいはさみでどう襲うねんっといいたい。

取調べといえばイスラエルからの出国は大変だった。尋問のあげく荷物を全部ひっくり返されて調べまくられる。
日本人はかなりの確率で調べられる。友人と一緒に行った場合、1日目から行動や宿泊施設名
などバラバラにされて一致するか質問されまくるのだが、我らの場合ももれなく。
ただでさえ物忘れの激しい友人、ものすごい早い英語に
てんぱったのか案の定、私と話の内容が食い違い即取調室へ・・。

(この話は後に詳しく書きますが)テロのおかげで厳重すぎるぴりぴりした状態だった。


以下『ウィキペディア(Wikipedia)』より

アメリカ同時多発テロ事件 (September 11, 2001 Terrorist Attacks) は、2001年 9月11日 アメリカ合衆国 で起きたテロ 攻撃事件。 9月11日におきた事から9.11(きゅうてんいちいち)と呼ばれることがある。

概要

イスラーム過激派 によってハイジャック された4機の大型ジェット旅客機 が、アメリカ国内の複数の地上施設めがけ意図的に激突し、約3000人の犠牲者を出すなど甚大な被害を及ぼしたテロ事件。テロ事件としては史上最大の被害となった。

2004年 11月はじめ、オサーマ・ビンラーディン ビデオ を通じて「モハメド・アタ を通じて犯行を指揮した」と証言している。

イギリス やアメリカなどの英語 メディア では、この事件を「9.11」(ナイン・イレブン)、「9月11日の事件」 (Events of September 11)、 「September Eleven Terror Attacks」などと呼ぶことが多い。中国語 圏などにおいても、一般に「九一一事件」と呼ぶ。

この後、アメリカは対テロ戦争 として、アメリカのアフガニスタン侵攻 イラク戦争 を行うこととなる。


ハイジャックされた旅客機

アメリカ当局の発表によると、事件の概要は以下の通りである。

9月11日、マサチューセッツ州 ボストン バージニア州 アーリントン ニュージャージー州 ニューアーク を発った4機の旅客機が、モハメド・アタ を中心とするアラブ系のグループによってほぼ同時にハイジャック された。彼らはコックピットを乗っ取り、2機がニューヨーク マンハッタン 、2機がワシントンD.C. へ向かった。

なお、乗っ取られた4機のうち2機がアメリカのボーイング 社製のボーイング767 型機で、残りの2機がボーイング757 型機であるが、この2種類の機材は、運行する航空会社 パイロット の互換性を持たせるためにコクピットの操縦システムが基本的に同じものが使われており、ともに2人のみで操縦できるため、あえてこれらの機材が運行されている便が選択されハイジャックされたと見られている。また、ハイジャック犯はこれらの機材の操縦方法を、事前にフライトシミュレータ で訓練していたことが明らかになっている。

ハイジャックされた旅客機の乗客・乗員は全員死亡が確認された。


アメリカン航空11便

アメリカン航空のボーイング767(写真は胴体延長型の767-300)
拡大
アメリカン航空のボーイング767(写真は胴体延長型の767-300)

ボストン発ロサンゼルス 行きアメリカン航空 11便(ボーイング767 -200・V334AA)は、乗客81名・乗員11名を乗せて、午前7時54分に遅延出発した。午前8時14分頃にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。午前8時23分に進路を急に南向きに変え、午前8時46分にニューヨーク世界貿易センター の超高層ビルであるツインタワー北棟に突入し爆発炎上。離着陸時の事故と違い、機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。
また衝突の瞬間を
フランス のテレビ局から取材に来ていた兄弟のカメラが偶然にも撮影。ビル近隣にある消防隊の平凡な日常を描くはずであった彼らの番組は直ちに未曾有の事件に対峙する消防隊の活躍を記録するドキュメンタリーとなり、のちに日本でも放送された。


ユナイテッド航空175便

ボストン ・ローガン空港発、ロサンゼルス行きユナイテッド航空 175便(ボーイング767 -200・N612UA)は、乗客56名・乗員9名を乗せて、午前8時14分に遅延出発した。管制部とアメリカン航空11便のハイジャックに関する交信を交わした後、午前8時43分頃までにハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様。直後にアメリカン航空11便を追うようにニューヨークへ進路を変え、午前9時3分に世界貿易センタービルのツインタワー南棟に突入し爆発炎上。なお、離着陸時の事故と違い高速で建築物に激突・炎上したため機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。

11便の突入で多くの報道陣と見物人がビルの周りに集まっており、続く175便の突入では数多くの映像と写真が記録された。


アメリカン航空77便

アメリカン航空のボーイング757
拡大
アメリカン航空のボーイング757

ワシントンD.C. (ダレス国際空港)発ロサンゼルス行きアメリカン航空77便(ボーイング757 -200:N644AA)は、乗客58名・乗員6名を乗せて、午前8時20分に出発した。午前8時50分ごろまでにハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。直後に向きを北向きに変え、すぐに南へ転回し、しばらくして東へ進路を変えた。最初の針路離脱から3分間は管制塔と機長が交信していたが、通信不能となった。午前9時38分にアメリカ国防総省 本庁舎(ペンタゴン )に激突し爆発炎上。離着陸時の事故と違い、高速で建築物に激突・炎上したため機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。

