2009年に早川書房から出版されたものが、2011年に文庫化されたものです。カズオ・イシグロさんの作品を初めて読みました。

本来著者は長編小説を多く書いてきたようで、初の短編集という言葉も紹介等で読みました。音楽に関わる人たちをめぐる五つの物語で構成されています。まず、面白い、そして上手い。

ノーベル賞察作家をつかまえて言うのはおかしいけど、才能ありです。

私はニューヨーカー誌の短編を翻訳で読むことが好きですが、似て非なるものです。それは深さだと思います。

確固としたものだと信じたい男女の関係のもろさや、信頼と不信を行きかう振り子、特別な関係等を見事に描き出しています。

私は「思い出話形」が秀逸に感じました。

もう一つ選ばれる人かどうか、名声と才能の関係について、芸術と世間について、ふとヘッセを思い出しました。

あっという間に読んでしまいましたが、すべての作品にじゅうぶん満足しましたし、感心しました。

この作品との出会いに感謝します。

 

だいぶ前から読み始めていましたが、やっと連休の時間を利用して読み終えました。師、吉田松陰と弟子、高杉晋作の物語です。前半が松陰、中後半が晋作の構成です。

吉田松陰が後世に与えた影響の大きさはこの物語でもたびたび説明されていますが、稀代の思想家、革命家です。

恥ずかしながらこの作品で高杉晋作のすごさを知りました。

60を過ぎてからとは遅すぎますが、知ってよかったと思います。尊敬する人物で高杉晋作と答える人が時々いますが、尊敬に値する人物だと知らされました。

自らが呼び込んだというには、危険に満ちすぎ、時代に憑かれた感があり、強運の度合いも比を見ません。作者は思想が実現するのに3代が必要だと書いています。まず思想の発案者松陰、第2代は思想を具現化するために命を賭して戦う高杉晋作ら革命家たち、第3代は政治家になって制度を作る後輩たち

わたしは高杉を無条件で財政的に支援する白石某や指名手配の新作を男気で逗留させる博徒の親方をすごいと思うとともにそうさせる高杉のオーラのようなものに惹かれました。

お嫁さんはかわいそうなのか幸せなのかわかりません。「おうの」さんは幸せだったと思います。

高杉は詩に秀でていたというのは以前聞いていましたが、この物語でよくわかりました。

皆さんも読んでみてください。

 

「おもしろきこともなき世をおもしろく・・・・」

 

 

わたしたちが協力して

わたしたちが我慢して

わたしたちが工夫して

わたしたちが見つけて

 

新型コロナウィルスの猛威から解放されたとき

そこに何が広がっているのだろう

 

地球は小さく

お互いがそれぞれ役割を担っていること

ウィルスに立ち向かう勇敢さ

思うまま行動できることの喜び

大切なひとがだれで

会えないことがどんなものか

制約の多い生活の気の重いことも

わたしは思い知った

 

解放されたとき

わたしは変わっている

 

わたしはより自由だ

感謝の気持ちを失わない

新たな難局に焦らず対応できる

そして

希望を捨てない

 

 

 

 

 

本日家でバーベキューをします。

昼から飲みます。

飲みすぎ注意です。

これくらいにしときます。

またお会いします。