タバタ歯科クリニック院長の田幡です。
2019年も終わりに近づいてきました。
時がたつのは早いもので、気が付けばだいぶ久しぶりのブログになってしまいました。
この半年間の間にいろいろなことがありました。
まず、9月8日から12日までイタリアのフィレンツェに歯周組織再生療法の世界的権威であるDr.コルテリーニのセミナーを受けに行ってきました。
2年前にもDr.コルテリーニのセミナーを受けにフィレンツェに行ったのですが、今回は前回の時よりもさらに進行した歯周病に対する再生療法について講義、ライブオペ、実習を受けることができました。
一緒にセミナーに参加していた先生がたと、診療のことや歯周病のマニアックな話などいろいろな話ができてすごく刺激的で楽しかったです。
ただ、なかなかの弾丸ツアーで、せっかくイタリアまで行ったのに観光などする時間もなく、実習が終わってすぐに帰国だったので、なかなか肉体的にはきつかったです。
そして、9月13日にタバタ歯科クリニックは無事、1周年をむかえることができました。
これもすべて、スタッフや医院のことを手伝っていてだいてるかたがたのおかげです。
本当に感謝しております!
10月にはスタッフとともに日本歯周病学会学術大会に参加するため、九州の小倉にいってきました。
講演では、歯周病の分類が世界的に見直されていく方向になっていて、そのなかで日本における研究面での対応や今後の展望についての話がありました。
日々普通に診療だけしていると、世界的な流れなどの情報が入ってきにくいので、非常に勉強になりました!
少し足をのばして博多に移動して鉄鍋餃子や屋台も楽しんできました!
11月末には東大阪の医師会、歯科医師会、薬剤師会が合同で行っている糖尿病重症化予防事業の合同セミナーで、歯周病と糖尿病の関係について講演させていただきました。
歯周病になると、歯ぐきの中に傷口ができてきます。
その傷口から細菌が体の中に入ることによって、全身に様々な影響を及ぼします。
糖尿病になると体の免疫力(抵抗力)が落ちてしまい、歯ぐきのでの感染が起こりやすくなるため歯周病を悪化させる可能性が高くなります。
また、歯周病での炎症(腫れ、出血など)が強いと、糖尿病を悪化させることがわかってきています。
今回の講演でお医者さんや薬剤師さんに歯周病とはどういう病気か、またどういった治療をするのかについてもお話させていただきました。
また、糖尿病専門医の先生の講演や眼科の専門医の先生の講演もあり、なかなか他の科の専門の先生の話を聞く機会もないので僕自身もすごく勉強になりました!
また、僕が大学院生の時に糖尿病における歯ぐきの治りについて研究していたのですが、その時に調べていた内容が糖尿病性の網膜症に非常に影響を及ぼしていることがわかって、いまさらながらにその時調べていたことがわかった気がしました!
歯ぐきであろうが目であろうが、治療する分野は違えども、一つの身体のなかで病気が起こっていて、お互いに影響を及ぼしていることをちゃんと考えて、医科との連携をとりながら治療していく必要があると深く思いました!
せわしなく過ぎた半年間でしたが、とても充実していました!
今年ももう残りわずかですが、寒さに負けずスタッフ一同頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
タバタ歯科クリニック
田幡 元