*この旅行記は日ごとに全4回に分けて書いています。
旅データ:
◆期間:2006年9月15日~9月19日(ほぼ18日)
◆場所:コタキナバル
◆費用:10万円ちょっと (個人旅行です)
◆人数:2名
◆2日目◆
今日はキナバルパークへ行く為始発のバスに乗りたい。
Inanamu(多分)というバス停までとりあえず行かねばならず
そこから7:00に始発バスが出ている模様。
というわけで5:30位に起床。
そそくさと用意してフロントへ降りたら本当は7時から
朝食なのに朝ごはんを作ってくれた。
彼に色々聞きながらご飯を食べてタクシーを拾い
予めどれくらいかかるか聞いていた値段で乗車。
(マレーシアはあまりぼらない)
快調にInanamuターミナルに到着。ここからサンダカン等
へ長距離バスが走る。
今までしつこい勧誘等がなかったが、ここへきて初めて
アジア的な勧誘にあう。←でもかわいい。
タクシーが駅につくやいなや群がる客引きのお兄ちゃん達。
これが半分いちびってたり(*ふざける)してうるさいのなんの。
変な日本語を混ぜながら半分たのしんでいる。
5リンギほど高い(このボリ方がかわいい)バスへの勧誘。
僕のバスには綺麗な花が書いてあるだの、黄色のバス
はいいだの、だんだん笑えてくる勧誘具合。
7時のバスはもういっぱいだとか嘘をつかれたが何とか
一番奥にある10リンギで乗れるバスに到着。
無事、目的のバスに乗れた。皆さん、入り口付近のバスは
ちょっと高めのバスがとまってます。大したことないけど・・。
ちなみに高めのバスは7:00発はない。
キナバルへは多分皆ツアーで行っているのか、ローカルの
人が殆ど。バスは日本の観光バス並みに快適。
バスではたった10リンギしか払ってないのに水まで支給され
た。
キナバルパーク前に到着し、我らとヨーロッパ人2人だけが
下車。ちょっと迷いながら公園へ到着。
◆キナバル公園◆
キナバル山は世界遺産に認定される岩山だ。
その美しさは有名でここKKにはこの登山に来る人が多い。
われらは悲しいかな、日数の関係上、今回登山は断念。
大体、途中宿泊しながら登る。
我らはふもとの公園のトレイルを探検することにした。
まずレセプションへいって色々聞いた。沢山ガイド付の
散策を薦められたが結局全て自分達で行くことにした。
気持ちいい天気。南国特有のまっさおな空。聳え立つ山。
色の濃い花。本当に気持ちがいい。トイレを借りた
レセプション近くのカフェも非常にかわいかったが
10分ほど歩いた中心となる場所のカフェは本当に素敵。
かなり広いスペースでベランダ席もある。
日差しを沢山取り込んだソファー席は一日中座って
いたくなる快適さだ。とりあえずガーデンを散歩して
ここでケーキをいただく。ケーキは非常においしいのだが甘い。
極めつけはコーヒーが甘い!!なぜなんだ・・・。
甘いコーヒーと甘いケーキは一緒には無理です。
苦いコーヒーに甘いケーキ、これがいいんですから。
そこそこ食してそこをあとにする。
ヒルなどでるのでガイドをつけて歩けといわれたトレイルだが
すぐに入り口を見つけたので2人で歩き始めた。
ここはスコールがあるので足元はグジョグジョ。
おまけに結構ハードな道のりである。本当に誰一人として
「人間」に会わなかった。我らが歩いているコースが
ハードだからなのか、ガイドをつけなければ皆行かないのか、
川のようになっているので誰もこなかったのか・・・わかりませんが
兎に角ずっと二人でした。
お互いスポーツを愛する人間なので体力は十分。
ありえないスピードで歩き続けて気がつけば一番長い
コースを全部まわっていた。途中の分かれ道も適当に
選択。本当に川の中を歩いているような場所も多く、
また土砂崩れがおこって道がなくなっているところや
