うちのチビのお食い初めをやりました。
義母のたっての希望により、とうふ屋 うかいで実施することとしました。
東京オリンピックの年に八王子のお店がオープンしたと聞きました。義母は、父親に連れられて、オープンしたばかりの時に出かけてきたみたい。
そんな思い出もあるので、お食い初めをするお店としてはここが良いだろうと決めた次第です。
予約の電話を入れてみたら、11時からの時間しか空いていないということ、かなりのキャパがあるはずですが、満席になるようです。
当日は晴天に恵まれました。芝のうかいは、東京タワーの真下というロケーション、一番大きな東京タワーが見られるレストランではなかろうか。
11時から遅れること少し、僕は11時ちょうどくらいに到着していたのだけど、いろいろと待ち合わせがあってね。。。
でも、11時から宴席が始まるお客さんで溢れていたから、ちょうど良かったのかもしれない。
館内を案内してもらいつつ、僕たちの部屋まで案内されます。
庭は好きなように散策してくださいということでした。
食事を終えた人たちは、庭で記念撮影をしておりました。
僕たちが案内された部屋は、二面に窓のある明るい部屋です。
掘りごたつのテーブルは、足に負担が少ない。
しかも、床暖房が入っているので、ポカポカしてきます。
そうして、席に落ち着いてから早速やってきたのはお食い初めのお膳です。
赤飯に、野菜のスープ、鶉と海老芋の炊き合わせが内側に朱色に塗られた盆に乗せられています。
この黒塗りに内側のみが朱色、女の子の場合に使われるお盆だそうです。ちなみに男の子は全て朱色だそうです。
石には紅白の水引がかけられていました。
お食い初めのめでたい席、鯛も用意されました。小さいながらも、織部に赤い鯛が映えます。
お食い初めの儀式は、地方それぞれにしきたりがあるようです。
僕たちが実施したお食い初めは、次の通り。
一番の長寿である僕の母が食べさせる真似をしました。
まだ一人座りができないので、僕が抱っこして儀式をします。
最初は、鯛から、そして小石を箸で叩いて、箸を歯茎にあてます。上下ともに。
それからは赤飯、野菜のスープ、赤飯、鯛、赤飯と三度繰り返しました。
でも、三回繰り返したかどうか、よく覚えていない。。。
そして、少しでも何か食べさせようと野菜のスープをスプーンで食べさせてあげました。
このスプーンは、同僚から誕生祝いにもらった銀のスプーンです。
初めてのミルク以外の食べ物は、どんな味わいだったのか、びっくりした表情をしていました。
それにしても外野がいろいろと口と手を出してくる。。。
いろいろとお店を探している時に知ったのですが、お食い初めの小石は、関西では蛸を使うそうです。
地域によって、いろいろとありそうですね。
お食い初めの儀式が落着すると、大人たちの食事が始まります。
先付は、蓮根もちです。
もちもちとした表面に、あらく混ぜ込んだ蓮根のしゃりしゃりとした食感、その軽い食感のためか、もちでありながら、あっさりとした印象でした。
お出汁も味わって欲しいと、スプーンも添えられました。
名物 あげ田楽
これは庭の中央にある庵で焼き上げられます。
あげ田楽、すなわち油揚げです。
油揚げはご馳走です。なにしろ鳶がさらうくらいだから。
やき揚げられた油揚げに味噌を塗り、それにコクチネギをたっぷり添えて食べるわけです。
ネギと味噌の相性のよさもさることながら、さっくり香ばしく焼きあがった田楽が素晴らしい。厚焼き玉子は、口直し、トッピングされているのはピリ辛のもみじおろしでした。
御造り 本日の湊より
お刺身は、マグロと金目鯛です。
めでたい席ということで、紅白の魚に金箔をあしらってくれました。
湯引きした金目鯛、身の甘さがありほぐれていくような食感です。それに比べてマグロはちょっと見劣りしてしまう。
煮物 鶉つみれ 海老芋
蓋をして供されます。
やわらかな海老芋、鶉のつみれはナンコツまで練りこまれている。滋味を味わう煮物です。
ほっこりとした海老芋の柔らかさがいいですね、
続いてやってきたのは、八寸です。
4人前が大きめのお盆に盛られてきました。こちらもおめでたい席ということで水引で飾り付けてあります。
1人づつに取り分けてもらいました。
八寸 海老あられ揚げ 蕪といくら菊花和え 落花生とうふ
あられ揚げの海老は、天ぷらとも、フライとも違う。独特の味わいと食感だと思う。
いくらは幾分成熟していたけれど、甘酢であえた蕪の瑞々しさに甘みを加えている。甘酸バランスがよい。
落花生とうふは、プルンとした食感を楽しめる。
ところで、鯛の鯛をご存知でしょうか?
