マイブームの伊坂幸太郎シリーズですが、ラッシュライフは疲れました。一気に読みました。図抜けた構成力(偶然性のコラージュ)、映像的な表現、気の利いた会話等井坂らしい作品でした。でもちょっと、ばらばら死体の蘇りのくだりは、無理っぽいかなあと思いました。
あのまま、死体が勝手に落ちたり、ばらばらになったり、くっついて歩いたりしたままで、解説しなかったら別ジャンルの作品になってしまうのでしょうが、気持ち悪くも、不思議な話になっていたかもしれません。
犬を手放さないリストラ男のくだりは、期待し、予想できた展開ながら、良くぞ書いてくれましたと思った私でした。
京子の図太さ、思い込みの強さそしてもろさも、短略的と思えなくもありませんが、「さもありなん」でした。サッカー選手青山もいい味でてます。
自殺した父をもつ息子は、絵を描きたいのに父に反発し、生き神にひかれ、父に戻っていく。
疲れたけど、読んでよかった、夢中にさせてくれてありがとサンでした。
井坂また買おう。
ちなみに、新潮社文庫の帯には「好きな作家第3位」 発表!今読みたい新潮社文庫 2008年 とありました。