タバタ歯科クリニック院長の田幡です。
6月22、23日に札幌で開催された日本臨床歯周病学会 第37回年次大会にスタッフとともに参加してきました!
今回は「歯根膜を活かす」というテーマのもと、さまざまな講演がありました。
歯根膜というのは、歯と骨の間にある線維でその中に神経や血管や骨を作る細胞などがいます。
↑歯ぐきの周りの組織についてです。
歯周病が進行すると歯を支える骨や、骨などを作るための細胞がいる歯根膜までなくなっていきます。
この歯根膜が歯の周りの組織の再生に非常に重要な役割を果たしていて、その歯根膜をいかに温存させ活かせるかが、歯周組織再生療法や歯の移植の成功にとって非常に重要となってきます。
↑歯の周りの骨や歯根膜などの組織を再生する歯周組織再生療法を行った症例です。
術前に噛み合わせの状態や歯ぐきの組織の状態などを詳しく調べる必要があります。
今回は、今まである治療法における歯根膜の働きについて改めて認識するとともに、新しい治療法や侵襲の少ない外科処置などの講演もありました。
その中でもレーザーを用いた低侵襲の再生療法がすごく勉強になりました!
レーザーによる治療は、歯ぐきの中の細菌や汚れを除去するだけではなく、細胞を活性化させ歯ぐきの治りを促進させる使い方もできます。
今回の講演ではレーザーによる治りを早める力を使って、今までの再生療法よりも外科的な侵襲をはるかに小さくする術式が紹介されていました!
当院で使用しているEr:YAGレーザーでその術式を行うことが可能なので、興味がありましたら一度お声がけください!
講演のほかにも、いろいろな先生方の症例報告があって、すごくいい刺激になりました!
また、当院でも取り扱っているロイテリ菌の新商品の試食もあって、スタッフともどもおいしくいただいてきました!
今回、学会の参加のために医院を休診しみなさまにご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
この学会で得たことを、みなさまに還元できるようスタッフ一同頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!
タバタ歯科クリニック
田幡 元