タバタ歯科クリニック院長の田幡です。

最近、木曜日は兵庫県川辺郡の猪名川というところにある実験施設に実験をしに行っています。

 

 

実験施設は兵庫県と大阪府のちょうど間の山の中にあって、先日行った時は雪が降っていました。

↑実験施設の前です。雪、わかりますかね?

↑車で行っているのですが、冬場はすぐに雪が積もるので注意が必要です。

 

今の研究チームには3年前から参加させてもらっていて、骨の移植材の研究や歯の保存液の研究を行なっています。

↑今の研究をやり出した頃のチームのメンバーです。
実はボス以外、大学の同級生です。
僕を含めみんな大阪歯科大学で、違う講座ですが、教員としてともに働いていました。
みんな専門が違うので、実験方法や考え方などいろいろな意見がでてきて面白いです!

 

先日の実験では主に歯の保存液についての実験を行なってきました
歯科の治療の中で、ケガをして抜けた歯を元の位置に戻したり、歯や歯ぐきの肉を移植するという治療法があります。

↑歯ぐきの肉を移植して審美的に回復した症例です。

 

その治療の中で、移植するために採取した歯や歯ぐきを細胞が死なないように一時的に保存液につけるのですが、その成功率を高めるための新しい保存液について研究を行なっています。

僕は大学院生の時から、歯周組織(歯ぐきや歯の周りの骨)の治癒をベースに歯周組織の再生療法や歯周病と全身疾患との関連についての研究をさせていただいています。
研究や診療をしている中で口の中の治癒の過程をみていつも思うのですが、人間の持っている自分の身体を治そうとする治癒力というのは本当に素晴らしいです!

骨折した時は折れたところに新しい骨ができてきて、骨折は治ります。
こけて擦りむいたところは新しい肉と皮膚ができて治ります。
いろいろな細胞が身体を治すためにみんな頑張って治癒を起こしています。
当たり前のことかもしれませんが、それってすごいことじゃないですか??

 

歯科の治療においても、その人が持っている治癒力をいかに活かすことができるか、ということが治療をしていく上ですごく重要だと思っております。
現在行なっている研究も、治癒という身体の神秘にフォーカスをあてて行なっています。
この研究が、みなさんの健康にとって少しでも役立てるよう、研究チーム一同頑張っています!
またいい結果がでれば、ご報告させていただきます!

 

今日は実験のあとに、実験施設の近くにあるお店でぼたん鍋を食べてきました!

 

↑丹波の山の中にあるお店でした。

バーベキューとかもできるみたいです!

↑ぼたん鍋定食

全然くさみもなくとても美味しかったです!

タバタ歯科クリニック

田幡 元