200m先の熱、クッキー3月号に掲載の16話の感想です。ネタバレ含みますので嫌な方はご注意ください。

今回は本当に絵で見せる部分が大きいので、コミックスまで待てない気になる方は雑誌で先読みしちゃった方がいいですよ〜〜〜!!!と言っても今回の16話が載ったコミックス7巻はもうすぐ3月に出ます。

 

 

 

 

 

いや〜〜〜〜!それにしてもよ。表紙扉の真霜くんのセクシーさったらないわwww

 

 

いきなり単品で色気マックスで、今回はどんな真霜くんの神回が!?とおもたら、

 

 

✨✨平良さんのかっこよさぶっちぎりの回でしたーーーー!✨✨

 

一言で言えば平良さんと紬がとうとうエッチして結ばれた話であり、紬にとっては初体験なんだよね。高校生の時の真霜くんとの経験を「入ってないからノーカウント」とするなら、だけど。

 

いやー正直、初エッチまではもうちょっと引っ張るかと思ったんですよね。というのも少女漫画において、体の関係を結ぶというのはクライマックスに置かれてもおかしくない大きな出来事であり、二人のゴール地点でもあるからです。

でもこの200mは大人向けを謳っているだけあり、読んだ感想としては

「エッチって本当に恋愛における通過点であり、日常の一つなんだ」

としみじみ感じ入ったということです。

 

そうだね、大人の恋愛において体の関係は避けては通れないし、それは当たり前だし、したからって二人の関係が絶対なものとは言い切れない。

今回の二人のエッチはすっごく平良さんの経験値の高さを感じさせるものであり、また平良さんが本当に優しい人なんだってことを再確認できました。

はっきり言ってね、平良さんの家デートの仕方、ベッドへの持って行き方、「初めての女性」に対するエッチの仕方としては

 

満点です。

完璧です。

めちゃくちゃ紳士です。

さすがです。

 

だけどしっかり雄だった。

ときめきマックスだった。

 

もうさ〜〜、高校生ではあったけど真霜くんとの差が凄すぎるのよwwww

余裕がなくて独りよがりに突っ走ってしまった真霜くんとの差が笑

 

きっかもメガネのくだりがすごく可愛かったね!

メガネはずさないでね💦なんて、もーーーーー!たまらんでしょ平良さん!

 

なんつっても、した後のピロートークが長いのもよかったなー。

ここでの平良さんの喋ることはもう最高すぎて、こんなふうに思ってくれるなんて泣けるレベルです。

 

こういうことって、二人で積み重ねて育てていくものだからさ

経験豊富なひららさんでもそうなの?

そうだよ、紬さんと僕のかたちは二人だけのものなんだから

 

 

それは経験値の高い平良さんでも変わらない。

そんな考え方の平良さん、どこまで最高なんよ。。。。

情熱的で、幸せで、優しさに溢れた二人のラブシーン、最高でした。

 

 

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前回、真霜くんときっかが二人で歩いているのを見かけて、嫉妬心が燃え上がってしまった平良さん。

独占欲を隠しきれず、強引にきっかを求める。もちろん態度は優しいんだけど、

エッチ中のセリフに独占欲がよく現れていた。

 

 

僕はあなたの「途中」になる気はないからね

 

これを言う平良さんの顔がまたオスなんよ✨

このセリフとかもそうなんだけど、

きっかが平良さんの家で日常の暮らしを垣間見て感じる格差、「もし二人暮らししたら生活を二人で作っていくんじゃなくて、平良さんの作ってきた暮らしに乗っかるって形になっちゃう」という思い。

本当にきっかがしたい事は、平良さんとじゃ叶わない空気感が満載なんだよね。

もし、専業主婦になって気楽にお金持ちの暮らしがしたいっていう女の子だったら、平良さんは理想的だと思う。

でもきっかはそうじゃない。

彼女は社会人として引きこもりがちの仕事ということもありコンプレックスがあるけど、精神的にはめちゃくちゃ自立してる。

だからこそ平良さんの庇護下が気持ちよく感じられないんだと思う。罪悪感の方が勝ってしまう。

 

その解決策を彼女なりに「感謝する」とか「安らぎを与える」とかいろんな方法で模索中なんだけど

きっか自身が本当に求めることの根本的解決にはならない気もするんだよね。

だからこそ真霜くんルートもまだあると思える展開だし、所々に伏線も感じる。

でも、このまま平良さんと最終的に結ばれるという線もあり得る。

 

本当に先が読めなくてハラハラするんだけど、現状、どうなろうときっかがちゃんと自立していて

なおかつすごく幸せだから、読んでてワクワクもするんだよね。

この辺の塩梅はハラハラがかなり勝っていた「菜の花の彼」の読み味とは違うところです。

そしてなんていうか、コマの割り方、会話、話の展開など、感情を打ち出すところは打ち出しているんだけど、そうでない日常の部分は俯瞰の視点で描かれていて、だからこそとてもリアルなんですね。

 

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結ばれたことで「手に入れた」という自信が平良さんの中に芽生えてる。それが理事会での真霜くんに対する平良さんの表情ひとつ、たった1コマで表現しているのもすごい。

これ、かなりマウントですよね。。。www

今までの平良さんじゃ考えられない。

知らぬは真霜くんばかり。二人のことをもうすぐ知るんだろうけど、真霜くんの精神どうなってしまうの。。。

 

とはいえ、平良さんもきっかと恋愛を続けてゆくゆく結婚したいなら、平良さん自身も変わらなきゃいけない部分があるんじゃないかなあ。

きっかは守られたい女の子じゃない。保守的に見えて実はとっても現代的な価値観の女子なんですよね。

平良さんの恋愛スピードは早くて、結ばれた後すぐに「一緒に住まない?」と次のステップへ。

それは断られてしまったんだけど…明らか積極性が増してるよね平良さん。

 

 

恋愛面の気持ちと、理事会でのマンションの問題と絡めて進んでいくストーリー構成も面白い。

今回は「負担」でした。

これ1巻から(特に2巻から)ずっと貫かれてるスタイルで、桃森先生のストーリー構成力の高さが感じられます。

次回はなんと大人数でのお花見会!マンションに集う選ばれしイケメン達と美女達の錯綜がどうなるか見ものです!

二宮さん、葛西さん、司波さんにもスポットが当たりそうですね!彼らも深堀りしたら面白そうだもんね〜。

けど一番のスポットはやっぱり平良vs真霜だろうなあ。

 

 

ーーーー後日 追記ーーーーー

何回も読み返してて気がついたんだけど、平良さんの出してくれたワインってロマネコンティですね。。。?

名前だけ知っててよくわからんがググったら価格がとんでもないじゃないっすか。

安くても150万円、高いと1000万超えてるで。。。

それをなんでもない顔で「どれがいい〜?どれでもいいっすよこのジュース〜」(言ってないけど)みたいにして出す平良さん。

ぜーーーったいきっかは値段分かってないよねw1本3000円くらいかな〜、高くても5000円くらいかなーと思って飲んでそうw

そしてその感想が「好きってわけじゃないけど、ふわーってするのが気持ちいい」ですからね笑

本当の価格を知ったら卒倒して一口も飲めなくなりそうw

 

 

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