「気張る男」 城山三郎著 文春文庫を読んだ。 | タバスコマン日記

タバスコマン日記

タバスコマンの由来は、ピザを頼んだ喫茶店で、ピザと一緒にできたタバスコを初めて見て、何も分からずざぼざぼかけたことからです。
タバスコ初体験、19歳の衝撃でした。あれから45年以上、私はずっとタバスコマンです。趣味はそば打ちです。元そば職人です。

久しぶりに城山作品を読みました。

城山さんの真骨頂の伝記ものです。関西の実業家の松本重太郎が主人公です。「西の渋沢栄一」と呼ばれた人らしいのですが、勉強不足で読むまで知りませんでした。

10歳で家を出て、運と自分の才覚と努力と出会う人に恵まれて、事業を拡大します。

野心家で、目立ちたがりで、営利に走りすぎるとの風評があったようですが、実は社会や国のために事業展開したのだと言うことが、くり返し書かれています。最後に事業の礎だった銀行をつぶしてしまったと言うことで、大きく語り継がれることがなかったのでしょう。

主人公が手がけ、実現した事業は今もすばらしいと思います。

城山さんが、取り上げたのはその決断の早さ、バイタリティと、私欲に走っていないところだったのではないかと推察します。


読んでよかった作品でした。