タバタ歯科クリニック院長の田幡です。
先日、京都で行われていた日本歯科保存学会2018年度秋季学術大会に参加してきました!
歯科保存学会とは歯を残すための、虫歯の治療、歯の神経の治療、歯周病の治療に関しての研究や治療について勉強する学会です。
今回、参加させていただいた学術大会内のシンポジウムで、リバスクラリゼーションという新しい歯の神経の治療についての講演がありました。
子供の歯の神経の治療において、歯を支える根の部分が完成していないうちに歯の神経をとってしまうと、歯の根っこの成長が止まってしまい根っこが短いままになってしまいます。
歯を支える根っこが短いということは、将来もし歯周病になった場合、歯を支えている部分が通常より短いため普通の歯より残していくことが困難になります。
その中で今回の講演であったリバスクラリゼーションという治療法は神経を取ってしまった後に、もともと神経のあった部分に特殊な刺激を加えることで根っこの成長をうながして正常な根っこを形成させようという素晴らしい治療法でした。
今回の講演ではリバスクラリゼーションについて病理組織や実際の症例を交えて、治療補だけではなく今の現状や課題、その可能性についてを知ることができました!
まだまだ確実な治療として確立されているわけではなく、解明されていないことも多い治療法ですが、日々新しい治療法が考えられていて技術の進歩のすばらしさを改めて実感することができました!
学んできた新しい技術や治療を当院でも実践し、少しでも患者さんに貢献できるようこれからも頑張っていきたいと思います!
タバタ歯科クリニック
田幡 元