「ラッシュライフ」伊坂幸太郎著(新潮社文庫)を読んだ。 | タバスコマン日記

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タバスコマンの由来は、ピザを頼んだ喫茶店で、ピザと一緒にできたタバスコを初めて見て、何も分からずざぼざぼかけたことからです。
タバスコ初体験、19歳の衝撃でした。あれから45年以上、私はずっとタバスコマンです。趣味はそば打ちです。元そば職人です。

マイブームの伊坂幸太郎シリーズですが、ラッシュライフは疲れました。一気に読みました。図抜けた構成力(偶然性のコラージュ)、映像的な表現、気の利いた会話等井坂らしい作品でした。でもちょっと、ばらばら死体の蘇りのくだりは、無理っぽいかなあと思いました。


あのまま、死体が勝手に落ちたり、ばらばらになったり、くっついて歩いたりしたままで、解説しなかったら別ジャンルの作品になってしまうのでしょうが、気持ち悪くも、不思議な話になっていたかもしれません。


犬を手放さないリストラ男のくだりは、期待し、予想できた展開ながら、良くぞ書いてくれましたと思った私でした。

京子の図太さ、思い込みの強さそしてもろさも、短略的と思えなくもありませんが、「さもありなん」でした。サッカー選手青山もいい味でてます。

自殺した父をもつ息子は、絵を描きたいのに父に反発し、生き神にひかれ、父に戻っていく。


疲れたけど、読んでよかった、夢中にさせてくれてありがとサンでした。

井坂また買おう。  

 ちなみに、新潮社文庫の帯には「好きな作家第3位」 発表!今読みたい新潮社文庫 2008年 とありました。