みなさんもう発売したばかりのクッキーは読みましたか?

200m先の熱、

やばすぎじゃないですか?今号!!!

 

ついこないだ神回が来たばかりだと思ったのに、個人的にはそれを超えてきました!!!!

今までで一番読み応えがあった!

なんなのもう、2号に1回つまり4ヶ月に1回神回が来てません??前回は真霜の回で、今回はひららさんの回ですよ!

一人ずつ順番に来るとか。。。にくい!!

 

 

 

 

 

一旦落ち着け。コミックス10巻も出ました。おさらいの意味も込めて読みましょうみなさん。

 

 

 

そしてクッキーですよ。今回はまた2本立てで110p+カラーという豪華さです。

桃森先生、仕事しすぎじゃない。。。?うれしいけど。。。。

 

 
 
 
 

 

 

今回は2本だて。そのうち24話が久しぶりの、いや初めてかな?平良さん視点のモノローグなんです。

前の5巻と6巻で過去を語る時も平良さん視点ではあったけど、思いを語るというより出来事を説明するみたいな感じで、モノローグ感はありませんでしたからね。

でも今回はガチで平良さんの心象なんです。モノローグなんです。

それがま〜〜〜よかった。

ヘタレで、優しくて、逃げ腰で、モテで、

きっかのことが大好きで。

 

 

今回、ひららさんは

きっかのおっぱい✨

につられてw自分と向き合うという

拷問修行

を行なわされるんですねww

いやまあそれは半分冗談ですが、体当たりで話し合いにもつれ込ませるきっかの手管と手腕と豪快ぶりに私、感動いたしました。

前回からものすごく重くて暗い雰囲気になってしまった二人。

ひららさんはこういう空気が大嫌い。今までの人生、こういう場面からは逃げ続けてきた男です。女優の時も鬼彼女のいる家に帰りませんでした。

けど、きっかはそれを許さない。

ただしエンタメにしちゃって、楽しい雰囲気で喋りやすくするっていうのは彼女らしさっていうか、

すごくきっからしい魅力ある行動でした!

要するに、これが私たちのやり方!って勢いで服を脱がしてスッポンポンでプールにダイブ!

そして裸の心と体で本音を語り、相手のことがわかったと思えたら少しずつ近づいていくっていうゲームにしちゃったんです。

平良さんも「もうっ(おこ)たまに大胆なんだから・・・」ていいながら嬉しそう。きっかの度胸が座ってるとこ、魅力だよなあ。

最初は重く詰め寄る感じだったきっかだけど、それも一瞬で収まり自分の考えをまとめてから冷静に話す、っていうのもよかったな。

 

 

平良さんは9巻あたりから見え隠れしていた自分の身勝手さ、傲慢さに気がついてしまい、泣いてしまいます。

 

 

もう生粋のヘタレ、だけど、本当に優しい。

平良さんの本音は「いつも僕のことを考えて待っててくれるパートナーになってよ、専業主婦でも全然いいよ!」(曲解)だったんですよね。

だけどそういう風に相手に対して求めたのは、きっかに対してが人生初。

自分の世界(仕事)を持ち、輝くきっかを選んでおいて、それは無茶振りすぎる。

 

「僕の手の届くところで輝いていて」

 

という彼の本音は、とてもドス黒い毒として自らに突き刺さってしまったんです。

そんな自分が嫌で自己嫌悪の海に沈む平良さんを浮上させるのは、やっぱりきっか。

 

そしてお互いに嫌なところを本音で言い合うんです。

きっかがあまりにも割り勘思考なことに、ひららさんは不満を抱えていた。まあそうだろうなとはうっすら思ってたけど、ここまでとは。

だけどその原因が何なのか、理由を突き詰めるとこまで二人は話すんですね。

 

 

これ!!!!

なるほどなーーーー!!!ってすっごい納得しました!

 

 

自分で稼いでない大金は

情熱を吸ってく気がするんだよ

 

 

きっかの、自分でも気づいていなかった本音を平良さんが掘り出した。

 

お互い、本音で語り合い、お互いが自分の知らなかった心を見つけた。

ひららさんは気づくんです。きっかは自分がいなくても平気な人だと。

 

だけど、その上で

 

 

彼の結論はこれ。

 

 

二人は体を重ねる。

今までとは違う、濃厚な本気のエッチ。

 

ただ、二人には決定的なマインドの差ができます。

 

 

きっかは平良さんの素直でヘタレなところに、またほだされてときめいただけ。

でも自分では「平良さん愛してる」って疑ってないと思う。

 

ひららさんは逆に「これは執着なんだろうか、手に入ったと思えないから追っているだけの」って迷ってる。

でも側から見れば、自分の望まない行動をする相手でも受け入れて、包んで、わかり合おうとする

そこまでしても一緒にいたいと思える。それはもうとっくに愛なんだよ。

 

 

平良さんもなんとなく気づいてそうです。

きっかの相手は自分じゃないかもしれないって。

 

 

平良さんが今回気づいた「理想の妻像」は、子供時代に接していた母親から起因していることがラストでわかります。

姉ばかり構っていた母だけど、家に帰ればいつもいてくれた。

それが平良さんにとってものすごく嬉しいことだったんですね。

 

 

 

今回24話で、ひららさんときっかは心も体も固く結ばれたように見えます。困難を乗り越え、一歩進んだ深さまで分かり合えたと。

だからラブラブが増したんだと。

でも、そうじゃない。

そういう読み方をするのはニワカだと言いたいw(何様)

これは、いずれくる二人の別れを示唆する物語だったと思います。

幸せに見えて、実は温度の差ができた。それが幸せな中で静かにじわりと始まっているところに、物語の深さを感じました。

 

すぐダメになった、はい別れた!じゃない物語。

そして真霜くんとのことも丁寧に書いていきそうな予感をさせる25話。

今回のブログは24話だけですので、25話についてはまた後日書きたいと思います。

 

てかさ、読んでよクッキー!

私がごちゃごちゃ言うより読んだ方がいい!絶対!!

もう、本当よかったから。

 

 

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