昨秋より住宅瑕疵担保履行法
がスタートし、
住宅建設の際は地盤調査が必要になった。
そして結果が悪く出れば地盤改良ということになる。
これだけを聞くと建主のためのように思えるが、あながちそうとも言えない。
住宅の地盤調査はスウェーデンサウンディング試験(SS試験)か
表面波探査法による試験で行うのが一般的だが、
本格的なボーリングによる標準貫入試験と比べると至って簡便な方法なので、
信頼性は高いとはとても言い難い。
それでも結果は気になるもので、改良の必要ありと出れば無視することもできず、
想定外の出費で対応していかなければならないことになる。
いまの時代はどちらを向いても保険漬け。
火災保険だけだった住宅の保険も、いつの間にか地震保険とセットになり、
そしてまた、この瑕疵担保履行法によって住宅を取得する時は
瑕疵担保責任保険
にも入らなければならなくなった。
不安を煽られれば保険で安心を買いたくなるのが人の常だが、
保険金が払われる条件をよく読むと、よほどひどい工事でもしない限り、
下してもらえることはなさそうな内容になっている。
新しい法律を作り、新しい天下り機関を生み出す。
官僚と保険会社のための法律のように思えてくる。
保険に入るのは個人の意志に任せるのが本来の姿なのではないのか。
大手保険会社の保険金出し惜しみが話題になったことを思い出す。
(S.Tomita)