財政が逼迫した米沢藩の物語でした。上下に分かれていますが、最後に救いがあるはずと読んだのですが、最後まで米沢藩は財政を立て直すことができませんでした。
財政再建に取り組む姿は、現代のわれわれに色濃く重なるのですが、藩主の人間性、部下の性格や度量によって、取り組む姿勢も違うのですが、暗く続く悪い状況は読んでいて、重たいものでした。
読み終えて、明るい兆しは見えないことがわかったのですが、それでも読み終えたことにほっとしたしだいです。
聞けば遺作とでも言うべき作品だということでした。
辛抱強く取り組まれたものと、感服します。