父の死後
我が家は
あわただしく葬儀をすませ
母は様々な手続きに
走り回っていました。
私も
式の準備や
仕事やらで
一人になった母を気にかけながらも
日々忙しくしていました。
そんな中
母が
またおかしくなっていきました。
葬儀の直後は
母は
仏壇の前で
泣きながら寝ていたのですが
最愛の人を亡くしたのだから
仕方ないと思っていました。
数日後
母は遺品の整理をしていた時
父の手紙を見つけました。
手紙は読ませてもらえませんでしたが
父が知人の女性に書いたのもでした。
その知人は、
母も知っている人らしく
どうやら父は
その人に好意を持っていたという内容だったそうです。
その話をしながら
母は
笑って、泣いていました。
結婚してから
ずっと
家でも仕事でも一緒で
母は
父が大好きでした。
幼いころ、
私が、
「私たち子どもと、おとうさん、どっちが好き?」
と聞くと
迷わず
「おとうさん」
と答えていました。
私も仲の良い夫婦だと思っていたので
父の手紙はショックでしたが
母のショックは
相当なものだっと思います。
真意を確かめようにも
父はもういません。
ぶつけようのない悲しみに
母は溺れていきました。
恐らく
このころから
母の症状はひどくなりました。
式のことで
必要以上に腹を立てたり
いきなり
夫の職場へ行ったり
明らかに
うつの症状がでていました。