実は、タバコやめれました76「弊害」 | 実は、タバコやめれました

実は、タバコやめれました

喫煙歴20年以上だった私が、2024年、禁煙歴6年目になりました。
現在は禁煙を行動分析学や心理学を参考に、新たなアプローチで成功へ導くお手伝いをさせていただいております。

 

「弊害」

 

 

皆さんは行動に移せない

原因として、どのように考えて

おられるでしょうか?

例えば、

Aさんが「禁煙が続かない」ということに対して、あなたはどういった分析をされますか?

 

Bさんが「英会話の勉強」を始めた

のですが、1週間しか続きません

でした。あなたの感想は?

 

Cさんは人前で自分の意見を

はっきりと言えません。

あなたは何が原因だと思いますか?

 

おそらく、私も含め、多くの方が

Aさんは「意志が弱いから」

Bさんは「本気じゃなかったから」

Cさんは「気が小さいから」

という理由づけをされたのでは

ないでしょうか?

しかし、これらの「行動の原因」を

学問的観点から見ると、全く違う

結論として考えられています。

では「行動の原因」とは、

どのように考えられている

のでしょうか?

学問上では

「行動が起こっている現在の

環境要因」が原因であると

結論づけられています。

つまり、

前述した私たちが思いがちな

行動ができなかった理由、

「意志が弱い」

「本気じゃない」

「気が小さい」は

全て環境で左右されたものでは

なく、気持ちを言語化したもの

なんです。

学問的には、実験と検証

(数字やデータ)から

原因を明らかにするので、

原因を「気持ち」として結論づけることはありません。

このような「気持ち」を原因として

考えてしまうことを、学問上では

「医学モデル」と呼ばれています。

その理由としては、医学では身体に

現れた症状の原因は、身体の中に

あると考えています。例えば、

「高熱が出た原因は、インフル

エンザに感染しているから」

というような具合です。

このように一方的に貼り付けられた

ラベリングは、私たちが問題解決をする上で非常に弊害となって

しまっています。

ここで、私が皆さんと改めて考えて

みたいと思ったことは、

「出来なかったことについての

理由づけ」をどうのように考えて

いくべきか?ということです。

これまでのように、出来なかった

原因を「性格や気持ち」として

考えるのではなく、

失敗した時の「状況や環境」から

失敗した原因を探り、

次の成功要因へと活かしていく。

こうして失敗要因をひとつずつ

潰していくことで、手の届かない

ような目標であっても、成功へと

近づけることができるのです。

是非、皆さんも上手くいかなかった時などは、もう一度原因を

考え直してみては

いかがでしょうか?

つづく…