子供というものは、お母さんが大好きだ

生まれてはじめて、出会う

自分に愛情をくれる人


そんなお母さんがどんなに

変なことをしても

どんなに変な言葉を発しても

どんなにか、

理不尽に責められても


なお、母親から愛されたいと

子供は思うもの


悲しい顔をしたお母さんを慰めるためなら

どんなことでもするだろう

なんでも差し出すだろう


たとえ、身をよじって

自分がいびつな生き物に

変わったとしても

本来のしなやかさを失ったとしても

愛情を得るために

本来の自分でない姿にでも

平気でなるだろう


ただ、お母さんが笑ってくれるために

ありがとうと、と、にっこりと

愛眼の顔を向けてくれるために

いつか、そうしてくれるに違いないと

身をよじり

激流を遡る

親と子

たったそれだけのことなのに


果たされなかった夢を追い求めて

自分の人生は、二の次、三の次


お母さんが、本当に笑ってくれる

幻を追いかけて

今日も身をよじり続けていく



こんな現実を認めるのは

非常な困難を要する

お母さんに笑ってもらいたい

それだけがインナーチャイルドの願いだから

叶えられない願いを持ちながら

叶えられないことに、地団駄踏んでいる


そして、身をよじったままの姿で

地団駄を踏み続けているのが

アダルトチルドレンと呼ばれる

怒りっぽく、空虚で、不満足な

人たちになっていく


どこで、夢を終わらせるのか

どこで、自分の人生の主導権を取り戻せるのか

その人次第