ついにNFLドラフトが開幕。
パッカーズは1巡12位と1巡30位をトレードアップした21位で2人を指名。それぞれの選手を紹介します。
1巡12位
EDGE：ラシャーン・ゲイリー（ミシガン）
高校からトッププロスペクトとしてミシガン大に進学。エッジラッシャーだがアウトサイドからよりブルラッシュのほうが得意なタイプ。身体能力は抜群。ランディフェンスが上手い。全力でプレイし手抜きはない。
懸念は抜群のポテンシャルを活かしきれていないところと怪我が多いこと。トップリクルートでカレッジに入った選手としては物足りない実績だが、その能力を活かしきれればNFLを代表するパスラッシャーになる可能性もある。
パッカーズでの期待
基本的にはOLBとしてプレイさせるとのこと。カレッジではほぼ3ポイントスタンスでプレイしていたが、スピードがある選手なのでOLBとして開花する可能性はある。3－4のDEもできる選手なのでバーサタイルな活躍が期待できる。両スミスとのローテーションになると思うが、それぞれインサイドもできる選手なのでペティンDCの起用法に注目したい。
所感
ポテンシャルがあることは認めるが、カレッジでそこそこの内容に留まっている選手を12位で指名するのはリスクが高いと感じる。また、肩の怪我で昨シーズンは満足にプレイできておらず、再発の可能性も懸念される。もちろん活躍して欲しいが、リスクを考えると個人的には疑問な指名です。
１巡２１位
S：ダーネル・サヴェージ（メリーランド）
スピード、クイックネス、感性と素晴らしいものを持っている。特に相手のプレイを察知してボールに絡む動きは素晴らしい。タックルも強烈だがオーバーパシュートすることもある。カバレッジもうまくスロットCBもできる能力がある。セーフティとしてはサイズが無く、ダウンフィールドブロックに抑え込まれることが多い。
パッカーズでの期待
FAで取ったSエイモスの相方に最適。スピード（40yd：4.36）は抜群でFSとして十分にやれる能力がある。初年度からスターターでしょう。成長できればプロボウル級の活躍も期待できる。
所感
もともと2巡候補筆頭として考えておりサヴェージの指名に不満は無い。4巡2つを使ってトレードアップして取る必要があったのか？という点は気になるが、グートクンストGMの「サヴェージはセーフティとして抜けた存在」という評価が正しければ妥当でしょう。パッカーズの命運をかけた指名とも言えますね。
１巡を終えての感想
ポテンシャルを重視した指名という印象。二人ともスピードは有数で近年のNFLの傾向に沿った指名とも言えます。また、複数ポジションをできるバーサタイルなところも共通している。2人を含め層が厚くなったディフェンス陣をどのように使うか、ペティンDCの手腕が問われる年になりそうです。
１巡でオフェンスの選手を１人は獲って欲しかった気はしますが、全体的に今年のオフェンスの選手の評価は低そうですね。OT、WRは予想より指名が少なかったですし。できればTEは獲りたかったですがホッケンソンが指名された時点であまりTEの指名は考えていなかったような気がします。１巡の２つ目はほぼサヴェージで行くと決めていたような感じがしますしね。
Day２に向けて
TE、WR、OT、DLあたりの指名が濃厚でしょうか。ただ、TEはIrv Smith以外は能力が落ちると見られているので指名するかどうか。昨年のWRのように５巡以降でポテンシャル型を２人獲って当たりを狙う可能性もあるかもしれません。
WRは２，３巡候補はたくさん残っていますね。OTは１巡候補と言われた選手がスリップしてくれば１番指名が濃厚なポジション。DLは個人的に評価しているDre'mont Jonesが残っていれば指名したいですが、ディフェンス３連続は・・・という気もします。
３巡はRBの可能性もあるかもしれませんね。
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