激突の瞬間の映像がペンタゴンの駐車場の監視カメラによって記録された。また、付近を通行中の多くのドライバーや歩行者によって激突の瞬間が目撃された。映像によるとほぼ水平の状態で地面を滑走しながらペンタゴンに衝突したようだ。

なお、一説によると77便はホワイトハウス に向かおうとしたが太陽の反射で前が見づらく、たまたま近くにあったペンタゴンを狙ったのではないかという説もある。


ユナイテッド航空93便

ニューヨーク (ニューアーク空港)発サンフランシスコ 行きユナイテッド航空 93便(ボーイング757 -200、N591UA)は、午前8時42分、乗客37名(4人のテロリスト 含む)・乗員7名を乗せて、41分もの遅延で出発した。乗客の電話での通報によると、午前9時27分にハイジャック され、コックピットを乗っ取られた模様である。オハイオ州 クリーブランド付近で進路を南に変え、さらに南東へ向かった。ワシントンへ向かうことを管制官に通告、標的はアメリカ合衆国議会議事堂 、あるいはホワイトハウス であったとされている。

午前9時57分、機内電話や携帯電話 による外部との連絡で、ハイジャック の目的を自爆テロと認識した乗客が反乱。午前 10時3分、ペンシルバニア州 ピッツバーグ 郊外シャンクスヴィル(ワシントンD.C.から15分の場所)に、時速580マイル(時速933km)もの猛スピードで墜落した。公式の調査報告書では、乗客はコクピット内に進入できず、テロリスト の操縦により機体を墜落させたと結論づけている。なお、地震計のデータから墜落の時刻を午前10時6分とする説もあったが、後にこの時刻を算出した地震学者本人により撤回されている。加えて、携帯電話で地上と交信することは物理的に不可能とする見方もあり、この情報の信憑性も若干、揺らいできている。

離陸からハイジャック 、墜落までの乗員乗客の行動を基にした映画『ユナイテッド93 』として2006年 に公開された。

また、93便には日本人大学生1名が搭乗しており、日本 へ帰国する為にサンフランシスコへ向かっていた最中に巻き込まれた。


被害


世界貿易センタービル

世界貿易センタービル南棟にユナイテッド航空175便が突入した瞬間
拡大
世界貿易センタービル南棟にユナイテッド航空175便が突入した瞬間
崩壊した世界貿易センタービル
拡大
崩壊した世界貿易センタービル

世界貿易センタービル・ツインタワーの北棟は、8時46分にアメリカン航空11便の突入を受け、爆発炎上した。1機目の激突は数日前から地元消防署の日常を取材していたフランスのテレビ局から派遣の兄弟によって偶然撮影され報道されている(この時点では多くのメディアが航空機事故として報じた。1機目の情報を受けたブッシュ 大統領も事故だと考えた)。

続いて、9時3分に南棟がユナイテッド航空175便の突入を受け、爆発炎上した。2機目の激突は1機目の激突後にテレビ 中継を行っていた際に発生し、日本 を含む世界各国に1機目の衝突を臨時ニュースとして国際中継していた間におこった出来事であるため、前代未聞かつ衝撃的な映像を多くの人たちがリアルタイムで見る事となった(この時点で、事故ではなく事件であることが認識された)。また、撮影クルーが多くいた為、旅客機が激突する瞬間が多くのカメラマンにて撮影されている。

ツインタワーは、大型ジェット機のボーイング707 が突入しても崩壊しないよう設計されていたはずだった(あくまで衝突のダメージのみを換算されていたものであり、ジェット燃料の延焼による火災のダメージは換算されていなかった)。だが、実際に高速で突入した同サイズのボーイング767 によってビル上部は激しく損傷、漏れ出したジェット燃料 は吹き抜けを通して下層階にまで達し、爆発的火災 が発生した。次いで火災の熱による鉄骨の破断でタワーは強度を失い、9時59分に南棟が突入を受けた上部から砕けるように崩壊した。崩壊による破壊力で北棟もバランスを失い、10時28分に南棟と同様、砕けるように崩壊した。かつて世界最高を誇ったツインタワーは両棟ともに上階より完全に崩落するという大惨事に至った。

ツインタワーは特に北棟で人的被害が大きく、死者は約1,700人で、航空機に突撃されたフロアの階段は全て破壊され避難経路が遮断された92階以上の在館者全員が死亡したとされている。南棟も同様に激しく炎上したが、こちらは外側に少し反れて激突したため反対側の階段の損壊が免れたため突入フロア以上でも延焼の少なかった部分にいた人など十数名が無事避難していて、突入前の未然避難者も含めると約7割の人が生還している。

崩落時の破片などの影響で、敷地内の他の4つのビルも崩落・炎上し、敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落。道路は完全に封鎖、世界貿易センターの地下をターミナルとしていた地下鉄やパストレインもトンネルの崩落で走行不能に陥った。これらのことからニューヨークでは合計で2749人が死亡するという大惨事になった。

