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たべもののこえ・プロデューサーの竹中聰子(おかん)です。

食・料理・メディアの専門家として、〝台所から世界を見つめるコミュニティ作り〟を目指して活動しています。



先日、料理学校でスッポンを料理しました。

食べることはあっても、料理する側になるとは想像もしていなかったので、とっても心に残る授業になりました。


さばくのは、さすがに先生がやってくださいますが、そのスープをとったり、煮るのは実習でちゃんとやります。
海外から来たクラスメイトが多いので、以前のクラスでは泣き出す人もいたり、ずっと後ろを向いたままの人もいたとか。
今回は大丈夫でしたけれどアセアセ


先生がおっしゃった言葉で、今回印象に残ったのは…

「毎回、さばくときかわいそうだなぁと思ってるんだよね」
「スッポンは凶暴だけどそれだけ臆病ってこと」
「人間って残酷だよね。でも料理すると、みんな美味しい美味しいって食べるんだよね」


こんなふうに、スッポンがみんなの前に登場したときは、わ〜っうずまきてなったけど、実際さばきだしたらやっぱり、いのちをいただくってことなんだなぁと改めて思いました。



これまで色んな魚をさばいてきたけれど、毎回どっと疲れるんですよねアセアセ
それってやっぱり、殺生をしている(その時には死んでいても)からなのかなぁと、この頃思います。


実際、さばくのは1匹のいのちと格闘しているわけで。
それまで生きてきた体と向き合い、ひとつひとつ丁寧に処理をして、たべものに姿を変えていく。料理することは、色んないのちを背負うことなんだなぁと思います。



なので、ちゃんと無駄なく料理をして、ちゃんと美味しくいただける力を身につけて、そして美味しく食べなきゃと思います。


スッポンさん、私に食べられてくれて、ありがとう。最後まで、あなたのいのちを無駄にはしませんでしたよキラキラ
ごちそうさまでした。