いわゆる村上ワールドと呼ばれている、まさに彼の世界へ連れて行ってくれるというと異論があるでしょうか。
ストリーテラーとしての村上の才能を考えるとき、初期の短編から彼の独特の世界は、確立されていました。(そうでなければ作家として認められなかったことはもちろんですが・・・)最近では、長編で自分の世界へ読者をいざなうことが彼らしいと思われている節がありますが、村上の真の価値はむしろ短編にあると考えます。そういった意味で、今回の短編集は久しぶりに、読んで楽しかった。較べられるものがない才能を見せつけられたと思います。
4,5作品が私としてはすきです。どちらか1番すきかといわれると、5作目です。(誰も聞いてはいないけど・・・)