急なすべりまくる道をくだったりとすごい状態でしたが
おかげで大通りに帰りついたときには達成感でいっぱいだった。
二人の足元は泥だらけになっていた。
そういうと途中、スニーカーの穴にヒルが入ろうとしているのを
何度も防いだ。危なかった。
このあと、ここから更に1時間ほどかかるキャノピーウォークの
できる場所まで移動することにした。
バスもでているが、受付のお兄ちゃんの友人が安くで送って
くれるというので時間短縮のためそれに乗り込む。
結構いいバンで送ってもらったので快適だった。
キャノピーウォークができる場所は温泉やプールなどもあり
結構な施設になっている。ローカルの人は非常に安価で
入場できるため大賑わいだった。(外人はそこそこ取られる)
我らは温泉やプールには
全く入るつもりもなかったので入場料にむかつきつつも
目的であるキャノピーウォークへ向かう。
温泉やプール、蝶公園などを横目にちょっと迷いつつ目的地
へ到着。やったーと思って入ったらなんと入場料を払い
忘れていたことが後に判明する。
入ったらすぐに例の有名なつり橋かとおもいきや、そのつり橋
までの道がかなり険しい。
既にかなりの距離のトレイルを探検していた私たちは
ちょっと息をあげながらそれでも他の人よりはかなり早いスピード
でつり橋へ辿り着く。ここで入場券を見せねばならなかったのだが
ないというとその場でお金を払わされた。あとカメラを撮りたかったら
お金がいるのだが「撮らない」といってはいって撮っちゃった。
つり橋は、これ、かなり面白い。ものすごく高い場所にほっそーい
橋。もちろん揺れまくる。かなりここは気に入った。
1本だけかと思いきや3本ほど橋が続く。高所恐怖症の方や
怖がりにはつらいかもしれない。丁度死角になるところで撮影!!
写真では迫力が出ていないのですが結構なバウンドもあり
スリル好きは楽しめる。
名残惜しくつり橋を去り下山。かなり汗ぐっしょり。
おなかがなったのでランチをとることに。この公園内に割と
おしゃれなレストランがあったのでそこへ向かう。
今日は朝から険しい道を歩き続けていたので2人とも
足が笑っていた。足が笑っている+不注意で近くの植木のポッド
にすねを激突させ流血。ありえない痛さだった。
痛がるリアクションが大きすぎた為か横のヨーロピアンは
大爆笑でその後もこちらを見ては喜んでいた。
その傷は今も足に紫色の塊を作っている。
リゾート風レストランでのお食事。
私は大好きなトムヤム麺にした。友人はナシゴレンっぽい
のを食べていた。いずれも美味であった。
食後に友人が飲んでいたバナナジュースが劇的に美味しかった。
この国のバナナは甘みが日本の比ではなく、異常においしい。
私はフルーツ盛り合わせを食した。こちらも甘かった。
太陽の恵みだ。
適度に足が休まったところでKKへ帰ることにした。
帰りはミニバスでR??というターミナルまででて
そこから長距離バスに乗るのが一番安いとキナバルの
受付で聞いていたので早速ミニバスを探す。
(ずっとミニバスで帰るとものすごく高いらしい)
ミニバスらしきものがなかったのでチケット売り場の
お兄ちゃんに聞くと友達に頼めといってあやしいおじさんを
呼びつけた。どうみてもぼろぼろの自家用車にしか
見えない車をさして「ミニバン!」・・・・んなわきゃねーだろっ!!
と思わず叫んだ。まぁ、ミニバンを待って時間がなくなるのも
嫌なので価格交渉に入る。
はじめ40といわれたが20くらいまで下がったので
まあいいかと親父の車に乗り込む。
意外とそのバスターミナルまでが遠かったが問題なく
到着。到着した場所にはまたシティまでいくという偽ミニバス
みたいなのが沢山止まっていたがドライバーに
「大型バスに乗りたいんだ!!」と伝えるとほんまにここなん??