鯛の中にひとつだけある鯛の形をした骨です。姿焼きを食べるときには、その骨を探すようにと言われているようです。
見つけました。
これは、懐紙に包んで持ち帰りました。
綺麗に拭いて、チビが大きくなったら、食い初めをしたんだよと話してあげようと思います。
名物 豆水とうふ
立派な土鍋でやってきました。
部屋に炭を用意して、そこで温めて、一人一人に取り分けてくれます。
豆乳に浮かべたとうふ、濃い大豆の味わい。
適度な塩加減が、より甘さを引き立てているものと思います。
醤油、塩昆布などが添えられてきますが、そのまま食べるのが一番だと思いました。さすがに名物です。
焼物 さわら塩焼
さわらの塩焼き、お昼のコースの竹と松の違いは、このさわらの塩焼きが入るか否か。
脂の乗った塩焼き、義母にはちょっと脂が強かったみたい。まぁ、ここまでの料理でお腹いっぱいになってきたことも一因だと思う。
脂の具合と塩加減がよく、半分はレモンを絞ってみたけれど、むしろこの酸味は要らなかったなと思う。
御食事 鮭ごはん 汁 香の物
鮭ごはんは、蒸篭蒸しでした。
蒸篭の香りがほんのりと香るごはん、ゴマと鮭の風味も追加され、いろいろな表情を見せるごはんです。
甘味 芋きんとん
小豆は甘みがつけられていない。芋きんとんに甘みがある。
なので、小豆と芋は一緒に食べて調整する。
いろいろな人が集まる会席では、こういう調整ができるのが嬉しいところでしょう。
手前の白いものは、百合根です。
塩を感じる小豆、なるほど、芋とあわせると味わいが変わる。この塩味がポイントでしょう。
この日のうかいは盛況でした。
お食い初めを無事に終わらすことができました。
実際に離乳食が始まるのは、1,2ヶ月先のことですけどね。時間が経つのは早いものです。
義母のたっての希望により、とうふ屋 うかいで実施することとしました。
東京オリンピックの年に八王子のお店がオープンしたと聞きました。義母は、父親に連れられて、オープンしたばかりの時に出かけてきたみたい。
そんな思い出もあるので、お食い初めをするお店としてはここが良いだろうと決めた次第です。
予約の電話を入れてみたら、11時からの時間しか空いていないということ、かなりのキャパがあるはずですが、満席になるようです。
当日は晴天に恵まれました。芝のうかいは、東京タワーの真下というロケーション、一番大きな東京タワーが見られるレストランではなかろうか。
11時から遅れること少し、僕は11時ちょうどくらいに到着していたのだけど、いろいろと待ち合わせがあってね。。。
でも、11時から宴席が始まるお客さんで溢れていたから、ちょうど良かったのかもしれない。
館内を案内してもらいつつ、僕たちの部屋まで案内されます。
庭は好きなように散策してくださいということでした。
食事を終えた人たちは、庭で記念撮影をしておりました。
僕たちが案内された部屋は、二面に窓のある明るい部屋です。
掘りごたつのテーブルは、足に負担が少ない。
しかも、床暖房が入っているので、ポカポカしてきます。
そうして、席に落ち着いてから早速やってきたのはお食い初めのお膳です。
赤飯に、野菜のスープ、鶉と海老芋の炊き合わせが内側に朱色に塗られた盆に乗せられています。
この黒塗りに内側のみが朱色、女の子の場合に使われるお盆だそうです。ちなみに男の子は全て朱色だそうです。
石には紅白の水引がかけられていました。
お食い初めのめでたい席、鯛も用意されました。小さいながらも、織部に赤い鯛が映えます。
お食い初めの儀式は、地方それぞれにしきたりがあるようです。
僕たちが実施したお食い初めは、次の通り。
一番の長寿である僕の母が食べさせる真似をしました。
まだ一人座りができないので、僕が抱っこして儀式をします。
最初は、鯛から、そして小石を箸で叩いて、箸を歯茎にあてます。上下ともに。
それからは赤飯、野菜のスープ、赤飯、鯛、赤飯と三度繰り返しました。
でも、三回繰り返したかどうか、よく覚えていない。。。
そして、少しでも何か食べさせようと野菜のスープをスプーンで食べさせてあげました。
