AC家庭で育ってきて
一番分かりやすい幼い頃の感覚は
怒りだったり、憤りだったり、
されたことの理不尽
理不尽は理不尽と自覚すれば
一瞬は、軽減されるのだけど
より下の方から突き上げてくる
どす黒いものがある
上層を一掃しても、
次から次へと沸き上がる闇と怒り
幼い頃
受けた理不尽よりも、私が最も傷ついたのは
加害者としての理不尽を他者に与えてしまったこと
母を守らんとして、
妹をダメにしていったこと
妹を放置したこと
妹への虐待を目の前にして
私は何もなすすべがなかった
小さな子供に何が出来ようかと思うのだが
妹を盾に、隠れ蓑にして
私は自分の身の安全を優先した
このことは、ずっと消えない
安全な身の置き場と
妹の泣き叫ぶ声が聞こえる
助けを呼ぶ声が聞こえる
私はもしかしたら、
その声を「姉ちゃん、助けて」と
聞いていた気がする
耳をふさぎ、声が聞こえないように
「誰か助けて」と叫びながら
本で脳内を文字で埋め尽くした頃
柱にくくりつけられて助けを呼ぶ妹
叩かれて泣き叫ぶ妹
やんちゃな妹は、活発に動く分
じっと息を潜めている私より
虐待の風当たりがひどかった
それに、比べて、母の泣きは嘘泣きと知っている
妹を守れない代わりに
私は母を慈しんだ
幼い頃から私が持っていた
誰かを見捨て、人柱に差し出した
ずるさの痛みは
やがて、大人になるにつれて
形を変えて
正義とか、護る、とか
裏切らない忠誠心へと変わっていった
誰も守れなかった頃の悲しみが
自分自身への憎しみと嫌悪と怒りとなり
ずるい自分が許せないまま大人になった
ずるいことをしなければ
生き残れなかった子供時代
そんな自分のずるさを
一ミリたりともあったら嫌悪し、
許せなかった
人間とは、ずるい部分もあって
何度もそんな、自分を認めながら
適度な、ずるさ、欲深さ、自分を守ること
それは、当たり前のことであることを
学んでいくもの
その学びを知らずに大人になり
めくらめっぽうに自分を嫌悪した
自分に課した、十字架
下から突き上げてくる声に混ざって
自分があの人たちと同じような人種であることに
怯え続けた
こうして、人生の半分以上を
怯えて過ごした
背負った十字架を振り回した時期もあったけれど
私は、誰も守る必要がなかったこと
私は怯えなくていいんだということを
少しずつ、飼い慣らしていった
(「飼い慣らす」とは星の王子さまが野生のキツネと出会った時にキツネから言われた言葉のニュアンスです)
それは、一足飛びにではなかったけれど
地道な道のりで
それでも金色に輝く小麦畑が
どんどん増えていった
小麦畑には、たわむれる人が増え
遊び場になり
たくさんの人たちが
へし折っても、ふんでも
小麦畑はいっこうに減るわけでもなく
金色で埋め尽くされ
むしろ豊かさを増している
あのとき、虐待された妹や、
虐待を助長させ加担した狡猾な母、
虐待に直接手を下した哀れな父
それらの全貌を知っている目撃者の私
誰もが、止められなかった過去
幼い私には、そんな力なんてなかったんだよ
あー、私は無力で良かったんだ
無力を認めるしかないのだ
私は何も出来なかった
それが、事実
私はあの時神にでもなろうとしてたのだろうか
認めることからしか始まらないものがある
今は1人で押し黙っている子供ではない
豊かな人生を生きる者だ
選びとる自由を手にしている者
それが、どしたっ
と笑い飛ばして
遊びながら人生をたわむれよう
~誕生日によせて~
一番分かりやすい幼い頃の感覚は
怒りだったり、憤りだったり、
されたことの理不尽
理不尽は理不尽と自覚すれば
一瞬は、軽減されるのだけど
より下の方から突き上げてくる
どす黒いものがある
上層を一掃しても、
次から次へと沸き上がる闇と怒り
幼い頃
受けた理不尽よりも、私が最も傷ついたのは
加害者としての理不尽を他者に与えてしまったこと
母を守らんとして、
妹をダメにしていったこと
妹を放置したこと
妹への虐待を目の前にして
私は何もなすすべがなかった
小さな子供に何が出来ようかと思うのだが
妹を盾に、隠れ蓑にして
私は自分の身の安全を優先した
このことは、ずっと消えない
安全な身の置き場と
妹の泣き叫ぶ声が聞こえる
助けを呼ぶ声が聞こえる
私はもしかしたら、
その声を「姉ちゃん、助けて」と
聞いていた気がする
耳をふさぎ、声が聞こえないように
「誰か助けて」と叫びながら
本で脳内を文字で埋め尽くした頃
柱にくくりつけられて助けを呼ぶ妹
叩かれて泣き叫ぶ妹
やんちゃな妹は、活発に動く分
じっと息を潜めている私より
虐待の風当たりがひどかった
それに、比べて、母の泣きは嘘泣きと知っている
妹を守れない代わりに
私は母を慈しんだ
幼い頃から私が持っていた
誰かを見捨て、人柱に差し出した
ずるさの痛みは
やがて、大人になるにつれて
形を変えて
正義とか、護る、とか
裏切らない忠誠心へと変わっていった
誰も守れなかった頃の悲しみが
自分自身への憎しみと嫌悪と怒りとなり
ずるい自分が許せないまま大人になった
ずるいことをしなければ
生き残れなかった子供時代
そんな自分のずるさを
一ミリたりともあったら嫌悪し、
許せなかった
人間とは、ずるい部分もあって
何度もそんな、自分を認めながら
適度な、ずるさ、欲深さ、自分を守ること
それは、当たり前のことであることを
学んでいくもの
その学びを知らずに大人になり
めくらめっぽうに自分を嫌悪した
自分に課した、十字架
下から突き上げてくる声に混ざって
自分があの人たちと同じような人種であることに
怯え続けた
こうして、人生の半分以上を
怯えて過ごした
背負った十字架を振り回した時期もあったけれど
私は、誰も守る必要がなかったこと
私は怯えなくていいんだということを
少しずつ、飼い慣らしていった
(「飼い慣らす」とは星の王子さまが野生のキツネと出会った時にキツネから言われた言葉のニュアンスです)
それは、一足飛びにではなかったけれど
地道な道のりで
それでも金色に輝く小麦畑が
どんどん増えていった
小麦畑には、たわむれる人が増え
遊び場になり
たくさんの人たちが
へし折っても、ふんでも
小麦畑はいっこうに減るわけでもなく
金色で埋め尽くされ
むしろ豊かさを増している
あのとき、虐待された妹や、
虐待を助長させ加担した狡猾な母、
虐待に直接手を下した哀れな父
それらの全貌を知っている目撃者の私
誰もが、止められなかった過去
幼い私には、そんな力なんてなかったんだよ
あー、私は無力で良かったんだ
無力を認めるしかないのだ
私は何も出来なかった
それが、事実
私はあの時神にでもなろうとしてたのだろうか
認めることからしか始まらないものがある
今は1人で押し黙っている子供ではない
豊かな人生を生きる者だ
選びとる自由を手にしている者
それが、どしたっ
と笑い飛ばして遊びながら人生をたわむれよう
~誕生日によせて~