3-4DEの3テクニックと5テクニックの違いについて | GO!PACK!GO!

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昨日のブログでDEディーン・ロウリーを説明する際に”5テクニック”という言葉を用いました。
NFLは好きでもアメフトにそこまで詳しくない方には馴染みのない言葉だったかもしれないので、補足として説明します。

テクニック


少し見づらいかもかもしれませんが、上記の図(アメフトNFLJAPANさんから拝借しました)で説明します。

ABCで記載されているのは”ギャップ”と呼ばれます。各OLの間のことですね。基本的にランはギャップを抜けていくので、DLはギャップを守ることが重要になります。
そして数字で書かれている場所がDLラインのセットする位置で”テクニック”と呼ばれます。

3-4ディフェンスのDEは3テクニック5テクニックに分けられ、要求される能力が変わります。

3テクニックはガードの外側の肩の位置にセットし、Bギャップを守ることになります。また、ガードと正対しないのでスピードやテクニックでペネトレイトする能力が要求されます。

一方の5テクニックはタックルと正対しBギャップとCギャップの2つを守ることになります。タックルと正対するので押し負けないパワーが要求されます。パワーで負けるとRBに簡単にギャップを抜けられてしまいます。

昨日、私がロウリーは5テクニック向きだと言ったのは、スピードよりパワーで相手を凌駕するタイプだからです。パッカーズの今のメンバーだとマイク・ダニエルズは3テクニック向き、ガイオンやぺネルは5テクニック向きになりますね。
また、ロウリーの腕が短いのが懸念だとも書きました。5テクニックの選手は腕の長いOTと向き合うので、腕が短いとかなり不利なんです。相手の体に十分に腕が届かないと押しづらいですからね。OTに腕の長さが求められるのもこのためです。

ちなみに3-4ディフェンスのDT(一般にNT)は0テクニックと呼ばれ、センターに正対して2つのAギャップを守ります。NTがよくないとランを出されてしまうのは、2つのギャップをうまくコントロールできないと後ろのLBやSが非常に守りづらいからです。
但し、最近は3-4ディフェンスでも1テクニックの位置にセットすることも多いですね。片方のギャップを確実に守ってもう片方をLBに守らせるという戦術です。

私の浅い知識の説明なので分かりづらい部分あるかと思います。より詳しく知りたい方は英語のサイトを見てみるといいかもしれません。