さらにこの2機は離陸したばかりの大陸横断旅客機であったため、激突時には大量の航空燃料を搭載していたことから、完全に鎮火するまで数ヶ月を要している。

この事件以降、世界貿易センタービル跡地はグラウンド・ゼロ (爆心地)とも呼ばれている。




9.11テロに関する豆知識

  • 「WTCの住所である「Q33NY」をウインドウズのフォント 「Wingdings」で絵文字化すると飛行機とその先に二つのビル、そして死を象徴するドクロやダビデの星が浮かび上がる」とする噂やチェーンメールがテロ当時インターネットを通じ広がった。しかし、実際にはビルとされる形は前後の“2”“4”を絵文字にすればわかるが、書類を示す絵文字であり、また、実際のWTCビルの住所とも違うので、“N”のドクロと“Q”の飛行機、“3”の書類を見て誰かが作成した都市伝説 の類と思われる。また、ビルの住所のかわりに、ハイジャックされた飛行機の便名やバス停の名前とするバージョンもある。[5]
  • また米ドル紙幣(1ドル以外)を折り紙すると、印刷された絵(ホワイトハウスと樹木)がWTCが炎上 (5、10ドル) →崩壊 (20、50ドル) →崩壊完了 (100ドル) に見える。これは実際に折ってみればわかるが偶然の賜物とはいえ、かなりリアルに描写できる。米国紙幣はWTCが建築される以前からデザインが変わっておらず、この事件は既に予期されていたのではないか、という非科学的な噂がある。

詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%8C%E6%99%82%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%83%86%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E3.83.8F.E3.82.A4.E3.82.B8.E3.83.A3.E3.83.83.E3.82.AF.E3.81.95.E3.82.8C.E3.81.9F.E6.97.85.E5.AE.A2.E6.A9.9F

関空が中東へのゲートウェイに、サウジアラビア航空が就航

 9月6日から、サウジアラビア航空が関西空港に就航します。路線は関西から
マニラ、リヤドを経由してジェッダへ運航するもので、運航日は水曜日の週1
便。ボーイング747-400型機を使用し、座席数はファーストクラスが36席、ビ
ジネスクラスが32席、エコノミークラスが290席です。
 関西空港は現在、エジプト航空、エミレーツ航空、カタール航空など、中東
をハブとする航空会社の就航が多く就航しており、就航都市はジェッダ、リヤ
ド、ドバイ、ドーハの5都市へ週15便の運航となります。中東へのビジネスや
観光には、関西で1泊観光を楽しんでから出発というスタイルも、今後は流行
るかもしれませんね。
旅といえば現地語がわかるに越したことはありません。最低でも英語が
できるか否かで楽しみ方の幅が変わりますね。
逆に言葉が通じないのが楽しかったりもしますが。

そんな言語に関する面白い記事がTIME ASIAにあったので掲載。

The U.S. State Department's Foreign Service Instituteによると非常に難しい言語TOP5が
次です。

中国語
広東語
日本語
韓国語
アラビア語

彼らからするとアジア言語は怪文書のようなんでしょうね。

Language Barriers
Is It Too Late to Try?

Posted Monday, June 19, 2006; 20:00 HKT



When the humorist Dave Barry went to Japan in the early 1990s, he attempted to learn the language by reading a paperback phrase book, Japanese at a Glance, on the flight over. "That is not the method recommended by experts," he wrote. "The method recommended by experts is to be born a Japanese baby and raised by a Japanese family, in Japan."

The language of the moment is Chinese, and the expert advice is depressingly similar. If you didn't start speaking Mandarin while you were in diapers, it's highly unlikely you'll ever be mistaken for a Beijinger. The U.S. State Department's Foreign Service Institute ranks Mandarin as one of five "exceptionally difficult" languages (the others are Arabic, Cantonese, Japanese and Korean). The average English speaker requires 2,200 class hours to reach proficiency, according to the Foreign Service Institute. That's more than three times the amount of time needed to master French or Spanish. If you could somehow make learning Chinese your 40-hours-a-week job, it would take you nearly 13 months—and forget about technological shortcuts. "Computerized language-learning programs and materials have helped marginally," says John Berninghausen, professor of Chinese at Middlebury College in Vermont. "But there are, at least thus far, no magic bullets."

It's not just Chinese that vexes us. Our ability to effortlessly absorb a new language—any new language—begins to decline by age six, according to Robert DeKeyser, a professor of second-language acquisition at the University of Maryland. By the time we are 16, we have lost just about all hope of being able to speak a second language without a telltale accent, DeKeyser says. The reasons why children have a remarkable capacity to absorb new languages that adults generally lack are unclear. Some researchers studying the brain believe the answer may lie in a fundamental process by which grey matter develops. As we age, nerve fibers in our brain become sheathed in a protective coating made of fats and proteins. This coating, called myelin, boosts the speed of signals moving through the brain, but it also limits the potential for new connections. "It's as if you have a lot of tracks where people walked around the countryside and somebody came down and put asphalt on them," says Mike Long, who also teaches second-language acquisition at the University of Maryland. "Those roads are stronger and better, but they also limit possibility." In other words, adults find it difficult to alter the way they communicate because they become wired for their native tongue.

Difficult—but not impossible. In some areas, such as vocabulary memorization, older students can actually outperform younger peers. "Adults shouldn't say 'I'm too old to learn,'" says Long. "All over the world, millions of people have become extremely good in a second language, even when they started in their 30s and 40s." You can't expect to soak up Chinese like a sponge, but you do have the ability to concentrate and to study for hours on end. Unfortunately, if you want to learn Chinese, that's what you'll need to do.

