やっと読み終わりました。
晩酌してもしなくても、寝る前に本を読みますが、老眼が進むなか小さな字は、焦点が合うまで時間がかかります。
老後に文庫本を読み漁るという夢も、現実的には無理なのかもしれません。
さて、鈴木商店の焼き討ち事件が題材ですが、悪役鈴木商店は本当は悪役ではなかったのではないか、大阪朝日新聞が、火付け役になってヒールに仕立てたのではないかというのが主旨と読みました。
城山三郎独特の反骨の視点のようなものを感じます。あるいは冷静で偏頗のない視点というか。
激しない文章だからこそ、納得してしまうのでしょう。
公明正大であるマスコミという神話はいまも生きています。
自分の専門や、ごく近くで起こった事件以外は記事を鵜呑みにしてしまう自分がいます。
新聞も言っているじゃないか、という論法は危険です。
新聞もそういう方向にもっていこうとしているじゃないか、というのが真実に近いのではないでしょうか。
またお会いします。