小淵沢駅近くの「ビストロ バガブ―」、いつも客があって賑やかに見える。
何度か車で通りかかったことがあって、そのうち寄ってみたいなと思っていた。
ランチでかみさんと二人でやってきた。
前菜と主菜が選べるランチセット。
選んだ主菜によって価格が決まる仕組み。
外食の機会が少なくなったかみさんに、好きな前菜を二つ選んでもらった。
二つともスープだった。
ビシソワーズとガスパチョ。
緑のガスパチョということで、夏野菜をふんだんに使っているだろうことが容易に想像できる。青い野菜の個性、えぐみが少し顔をのぞかせると思ったら、すぐに消えていく。そうした青さが、暑い季節にちょうどいい。なんとも複雑な味わいで、考えてみると、山形のだしとか、宮崎の冷や汁とか、暑い季節に体を冷やす食材や料理があるな、と思い至る。
僕が選んだ主菜は、信玄鶏のカツレツ 焦がしバターソース。
とても軽やかで、鶏肉のクセはなく、ほっこりとしている。衣の食感も味わいに一役かっている。ケイパーが多く見えるけれど、見た目ほどのインパクトはなかった。添えられている野菜が、また、いい。
かみさんが選んだのは甲州クリスタルポークのグリル。
マスタードソースの香りが立つ。
ナイフが面白いように入っていく、ぷっくらとした身はグリルによって膨れているような感じがする。香りが強いかなと思ったマスタードソースは一口食べると、後を引く具合のアクセントを加えている。大振りながらも、あっさりと食べられる。
添えられたパンは、ハード系のパンだった。
独特な小麦の香りがあり、その香りが小淵沢の畑の香りだな、と思った。
地粉を使っているかどうかは不明だけど。。。
ゆっくりとランチができた。
お店:ビストロ バガブー
住所:山梨県北杜市小淵沢町1028−1
予算:2000円程度。2022年8月時点。
直前であっても、電話一本入れてから訪問するのがいいとおもう。