これは私のAUS滞在半ばもすぎた頃に始めた一人旅の
折り返し地点で友人に送ったメールです。
ここへ辿り着くまでに様々なストーリーがあったのですが
それはまた後にします。

====

<現在地>ポートダグラス
<脂肪情報>かなり筋肉質。だって痩せたら重過ぎる荷物がもてないんですもん。

第一章;旅人

シドニーから北へ北へ上がること50時間以上。
さほど心を揺さぶられることもなかったAUSが今では好きになった。
人間、チャームポイントをみずして判断してはいかんですね。

星が目に入りきらなくて
海が神がかり的偉大さで
鳥達が色鮮やかで
空がそれらをひきたてていて
当分日本には戻れません。
それどころか、自然界にいる私は
人間界に戻れるのでしょうか。

ウィットサンディは人生で1番信じがたいビーチでしょう。
グレートバリアリーフはやはりグレートだった。
メインタウンよりもたまたま立ち寄った小さな町々が
AUSにイメージアップに貢献している。

寒さから逃れ
ダーウィンまで足をのばすつもりだったが、
海に魅せられた私は
海と共に生きるため
東の上下運動を繰り返す旅人になるでしょう。

もぐれ
波に乗れ。

熱帯雨林をみてはブラジルに思いをはせ
壮大な海をみてはカリブに恋焦がれ
私の人生も流されっぱなし。

うそのような非日常世界が続く昨今、
現実界へ戻れるのでしょうか。

とりあえずヒッピーとサーファーの街バイロンへ向かいます。
====
かなりテンションあがったメールを送っています。今でも
これを読むと当時の青い空と青い海。爽やかな気候とノンストレス。
開放された日々の中にいたなぁと思います。
上記にでてくるウィットサンディのホワイトヘブンビーチは
本当に真っ白で、船で渡ってきた人しかいないので混むことも
ない素晴らしいビーチでした。
グレートバリアリーフもアウターまででるとやはり雄大で
感動します。やはりAUSの海は美しい。もちろん場所によって
かなり表情を変えますがどこも大好きだった。
また海沿いのカフェなどでボーっと座っているのが
この上ない幸せに感じられる気候も大きな恵みだなぁ。
これもおいおい書きますがこのテンションあがりきったメールを
書いたポートダグラスは素敵な町です。新婚さんはケアンズでは
なくてちょっと足を伸ばしてポートダグラスまで行くことを
お勧めします。
町全体がおしゃれに落ち着いていて私は非常に気に入った。
ケアンズからは車で1時間ほど。
ちなみにバッパーの皆さんはケアンズでYHAに泊まればそこから
無料バスが走ります。ただし、ポートダグラスもYHAに泊まらねば
なりませんが、このポートダグラスのYHAがリゾートホテルみたい
で素敵なんです。お値段はもちろん他と変わりません。
  
絶対高いところに泊まる必要はない。キッチンなどはもちろん共同
だが、この共同スペースが楽しい人たちとの出会いの場なのである。
ちなみにこのあともっと上のケープトリビュレーションという雨林
のなかにあるYHAにも泊まってみました。ここも相当お勧め。
夜はびっくりするような満点の星が見れます。ここは強く行かれる
ことをお勧めしておきます。
雨林探検はもちろんのこと早朝カヤックにも挑戦!早朝カヤックは海
をカヌーで進んでいくのでかなり過酷でしたが朝日を海に浮かんで
見るのは相当感動です。
ちなみにケアンズセントラルYHAです。
ケアンズにはもうひとつYHAがあります。・・・・とこれら旅行の
詳細を書き出すと止まらないので、これはおいおい書きます。
AUSには2002年の1月~7月(8月だったかも・・・)まで滞在していた。


詳しい内容はおいおい書くとしてその時に友人たちに送っていた
メールを旅に出た後半部分からまず掲載していこうと思う。

その後、詳細な行程、行動、おすすめの地などを記載したい。

大まかな滞在内容は

1月頭:まず家族とシドニー、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルンを
周る。もれなく私と同じDNAを持つファミリーは私がAUSに行くときくやいなや
勝手に自分達も行く計画を立ててしまった。メインイベントはメルボルンで
開催されるテニスのAUSオープンの観戦。(松岡修造氏に出会った)
テニス好きのわが家族はせっせと観光そっちのけでテニスの試合に
通いつめた。準決勝、決勝も見ることができ大満足だった。

シドニーへ戻り、そこで家族と別れ、今度はいつも私の長期滞在にはお見送りと
お迎えに登場する友人がシドニーへやってくる。3日ほど共に過ごす。
あっという間にお別れ。

