たべもののこえ・プロデューサーの竹中聰子(おかん)です。
食・料理・メディアの専門家として、〝台所から世界を見つめるコミュニティ作り〟を目指して活動しています。
金曜日にお届けしております、週末一献
シリーズ。
今日は
先週、展覧会出展を機会に伺った、故郷奈良の日本料理をご紹介したいと思います
https://ameblo.jp/tabemononokoe/entry-12743009277.html
こちらは奈良唯一のミシュラン三つ星
日本料理〝和やまむら〟さん。
これまでも、帰省するたび関西の日本料理のお店に伺っていましたが、奈良は初めて
というのも、奈良出身の私が言うので許されるかと思いますが、奈良はあまり観光など含めて熱心ではなく、特にお店は夜７時には閉店する
という、その昔はびっくりぽんな土地柄でしたので…
でも今回改めて訪ねてみて、星つきのお店も含めて、日本料理や話題のお店が続々と増えていることに驚きました
こちらのお店は、実は私が通っていた高校の近くにありまして、近鉄新大宮駅を降りましたら、めちゃめちゃ懐かしくなりまして
あ〜私にも学生時代があったんだなぁと(当たり前か
)
こちらのお店がオープンしたのは20年前、当初はなんとお惣菜屋さんだったそうなんですが、お店で出す懐石料理が話題を呼び、あっという間に三つ星をとられたそうなんだとか
なのでカジュアルな雰囲気を残しつつも、どのお料理も個性的で、話題が話題を呼んでお店を構えざるを得なくなったという背景が逆に伝わってきました
でもそれって、料理人冥利につきますよねきっと
みんな美味しくいただいたのですが、印象に残ったお料理をいくつか
お椀は、お魚のあいなめが面白かった
ハモかな
と思いましたら、こんなふうにもお料理するんですね。
こちらは八寸
この自家製の胡麻豆腐が、めちゃうま〜
ずっと食べてた〜い
そしてこちらが驚きの
こんな美味しいかんぴょう食べたことないっ
どうやってお料理したらこんなふうになるんでしょう
そして鮎。鮎はもちろんのことですが、蓼酢がとてもさわやかな苦味があって美味しい〜
そして伝統野菜の、大和の丸茄子がめちゃんこ美味しい
いや、もちろんウニも美味しいんですけど、茄子が
炊き合わせの、蓮根のいとこ煮がおもしろい〜。蓮根の自然な甘みを、小豆が引き立ててます
そして、筍ご飯にちりめん山椒ごはん
デザートも美味しな〜
ちょっと食べすぎました（笑）。
でも、食べたかったので
お酒もいただいて
おちょこを選べるのですが、偶然にも、出身の大和郡山の赤膚焼を選んでしまい
ご主人に、奈良の焼き物のことを教えていただいたり、日本料理を勉強したこと、野菜を含めて奈良の食材が豊かなこと、そして今は若い人を中心に奈良が盛り上がりつつあることなど、楽しいお話をたくさん聞かせていただきました
女将さんも、とても気さくな方で
お運びの女性も、なんと10代の子もいたりで、新鮮な日本料理の雰囲気を味あわせていただきました
奈良も変わりつつあるのだなぁ〜
本当にごちそうさまでした
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