この作品を読むのは実は2度目です。再読するのはめずらしいのですが、読む本がなくて、本棚を見たら城山作品があったので、読み返したしだいです。
新潮社文庫、平成9年5月発行となっているので、その頃買ったのだと思います。
大原孫三郎の生涯となっていますが、倉敷の歴史書でもあり、孤児の教育に尽力した石井十次の半生も描かれています。大原美術館の所蔵品を買い付けた画家、児島虎次郎も丁寧に描かれています。
孫三郎の友達探しの旅は、石井と児島に出会って、充実していくのでした。
御曹司が、小さくまとまらず、その財力を生かして、会社経営にも、社会貢献にも体当たりして、結果を出していく姿は好ましかったです。
ただ、お金に苦しんでいる庶民の1人として、でも御曹司も楽ではないよねえ・・・・とふと思ったのでした。