私は宿も学校も何も決めず片道飛行機のみでやってきたのでこの日から
とりあえず安いバッパーに移って学校と住処探し。

毎日野菜と果物を食べながら歩き回っていたおかげで地図に強くなり
更にまるでアスリートのような風体になった。

2週間ほどしてオーストラリア人とドイツ人×2のシェアハウスを見つけ
移動。学校も頃を同じくして決める。

ここから1ヶ月は学校通い。学校と言っても午後から少し会話をやるだけ
なので自由時間はたんまり。
午後以降はクラスメイトと飽きずにカフェやバーで喋り狂う日が続く。
それ以外は図書館で勉強するかカフェで会話を盗むか。
割とお金を使わずに勉強することに熱心だった。
それにしてもお酒はたしなむ程度にしか飲めない私がよくあんなに
毎日PUBで朝方まで飲みまくっていたなあと自分でも夢のような
日々です。ここでも旅行好きを発揮してせっせとバスや電車を乗り継いで
シドニーを探検することにも余念がなかった。

そんな気合を入れて勉強をするつもりもなかったので1ヶ月でその学校
は終了し、あとは友人と会ったり、AUSという最高の環境を活かして
独学に励む。

ここでも人脈には恵まれ、大金持ちのシンガポール人に古美術のディーラー
やらないかとか、日本で知り合ったAUS人の女性にうちの会社で
働いてみない(ちゃんとした教育機関)?とか色々誘われた。どれも
ちょっとずつかじりつつも頭半年は働かないと決めていたので本格的
には働かず楽しむことに重点をおく。

シドニーは大好きなカフェが点在し、美しい海も歩いて行ける最高の
場所。意外におしゃれエリアもあり、買い物も楽しい。
電車に乗ってあちこち探検していた。

飽き性の私は3ヶ月もすると旅にでたくなった。
AUSには便利な長距離バスが沢山走っている。とりあえず海沿いを
旅しようと決めた数回乗り降りできるケアンズ行きのバスチケットを
手に入れ、どこで住み着きたくなるかわからないので
荷物を全部持って(60KG以上は軽くあったと思う・・)旅にでる。

変わらない景色が続くもワクワクする。やはり私は旅がすきなのだ。
一人で移動していると友人が沢山できる。これが一人旅の醍醐味だ。
旅で出会う友人は概して価値観が似ている。おかげで瞬時に
仲良くなれる。そしてこれが永遠の友情となる。
この旅で出会ったマレーシア人とシンガポール人の友人は
今でも毎日メールが来るほど仲がよい。

絶対立ち寄りたかったバイロンベイもとりあえずスルーして
ものすごくマイナーなチルダースという”ど田舎”で私は1ヶ月半も
暮らすことになる。何をしていたか??ワーホリ人には有名な
ピッキングを体験したくてそこに住み着いた。評判どおり、
ヨーロッパ系の人が多く、英語の勉強にはもってこいだった。

そこで割とお金を稼いだおかげで心が広くなりここより後の
旅はクルージング三昧になる。

ここから先は気に入ったビーチがあれば降りて適当なバッパーに
好きなだけ泊まりその町と海を堪能する旅が始まる。

アーリービーチではカフェの人たちが誕生日を祝ってくれたのが
今でもいい思い出だ。

ウィットサンデー緒島、ホワイトヘブン、数知れない美しすぎる
海と島をクルージング、シュノーケリングしてまさにAUSの宝を
堪能した日々であった。本当に大自然であった。

そうこうしながら終着ケアンズ。

ケアンズははっきり言って私には魅力のない街だった。
到着直後からすぐに飽きて、YHAから出ている無料バスで
もっと上にあるポートダグラスへ向かう。
ここは非常におしゃれで落ち着いた素敵な街であった。
新婚旅行におすすめしたい。

またケアンズに帰って来て島巡りなどしながら数日過ごしていたが
すぐに退屈になりまたバスを予約してシドニーへ戻ることにした。

シドニーへはバスで約50時間。AUSはでかい!!
今回はお目当てのバイロンベイまで一気に行った。途中、みんな
どんどん下車していく。バイロンまで直で行ったのは私一人
だった。恐らく33時間ほど乗っていただろう。トルコの24時間バス
を抜いて最長記録となった。
これくらい長くなると頭が痛くなる。あまりおすすめしない行程だ。

とにかく横になりたかったのでバスから降りて適当なバッパーを
探す。今回も大部屋。女ばかり10名ほどいたか??
この部屋の人がいい人ばかりでかなり仲良くなった。
中でも前出のマレーシア人の女の子とはたった1.5日しか過ごして
いないのに前からの親友のようであった。
このバイロンベイ、かなり神聖で趣のある場所でAUSいちお勧め
だ。ここに住み着こうかとも思ったがやはりシドニーへ帰る
決心をしてまたバスに飛び乗った。

懐かしいシドニーである。ここでものすごく奇遇な再会を数人と
果たす。とりあえずちょっとだけ学校へまた通って今度は働こう
と思ってた。数日、バッパーで過ごしながら家を探す。
今度は韓国人軍団の家に住むことになった。

色んな職も見つかっていたがもろもろの理由で帰国することが
ほどなく決まった。中途半端なワーホリみたいでいやだったが
英語は割と実践で伸びていたので潔く帰ることにした。
じっくり学校に通って完璧な英語を身に付けるのも悪く
なかったかなと思ったりもするが、これが私のスタイルなんだろう。

来てすぐの学校で仲良くなった香港人を訪ね香港へ、そこから
例の送迎友人と台湾で会うために2カ国経由し、諸事情により
関西ではなく千葉へ帰ることになった。私はまだ旅をしている
気分だった。

