今までフライト関係のトラブルにあったことがない、
という人は次の旅行でトラブルに遭うかもしれません。
実際フライトの遅延、手荷物の遅延は日常茶飯事です。
場合によっては、フライトキャンセル、ロストバケージ
手荷物が損傷することもあります。
海外旅行はこういったトラブルを乗越えてこそ
楽しい思い出になると思うのですが、いかがでしょうか。
幾つかの経験談を書きたいと思います。

※ 航空会社に配慮して、明示的な名称は書きません。
また、文中にある写真は文章の内容とは関係ないものです。
※ 手荷物の遅延を「ロストバケージ」という人もいますが、
厳密には、3ヶ月以上出てこないことを「ロストバケージ」
というようです。間違ってたらごめんなさい。
<貨物機の事故によりフライトキャンセル>
2009年3月、成田空港にて定期貨物便フェデックス80便が
着陸に失敗し、炎上。この影響で主要なA滑走路が封鎖され
多くの便が目的地を変更するなど大規模に交通が乱れました。

さてさて、僕はこのときバンコクにいたのですが、
フライトキャンセルの影響で予定の便で日本に帰れなく
なってしまいました。
しかも、翌日にどうしてもはずせない仕事の予定があり、
エンドース(他社便に振替え)もしてくれない、と言う
ではありませんか?
結局は、地獄の折衝の末、
その日のうちに中部空港行きの便に乗り、早朝の新幹線で品川へ、
自宅でスーツに着替えてお客様先へ向かいなんとかセーフでした。
こういうときって、空港の航空会社のカウンターや事務室は
パニック状態です。いくつかの航空会社を回ったのですが、
ひどいところだと、客が表で並んでいるのに、地上職員は
仕事を放棄していて、飛ばなくなったフライト用の機内食を
ついばみながら談笑したりしています。
そんな中、さすがフラグシップでタイお膝元、タイ航空の
地上職員のSマネージャが見かねて僕を助けてくれました。
他社に掛け合ってまで、アレンジしてくれました。
帰国後、搭乗予定だった航空会社に事情を説明し、
資料を添付して「補償請求」したところ、一発で補償OKの
回答を得ることができました。
終わりよければ、すべてよしです。
しかし、手荷物は乗る予定だった便とともにそのまま成田へ
行ってしまいました。手荷物は成田から中部空港へ輸送され
地上職員さんの手で税関手続きをしていただくという、
まどろっこしい手続きに。。
いっぽう、ディレイが発生したフライトに荷物をチェックインさせていたのに、
後から回収した人がいました。個別の荷物を機材からピックアップするのは
航空会社としてはものすごい労力なので、通常は決してやりたがらないものです。
しかし、その方は“荷物がないと死んじゃう”と言って交渉したたら
出してくれたとのこと、、おそるべし、

ノボーテル・ホテルでフライトキャンセルになった乗客へ
部屋と食事が支給されたようです。ユナイテッド航空の
メッセージがあったので写真にとりました。

※ 文中の内容とユナイテッド航空は関係ありません。
<フライト・キャンセル>
フィレンツェからパリ経由で成田に帰るとき、
搭乗ゲートでおよびがかかり、“パリまでの座席を
エコノミーからビジネスクラスへ変更します”といわれました。
なるほど、是非お願いします!
そして、パリのシャルル・ド・ゴール空港にて、果たして
僕が乗る予定だった飛行機は予定から機材が小さくなった
というかなり身勝手な理由で、フライトキャンセルになりました。
トランジットカウンターは、日本人でごった返していました。
そんな中、人差し指だけでキーボードをたたいて地上職員の方が
振替え便を用意してくれたのですが、なぜか僕ともう一人の
日本人女性だけが、ソウル経由で成田入りとなりました。
これだけ日本人がいてなぜ、僕ら二人だけがソウル経由?
その女性に会って初めて分かりました。
まったくの他人なのですが、名字が同じだったのです。
“夫婦か兄弟だと思われたんだね”と二人で笑ってしまいました。
フライトディレイやキャンセルは、結構起こりえます。
チケットのステータスが低い場合は、クレームの強さと
根気強い交渉で、結構対応していただけるものです。
地上職員の友人から聞いたのですが、
フライトキャンセル時など乗客に“オマエの名前を覚えたから、
家を見つけて燃やしてやる”などと脅された、とのこと。
社会人としては、余裕を持った旅程を組んで、
地上職員の方々に配慮したかたちで、
正しい主張をしたいところですね。
<手荷物の破損>
よくあります。
空港で、手荷物が出てくるターンテーブルから、
荷物を取り出したら、破損箇所がないかどうか
よく見る必要があります。
成田で、壊れた琴(こと)を前にして、
泣きそうになっている方がいました。
地上職員の方が“免責です”と対応している
姿を見たことがあります。
手荷物破損は結構やっかいです。
手荷物の遅延や破損は、航空会社の責任ですが、
扱いの良し悪しとトラブル発生率は経由地などの空港によるところが
大きいです。悪名高いある空港では、普通に雨ざらしで数時間放置。
僕は、買ってから2回目の旅行でグローブトロッターのバックを
破損させられました。しかも、どう見ても人為的に壊されました。
そこから、航空会社と交渉に入ったのですが、
IATA の契約条件を送ってきて、高価なものだからと
“免責”の一点張りです。電話の応対態度も悪かった。
やりとりを世の中に公開して、問うことも考えたのですが
ある政治的な理由から、今回は部分保証の提案を受け入れ
泣く泣く自腹で修理しました。
対応は航空会社によってまったく違います。
同じバックが4ヶ月後に修理から戻ってきたのですが、
なんとその次の旅行で破損しました。
しかし、
こちらから何も言わずとも全額補償してくれました。

航空会社は、チケットの安さだけで選ぶとトラブルが
あったときに後悔します。経由地の空港の状況や、
荷物のサイズ、保険の有無などをトラブル時にどれだけ
サービスを施してくれるかなども考慮して、
総合的に判断することが必要になると思います。
ちなみに IATA では、命の値段は一人75,000米ドルです。
(飛行機に乗るとき、皆さんはこの金額にサインしている
ことになります。)
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フライトに関しては、話がつきません。
以前、スイス滞在中に日本から祖母の急病の知らせが入りました。
そのとき FIX(変更できないチケット)を持っていたのですが、
空港に駆け込み、事情を説明したところ、一番早い便に振替え
するように配慮してくれました。
結局、もっと早い他社便のノーマルチケットを購入したのですが
やはり、対人間です。トラブルに遭ったときにどう乗越えるか
あるいは、助けてくれる人がいるかが、肝心ですね。
皆様、よいフライトを!























