今回は介護現場の勉強会で使えるコミュニケーションワークを紹介。
ぜひ皆さんの施設でもお使いください。
僕も実施しましたが、かなり盛り上がり、反応がいいワークです。
2種類の質問
オープンクエスチョン/クローズドクエスチョンとは?
質問は大きく2種類に分けることができます。
それは「オープンクエスチョン(開いた質問)」と「クローズドクエスチョン(閉じた質問)」です。
■クローズドクエスチョン
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方をクローズドクエスチョンという。クローズドクエスチョンは、相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効。
■オープンクエスチョン
「どう思うか?」などのように、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンという。オープンクエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効とされる。
例えば「昨日京都に行ってきたんだ」に対し、「楽しかった?」「1人で?」「仕事?」などという質問はクローズドクエスチョン。「どうして?」「どうだった?」などはオープンクエスチョンといえる。 話題を展開させたり思考を深めたりするためには、この両方をうまく組み合わせていく必要がある。
■介護現場での質問
介護現場ではクローズドクエスチョンで相手の思いを引き出していく場面が多くあります。
例えば、失語症の人、しゃべられない人、認知症の人など。「どう思うか?」と質問してもなかなか答えられない事も多いでしょう。
そこで、「はい」「いいえ」で答えられる、または首を縦か横に振れば答えられるクローズドクエスチョンが有効になってきます。
■今回のワークの目的
クローズドクエスチョンにも、慣れや技術が必要です。相手の思いを引き出すためには、工夫し、色々な角度から質問を考えていく必要があります。
今日はワークで体感し、感じたことを自由にシェアしてみましょう。
こちらを参考にしています
オープンクエスチョン/クローズドクエスチョンとは?
クローズド・クエスチョン/オープン・クエスチョン
ってことでここからはワークの紹介です↓
ワーク ~私は誰ですか?~
①円になって座ります。
②参加メンバーの背中に単語や絵が書かれた紙を貼ります。ほかの人の紙は見てもいいですが、自分の紙は見てはいけません。
今回のお題は「食べ物」です。参加者全員に「食べ物」が背中に貼られているのを説明します。(野菜・くだもの・乗り物など毎回「お題」を決めましょう)
※単語や絵が書かれた紙を配る人も分からないようにするためには、封筒や箱に紙を入れてそこから引いていくのがいいでしょう。
③プレーヤーとリーダーを決めます。プレーヤーの右隣の人がリーダーとなります。Aさんがプレーヤーの場合、Fさんがリーダーになります。
④プレーヤーは左隣の人へ、一人に1問ずつ順番にクローズド・クエスチョンをしていき、自分が何の紙が貼られているか予想していきます。回答する人は、「はい」か「いいえ」で答えていき、どちらにも当てはまらない場合は「どちらでもありません」と答えます。
例えば
Bさんに「私は果物ですか?」、Cさんに「私は赤色ですか?」など
「私の特徴を答えてください」「私の色は何色ですか?」などの質問はNGです。
背中にはるものはこんな感じ↓
⑤AさんはEさんまで質問していき、リーダーであるFさんに、予想した答えを「私は○○ですか?」と質問します。リーダーは「はい」か「いいえ」で答えます。正解すればAさんの順番は終わり。不正解の場合、Aさんは質問を繰り返していきます。わかった時点で、リーダーに答えを言いに行ってもかまいません。
⑥全員が終わったら、どのように感じたか意見を言い合います。
⑥が重要です。
どんな気持ちになったか、いかに相手から答えを引き出すのが大変なのか。
みんなで意見を出し合い、コミュニケーションの重要性を学びましょう!
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