・・・・・・・・・

ざっと書きましたがそれぞれの場所に、そして1日1日に
エピソードがあります。それはおいおい場所毎にわけて書きたい
と思います。また、お勧めの学校や宿など詳細な情報もあわせて
記載する予定です。

何分、4,5年前のことなので記憶が薄れておりまして内容も
一緒に薄くなることご了承下さい。

時代の流れから癒しや健康分野に興味がある。

中でも様々な手法の原点といわれるアーユルヴェーダには

ことさら興味がある。


インドに行って学んでこようと思い色々調べていたら

こんな至福のコースがあったので記載しておきたい。


http://www.kairali.com/healthpack.htm
http://www.somatheeram.com/japanese/index.htm
http://www.sreesankara.com/html/tour.htm
http://www.sreesankara.com/html/tour.htm


なんともバッパーらしからぬリッチで心地よい旅では

あるが。


こういったラグジュアリー空間でずっと過ごすといった

ヨーロピアンがすきそうなスタイルは今まで皆無である。


ちょっとこういうのにも挑戦してみようかしらと思う

企業戦士の今日この頃である。

今CMでもガンガン流れている HISのいいホテルキャンペーン

http://www.his-j.com/kix/e-htl2/fair_tour/0908a-kul-m01.html



この原油高等で近場も気がつけば高くなっている今、この価格設定は

何もリッツやマンダリンに泊まれなくても安いと思う。


いつもはお決まりのようにバッパーだが、こういうのも悪くないなぁと

WEBを熟読した私は疲れているのか?


社会人はこういったキャンペーンをどんどん有効利用して頻繁に

海外に出かけないとなかなか行きたいと思っている場所に生きている

間にいけないですね。

当面旅行記はお休みして旅情報を掲載しつつ、今後のたび計画を練って行きたい。


以下、面白い議論がWEBで展開されていたので抜粋。うーむバングラデシュ、興味が

湧きました。


観光客ずれしてない国! (31)

1 名前:Ganesha 投稿日:2005/01/29(土) 11:55:44
この、スレッドは観光客ずれしてない国を語るスレッドです。
ちなみに自分の観光客ずれしてないと思った国は、バングラデシュです。

ここの国以外あるのでしょうか?


14 名前:あいうえお 投稿日:2005/01/29(土) 20:10:48
タイもラオスもベトナムもバリもすれています。
後3国は外人料金の設定(ラオスで倍)、やボリ行為(ベトナム、バリ)で
わかります。

アジアではミャンマーか。
ヨーロッパではラトビア、スロベニア、スロバキア、アイルランドか。



15 名前:tiktik 投稿日:2005/02/15(火) 12:54:55
体験談その1
 ラオスで泊まったゲストハウス(中国系)で両替したが、あとで別なところではもっといいレートだと知った。
 その話をオーナーにすると、諦めていたのに(頼みもしないのに)そのレートで換算し不足分を返してくれた。
体験談その2
 ボロブドゥールへ向かったローカルバスで回りの人が払った運賃より自分のが高い事に気づき、交渉すると差額を返してくれた。
  (インドでは一度払ったお金が戻るなんて考えられない!)
体験談その3
 バングラデシュで長距離バスに乗って運賃払おうとしたら、受け取らない。
 さらに途中止まったところでお茶を出してくれた。
 現地の友人がこの人はビデッシ(外国人)だと窓口で告げると、
 ラッジャヒからクシティヤへのバス料金は他の乗客より10タカですが割引してくれた。
幸い今まで訪れた国で、二度と行きたくないと思った国は一つもない!インドもすでに11回。


17 名前:ニュキ 投稿日:2005/04/09(土) 23:19:45
間違いなくナイジェリアでしょ。
外国人観光客なんて見たことないし、地元民はすれてなくてとても親切でしたよ。
これには異論も多々ありそうですが、自分はかなり印象良い国です。
(入国時の賄賂攻撃にはまいったが、それ以降は無問題)
同じ西アフリカのマリのようなすれまくった観光国に比べ、
とても気分良く旅が出来ました。
でも観光客が遭うような軽犯罪ではなく、
とんでもない重犯罪に巻きこまれそうな国ではあるが…。


18 名前:18 投稿日:2005/04/10(日) 02:53:35
バングラ


19 名前:南米ライダー 投稿日:2005/04/13(水) 16:03:04
パラグアイ


20 名前:memek 投稿日:2005/04/21(木) 21:38:54
>>16
観光客と分かっても、中国系シンガポリアンかマレーシアンと思われている。
で、インドネシアでは華僑は非常に嫌われている。
気付いていないんでは無く、相手にしたくないんです。
後、この国の人達って結構シャイなので。
でもかなりボッってくるんですけどね…


21 名前:タイ在住 投稿日:2005/04/23(土) 10:30:00
タイ人と東北・四国・中国地方を廻ったことがありますが、
あらゆる意味で秘境と呼ばれる場所の条件を満たしている、と言っていました。
特に冬の東北はブータンと同等、とまで言ってましたが(笑)

ブータンに憧れている方は冬の東北へどうぞ(笑)


