「漆の実の実る国」藤沢周平著(文春文庫)を読んだ。 | タバスコマン日記

タバスコマン日記

タバスコマンの由来は、ピザを頼んだ喫茶店で、ピザと一緒にできたタバスコを初めて見て、何も分からずざぼざぼかけたことからです。
タバスコ初体験、19歳の衝撃でした。あれから45年以上、私はずっとタバスコマンです。趣味はそば打ちです。元そば職人です。

財政が逼迫した米沢藩の物語でした。上下に分かれていますが、最後に救いがあるはずと読んだのですが、最後まで米沢藩は財政を立て直すことができませんでした。


財政再建に取り組む姿は、現代のわれわれに色濃く重なるのですが、藩主の人間性、部下の性格や度量によって、取り組む姿勢も違うのですが、暗く続く悪い状況は読んでいて、重たいものでした。


読み終えて、明るい兆しは見えないことがわかったのですが、それでも読み終えたことにほっとしたしだいです。

聞けば遺作とでも言うべき作品だということでした。

辛抱強く取り組まれたものと、感服します。