このスプーンは、同僚から誕生祝いにもらった銀のスプーンです。
初めてのミルク以外の食べ物は、どんな味わいだったのか、びっくりした表情をしていました。
それにしても外野がいろいろと口と手を出してくる。。。
いろいろとお店を探している時に知ったのですが、お食い初めの小石は、関西では蛸を使うそうです。
地域によって、いろいろとありそうですね。
お食い初めの儀式が落着すると、大人たちの食事が始まります。
先付は、蓮根もちです。
もちもちとした表面に、あらく混ぜ込んだ蓮根のしゃりしゃりとした食感、その軽い食感のためか、もちでありながら、あっさりとした印象でした。
お出汁も味わって欲しいと、スプーンも添えられました。
名物 あげ田楽
これは庭の中央にある庵で焼き上げられます。
あげ田楽、すなわち油揚げです。
油揚げはご馳走です。なにしろ鳶がさらうくらいだから。
やき揚げられた油揚げに味噌を塗り、それにコクチネギをたっぷり添えて食べるわけです。
ネギと味噌の相性のよさもさることながら、さっくり香ばしく焼きあがった田楽が素晴らしい。厚焼き玉子は、口直し、トッピングされているのはピリ辛のもみじおろしでした。
御造り 本日の湊より
お刺身は、マグロと金目鯛です。
めでたい席ということで、紅白の魚に金箔をあしらってくれました。
湯引きした金目鯛、身の甘さがありほぐれていくような食感です。それに比べてマグロはちょっと見劣りしてしまう。
煮物 鶉つみれ 海老芋
蓋をして供されます。
やわらかな海老芋、鶉のつみれはナンコツまで練りこまれている。滋味を味わう煮物です。
ほっこりとした海老芋の柔らかさがいいですね、
続いてやってきたのは、八寸です。
4人前が大きめのお盆に盛られてきました。こちらもおめでたい席ということで水引で飾り付けてあります。
1人づつに取り分けてもらいました。
八寸 海老あられ揚げ 蕪といくら菊花和え 落花生とうふ
あられ揚げの海老は、天ぷらとも、フライとも違う。独特の味わいと食感だと思う。
いくらは幾分成熟していたけれど、甘酢であえた蕪の瑞々しさに甘みを加えている。甘酸バランスがよい。
落花生とうふは、プルンとした食感を楽しめる。
ところで、鯛の鯛をご存知でしょうか?
鯛の中にひとつだけある鯛の形をした骨です。姿焼きを食べるときには、その骨を探すようにと言われているようです。
見つけました。
これは、懐紙に包んで持ち帰りました。
綺麗に拭いて、チビが大きくなったら、食い初めをしたんだよと話してあげようと思います。
名物 豆水とうふ
立派な土鍋でやってきました。
部屋に炭を用意して、そこで温めて、一人一人に取り分けてくれます。
豆乳に浮かべたとうふ、濃い大豆の味わい。
適度な塩加減が、より甘さを引き立てているものと思います。
醤油、塩昆布などが添えられてきますが、そのまま食べるのが一番だと思いました。さすがに名物です。
焼物 さわら塩焼
さわらの塩焼き、お昼のコースの竹と松の違いは、このさわらの塩焼きが入るか否か。
脂の乗った塩焼き、義母にはちょっと脂が強かったみたい。まぁ、ここまでの料理でお腹いっぱいになってきたことも一因だと思う。
脂の具合と塩加減がよく、半分はレモンを絞ってみたけれど、むしろこの酸味は要らなかったなと思う。
御食事 鮭ごはん 汁 香の物
鮭ごはんは、蒸篭蒸しでした。
蒸篭の香りがほんのりと香るごはん、ゴマと鮭の風味も追加され、いろいろな表情を見せるごはんです。
甘味 芋きんとん
小豆は甘みがつけられていない。芋きんとんに甘みがある。
なので、小豆と芋は一緒に食べて調整する。
いろいろな人が集まる会席では、こういう調整ができるのが嬉しいところでしょう。
手前の白いものは、百合根です。
塩を感じる小豆、なるほど、芋とあわせると味わいが変わる。この塩味がポイントでしょう。
この日のうかいは盛況でした。
お食い初めを無事に終わらすことができました。
実際に離乳食が始まるのは、1,2ヶ月先のことですけどね。時間が経つのは早いものです。