信じられない感覚
―――那智の滝登り
先日の新聞の記事。なんと熊野三山の一つ、那智退社のご神体、那智の滝にロッククライミングしたというのです。
古来より、大いなる自然に対し、その叡智に「神」を見てきた私たちの先祖たち。
聳え立つ山々や神秘的な水の流れ、そういうものに対し、自然と神々しさを感じる私にとってとても衝撃的なニュースでした。
私も那智の滝には何回か行ったことがありますが、ご神体とする滝に登る、なんてとんでもないことだと思います。
ロッククライミングは滝を当然、傷つけているし、古来より信仰してきた人々の想いを侮辱するものに他ならないと思います。
スピードや効率を追って突っ走ってきたこれまでの弊害がいろんなところでいろんな形で噴出しているのが今の社会ではないでしょうか?
全ての生き物が調和して生命の営みを営々と続けてきた「自然の叡智」に対してもっと謙虚に向き合うべきではないでしょうか?
人間は「自然に生かしてもらっている」存在であることにもっと思いを寄せたいです。
そうすることでもっと心にゆとりを持て、自分も周りも大切にできるのではないか?と思うのです。