22 名前:c 投稿日:2006/01/15(日) 19:12:57
ボスニアやセルビアじゃないかな・・・・。


23 名前:r 投稿日:2006/02/03(金) 15:00:24
マレーシアは観光客慣れはしてるけど「観光客ズレ」はしてない感じがします。
トライショーなんかも
おやじ「乗らない?」
ぼく「楽しそうだけど、今は歩きたい。ちなみにいくら?」
おやじ「1時間20RM(600円)でどう?」
ぼく「(お、ボルつもりないみたいやな)考えとくわ」
おやじ「OK。考えといて。じゃあな」
こんな感じが多いです。もうひと押しすれば乗るのに。

タイピンに行ったときに入った食堂では
店の人数人に囲まれて、「観光客、珍しいねー」となり
「日本人か。ようこそようこそ」
「うちのおばばにも日本人に会わせようぜ」となり、おばば登場。

コイン集めが趣味のおばばは日本のコインをプレゼント。
穴が開いてるのは珍しいと思い5円玉を。
「これはマレーシアの金でいくら?」と聞かれ
必死に金を払おうとしてました。
なんか、平和な気分になりましたね。
考えてみれば「タイピン(太平)」は「永遠なる平和」という意味です。



24 名前:天神橋 投稿日:2006/04/06(木) 18:14:55
意外とベトナムのニャチャンの下町とか、住宅地内のレストランなんかは全然すれてなかったし、
ベトナムとは思えないほどボラナカッタので未だに好印象をもってます。
ベトナムの他の町は未だにうんざりです。。。

インドネシアのバスなんかは同じインドネシア人からも相当ボッタクってましたよ。

自分の倍近い値段でチケット買わされてるインドネシア人もいたし、、、
ただ場所にもよるけど結構ちゃんと値切れるし、
意外とデンパサールからの長距離バスは実は買手市場です。
(行き先ごとにバスの発車時刻が決まっていて、複数のバスが同時刻に出るので)

ちなみに僕も中国顔で、
「旅行してる。」というと、
「ジャカルタからか?」とよく彼らに言われました。

25 名前:没有 投稿日:2006/04/07(金) 07:53:14

バングラデシュがやっぱダントツだったな。
次いでラオス。


26 名前:26 投稿日:2006/04/07(金) 11:32:22
ウガンダ、タンザニア、ラオス、シリア、ヨルダン、グルジア、イランかな。



27 名前:27 投稿日:2006/04/08(土) 06:20:41
ヨハネスブルグのダウンタウンですね。


28 名前:28 投稿日:2006/04/08(土) 09:29:46
ぐ~チョコランタンの国


29 名前:ஈ 投稿日:2006/04/08(土) 15:32:47
>バングラデシュがやっぱダントツだったな

ナトールからラッジャヒへのバスに乗った際、
車掌に運賃を払おうとしたら、
「(あんたはニッポン人だから)いらないって」
途中止まってお茶が僕にでた。
いくらって聞いたら。また
「いらない」
いろいろ旅したがこんなの初めて。
イランでも市バス(テヘラン)とかタクシー(イスファハン)、
只で乗せてくれた事あるけど。

31 名前:ஈだ 投稿日:2006/04/29(土) 21:49:36
イランでも
市内バス、タクシーが只だった事あります。
テヘランで運転手に切符を渡そうとしたら、いらないっていうジェスチャー。
イスファハンではタクシー乗っていくらと聞いたら、
いらないよって。
日本人だから?
僕だから?

もちろん、旅行好きの皆さんは周知であるとは思うが、グーグルアース

は意味もなくボーっとする時に非常によい。


http://earth.google.com/


是非、旅行のイメトレに・・・。


<メモ:ちなみにグーグルアースとは>

グーグルアースとは衛星写真を張り合わせて作った写真で見る世界地図のようなパソコンの地球儀です。ニューヨークやパリ、ロンドン等の主要都市部など、歩いている人の姿まで確認できるほどの高解像度です。3D機能もありますが東京あたりでは今はまだあまり必要ない印象です。
いつでもどこにでも行ける感覚は、さながらドラえもんのどこでもドアを手に入れた錯覚をおこします。
また一部ですがマップはグーグルの検索サイトとリンクされているの
で街の情報も一発で検索でき、便利な使い方もできます。


また、次はどこへ行こうかと計画を立てるのも非常に楽しい。

そんな下調べサイトのひとつを紹介。


http://global.navitime.co.jp/html/description/index.html


暇があったら

http://www.ryokojin.co.jp/  も面白い。


今後、旅行記とは別に国検証を行っていきたい。今回はそれの前触れ記事としておこう。

私はご存知頂いていることだとは思うが、何かイベントをした後は素敵な温泉に入っておいしいご飯を食べるのが至福の時である。そうやって過ごす休日が私にとって「休日を過ごしている」と実感させてくれる最も素敵な過ごし方だ。
そんな温泉、いつも肌がつるつるになるだの、何に効くだの効用をしっかりよんで友人たちと喜んでいるのだが・・・・

以下。


温泉-どこまで効くの? 科学的実証例、少なく

 

◇適応症・禁忌症-見直しの声も

 高血圧や皮膚病、糖尿病、神経痛……。温泉に行くと、浴室掲示板には、温泉療養で効果があるとされるさまざまな適応症が表示されている。だが、経験則で決められたケースが多く、専門家からも「見直すべきだ」との声が上がっている。温泉はどこまで効くのだろうか。【板垣博之】

