東京に戻ってきた。
ワークショップは終わった。半徹のハイテンションで乗り切った感は否めない。
それでも成功だったのは良かった。
梅屋敷に用事があり、大阪からの移動途中に直接向かう。
空腹を抱えて、見知らぬ駅で降りる。
用事までの30分ほどで、腹ごしらえをしていこう。「舞花食堂」に入ってみた。
コロナ禍で業態変更をしたみたい。前がどうだったかは知らないけれど、今はとんかつ専門店になっている。店内は、居酒屋のような雰囲気だった。
絹のロースかつ定食を注文する。
メニューに揚げ時間が書いてある。その隣にある説明文を読むと、低温でじっくり揚げるから時間をとるという。そうして、しっとりと揚がったとんかつは、油まで美味であるという。
色白のロースとんかつが到着した。
ざっくりとした生パン粉、確かに口上通り、うまそうだ。
とんかつはヒマラヤ岩塩、自家製の辛いソース、とんかつソースで食べる。塩から食べ始めて欲しいということだった。
脂の旨味、キメの細やかさ、確かにうまい。
ヒマラヤ岩塩が脂の甘みを引き立てている。
衣が油を吸っているけれど、同じように肉汁も吸っている。ややしっとりとした仕上がりの方向性を狙っているということ。
脂×油のコクが、塩によって引き立つのでしょうね。
しかしながら、ソースはもう少し研究の余地があるように思った。
結局のところ、ほとんどを塩で食べる。
味噌汁が豚汁だったのがありがたかったし、一口のリンゴがついている気遣いが嬉しかった。
お店:絹のとんかつ 舞花食堂
住所:東京都大田区大森中2丁目2−9