恥ずかしながら幕末の四士 川上彦斎(かわかみげんさい)のことを知りませんでした。
葉室麟作品をもう少し読もうとたまたま買った本書でしたが、作者の物語る才能に再び敬服しました。
作品中時代の大きな流れの中で歴史の要所に彦斎が大きくかかわって流れて行きますが、その可能性はないこともないが、裏付けはないというものも多いのではないかと思います。作家はこの通りあったんじゃないのと思わせるストーリーを創りあげるわけですが、気持ちよく物語に入って行けたら読者は満足するのだと思います。
ウィキペディアを見たところ佐久間象山暗殺はまず間違く彦斎がやっている。加えて勝海舟が彦斎の思い出をいろいろと語っていました。
幕末期に海舟に幾度か会い意見を異にするにもかかわらず、切らなかった彦斎の思いはどうだったのか。
変節していく元同志に対する失望や怒りはいかばかりだったろうかとか、ぶれずにいることで忌とまれ、獄につながれても淡々と生きた彦斎を見習いたいと思った次第です。
どっぷりと物語に浸かって作者に思いをはせた私でした。
とてもまとまがなくて意味が伝わらない記事ですがあえてアップします。
葉室作品また読みたいと思います。