◆言い伝え

 地中からわき出した水は、水温が25度以上か、特定成分を一つでも含んでいれば、「温泉」となる。適応症や、温泉療養を避けるべき禁忌症は、各都道府県知事が決める。その判断基準となるのが、1982年の旧環境庁(現環境省)自然保護局長通知。温泉の泉質を問わない一般的適応症、禁忌症、泉質ごとの適応症と禁忌症を例示している(表参照)。

 だが、言い伝えられてきた伝統的効果で決めたケースも多い。リウマチに効くというある温泉地では、かつて地元の人たちは温泉療養とともに、神社詣でをして、長い石段を上り下りしていた。それが自然にリウマチのリハビリにもなっていたのだ。

 二酸化炭素泉は、炭酸ガスの効果で末しょう血管が拡張して、血圧が下がるなどのデータがある。草津温泉(群馬県)の酸性泉も、含有成分がアトピー性皮膚炎に効果があることが実証されている。

 だが、こうした例は少ない。温泉療法医会会長の東威副会長は「温泉の成分の効果に対するはっきりとした科学的エビデンス(根拠)はあまりない」と話す。

 さらに、源泉と実際の浴槽の温泉が同一なのかという問題もある。源泉をそのまま浴槽に入れているのは少数派。温泉資源が限られていることもあり、多くは、源泉に加水したり、循環利用している。レジオネラ菌などの殺菌のために塩素を入れている温泉も多い。

 そもそも源泉自体の成分分析調査を、掘削当時に一度行っただけという温泉がある。環境省は10年に1度の調査を指導しているが、同省の調査によると、10年以上未検査の温泉は36%に達した。調査費用が高額なことが理由のようだ。

 ◆妊婦もOK?

 禁忌症は掲示が義務付けられている。妊娠中(特に初期と後期)もその一つだが、最近の研究では新たな見解も出てきた。岐阜県立下呂温泉病院の研究グループは、下呂温泉入浴者とその他の妊婦を調査したところ、切迫流産率、出生体重などに差異がほとんどなかった。

 一方、「がんが治った」などと言われる温泉もあるが、悪性腫瘍(しゅよう)は禁忌症。北海道大大学院の大塚吉則教授(温泉気候医学)は「免疫力がアップすることはあり得るが、体力が弱っている人に温泉は向かない。お勧めできない」という。

 温泉を飲む「飲泉」も注意が必要だ。胃腸病や便秘などに効果があるとされるが、大塚教授は「ナトリウムを含む温泉水は血圧を上げる副作用もある。飲泉より効果がある薬があり、西洋医学の補助医療として、医師の指導の下で行うべきだ」と話す。

==============

 ◇自然環境も相乗効果か--非日常、脱ストレスで治癒力アップ

 ただ、温泉の効果は成分による薬理作用だけではない。温熱や水圧・浮力などの物理的作用のほか、温泉地の自然環境も影響を与える。その結果、人が本来持っている自然治癒力を高め、さまざまな症状を改善させる。

 東副会長は「日常を離れ、温泉地へやってくると、ストレスから解放され、心身にいい影響がある。同じ泉質でも温泉地により効果は違う。環境が異なるからだ。温泉の効果は泉質だけでは決められない」と言う。

 では、どのように温泉と付き合えばいいのか。大塚教授は「1日や2日では効果はない。最低2、3週間は必要。短期間なら泉質にこだわらず、好きな温泉に行くのがいい」とアドバイスする。

 療養目的なら温泉療法医の指導を受けたほうがいい。温泉療法医は、民間活力開発機構などが運営する「温泉郷」のホームページで紹介されている。

 日本温泉気候物理医学会は、適応症・禁忌症の見直し作業を進めてきた。05年6月に試案を環境省に提出し、温泉地ごとに科学的研究を進めることを求めている。06年2月には、これまでの文献調査の報告も同省に行った。

 東副会長は「すべての浴槽の成分を分析するのは不可能。歓楽用の温泉と、療養目的の温泉を分けて考えるべきではないか」と話す。

 同省の「温泉行政の諸課題に関する懇談会」の第3回会合(9月開催予定)で、適応症・禁忌症が協議される予定だ。当初はテーマに挙がっていなかったが、懇談会メンバーから提案があったためだ。環境省は「見直す方針というわけではない。白紙の状態」(自然環境整備担当参事官室)と話している。

==============

 ◆現在の温泉の適応症と禁忌症(82年の環境庁自然保護局長通知より)

<一般的適応症>(浴用)

 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動まひ、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔(じ)疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

<泉質別適応症>(浴用)

▽塩化物泉

 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

▽炭酸水素塩泉

 きりきず、やけど、慢性皮膚病

▽硫酸塩泉

 動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病

▽二酸化炭素泉

 高血圧症、動脈硬化症、きりきず、やけど

▽含鉄泉、含銅-鉄泉

 月経障害

▽硫黄泉

 慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、高血圧症(硫化水素型)、動脈硬化症(同)

▽酸性泉、含アルミニウム泉

 慢性皮膚病

▽放射能泉

 痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病

<一般的禁忌症>(浴用)

 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と後期)

毎日新聞 2006年8月15日 東京朝刊

出所;http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/travel/news/20060815ddm013100002000c.html