という大通りに面したバス停まで連れて行ってくれた。
待てど待てどバスがこない。しびれを切らした我らは
前方に見えるガススタで聞こうと歩き出した時観光バスらしき
ものがバス停と反対方向だが走ってきた。しかもガススタの
前で止まった。これなはずはないと思いつつも念のため
シティまで行くか?と聞くと「行く」というのでアラビア人みたいな
人満載であやしさ満点ではあったが乗り込んだ。
料金も安く、ものすごく運よくバスに乗り込めてこのときは
かなりうれしかった。バスに乗ると同時に雨が降り出す。
この旅を通して、うまくスコールを避けて行動できた。
本当に奇跡的とよべるほどに。
2時間はゆうにたってようやく行きに乗ったInanamuのターミナル
へ到着。またもや朝いた、客引き軍団がもれなくいて
同じテンションで今度はタクシー案内をしていた。
わらけて仕方なかった。
タクはいいのだが、なんかいいなりになるのが腹立たしいので
決めかねていたら乗っていたバスの係員みたいな人が
シャトルがシティまで走ってるわよと教えてくれたので
待つことに。このシャトル、たったの2.5リンギ。
これがまた待っても待ってもなかなか来ないのである。
偽時計やお菓子を子供や覇気のない大人が売りに来る。
この人たちもしつこくないのがいい。
途中、人がわさっと集まったミニバンみたいなのが
きてあれかしら???と思って近寄ったら客引きの面白い
お兄ちゃんが飛んできてこれは違う違う。君は向うで待って
なさいと連れ戻してくれた。この人のよさがかわいい。
あまりにこないのでタクシーに乗ろうかなと何度も断念
しかけるが、色んなものに乗っておきたかったのでぐっと
我慢して待っていたら、例の客引きがやってきて「シャトルは
こない。友人が安くで送るから!ここまで車回してくるね」
と甘い誘惑。まっいいかと思っていたところへ予想外に
立派なバス到着。
と思ったら思いっきり前の方まで走っていってしまった。
ついそのバスを追いかけたらまたもさっきのお兄ちゃんが
走ってきて、「これはバックして君たちのいたところまで
戻るから。あせらない!」と教えに来てくれた。
なんともいいひとだ。
そうこうしているとシャトルはこないと言った人が戻ってきて
今度は「このバスはシティへ行かない」などとまた嘘を
ついていたらちょっと素敵なお兄さんがやってきて
「これは君たちの行きたいところの近くまで行くよ、
これに乗っていったらいい」とそのうそつきがいるにもかかわらず
どうどうと教えてくれた。なんて素敵な人。やさしいなぁ。
こういう男の人。で、私たちが乗り込むまで見守って
くれた。かなり快適バス。おしゃれな音楽が流れていた。
そうすると今度は何者かよくわからないが別のお兄さんが
乗ってきて「どこへ行きたいの?」とか色々聞いてきて
何故か下車したあとも色々とおせっかいを焼いてくれた。
よくわからないがいいひとが多い。
シティでバスを降りると雨がすごく降っていたので
ショッピングセンターへ行くことにした。歩いてもいける距離
だがタクシー代がしれていたのでタクシーに乗る。
センターポイントというKKでは一番大きいと思われる
ショッピングセンターへ到着。ちょっと迷ったが辿り着く。
ここはなかなか面白い。ついつい大好きなドラッグストアを
見つけて入ってしまった。
いつもUSから取り寄せているスキンケア商品などが
非常に安い。バンザイマレーシア。
でも荷物が重くなるので程ほどに購入して目的である
マッサージ屋を探す。海外に行くと一度はメニューを見て
おきたいマクドナルドとケンタッキー。
そこまで面白メニューはなかった。でも価格は非常に安い。
ちょっと辛めの新製品を2人でひとつ頼んで食べてみた。
これが非常においしかった。(日本でマクドに行かないので
よくわからないが、これって日本にもあるのかしら?)
おなかも膨れたところでマッサージやに戻る。
30分で20リンギ。リーズナブル。しかもここは非常にきれいで
おしゃれ。我らは今日、足をこき使ったのでフットマッサージを
することに。
ムーディなアジアテイストの部屋へ通され、足を洗う。
友人は体格のいいおばちゃんにあたり痛みで顔が
ゆがんでいた。私はソフトタッチのお兄さんで気持ちよかった。
センターポイントの2Fか3Fに入っています。
勧誘もされないし、とてもいいマッサージやだと思う。
大満足で、センターポイントをあとにする。今晩はお目当ての
骨肉茶(バクテー)を食べる為ガヤストリートへ向かう。
明日止まるノースボルネオキャビンの横にあるバクテー屋。
いつみても大流行。頼み方がわからずキョロキョロしていたら
主人らしき人がやってきて鍋まで連れて行かれ実物を
みて適当に注文した。どれもお汁が非常においしくて
流行るのがよくわかった。ここも安かった。
その後、明日の宿を予約して、お決まりのセブンイレブンへ
向かい、キットカットアイスを買って(まだたべるんかい)
トレッカーズロッジへ帰る。
昨日の教訓を生かして今日は頭を洗わずに寝ることにした。
歩きまわったせいかぐっすり眠れた気がする。
3日目に続く・・・。