…死ねなかった。
そしてじぶんの弱さをたにんにぶつけた。
おれは、からっぽだ。
からっぽのまま、裁きをうけ、しんでやる。
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角川エンタテインメント
映画「疾走」。
加瀬さんは殺人犯、死刑囚の役を演じている。
原作では、惨殺後に自販機でお茶を買うが、映画では、家の冷蔵庫から烏龍茶を飲むというアレンジが施されている。
返り血を浴びた彼の白い喉元、苦しみ、狂気が実に印象的である。
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死に値する絶望があったが、今もこうして生きている私。
あの日のあかね空に誓った想いを、自らの手でにぎりつぶしてしまってから、はや三年…