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そして改めまして、明けましておめでとうございます
たべもののこえ・プロデューサーの竹中聰子(おかん)です。
食・料理・メディアの専門家として、〝台所から世界を見つめるコミュニティ作り〟を目指して活動しています。
今日はいま勉強している日本料理のこと、そして家庭料理のこと、おせち料理のことを書いてみたいと思います
豪華ではないですが…
特に、くわいを初めて煮たのがうれしくて
まず米の研ぎ汁で煮て、くわいの白い色を出し、さらにお出汁で煮含めて。
たったそれだけのことなんですけど、この煮方、日本料理の煮方にも共通するものがあります。
以前から感じていることですが、おせち料理は家庭料理の集大成。
そして最近とみに感じていることは、昔の家庭料理の姿が、プロの日本料理の中に残されていること。
家庭料理が中心と言われるイタリア🇮🇹でも昨今そうらしいのですが、なかなか家で料理を作らなくなった時代、いわゆる「家庭料理」の姿が、お店やレストランの中に残されるようになってきているとか。
もしかしたら、日本もそうなのかもしれません。
日本料理の、色々なお料理を学ぶたびに、
「あ、この焼き方は、日本家屋があったからこそだな」
とか、
「あ、この煮方は、四季を表現するためにわざわざ日本人が考えたな」
とか、
「あ、この方法は、料理屋ではもともとやっていなかったけど、家庭料理ならではの時間のゆとりから生まれた料理方法だな」とか。
日々食べ物を触ったり、お料理をしていると、言葉や知識では残されていない、でも五感を通して、昔の人も感じていたであろうメッセージが、じわじわと伝わってくることがあります。
すごい情報量が、日本料理の中にはあります。
実は、日本や世界の人々が悩んでいるその全部の悩みを吹き飛ばすくらいの情報量が(と私は思っています)
それをどれだけ受け止められるか
私の許容量も試される一年になりそうです
がんばろ〜