「キッズタウン東十条」が「作品選集2013」に掲載されました。 | 建築家 田口知子の日常をつづったブログ

「キッズタウン東十条」が「作品選集2013」に掲載されました。

日本建築学会が主催する、「作品選集2013」に私たちの設計した「キッズタウン東十条保育園」が選抜されました。


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初めて応募しましたが、選抜にあたって審査員の建築家の方が候補作品を現地で確認し、とても丁寧に審査してくだいました。雑誌の紙面や写真だけでは伝わらない、建物のニュアンスは、使われてから1年以上建ったものとして現地を見ることで、その建築の質は確実に評価できるレベルになるのだと思います。そのような選考方法を取る学会の審査の方法に信頼を覚えました。

 選抜されて掲載された100作品を見ると、どれもオリジナリティや造形性、建築的な感性度においてレベルの高い作品で、自分のものがその中に選ばれたことは光栄な気持ちがします。

モノとしての建築の新しさや完成度の高さと、人や社会に影響を与え、幸せにする力、そのどちらの軸を持つかというと、後者のほうに興味が偏っている感がありますが、作品としての建築を作ろうとするクリエイティブな情熱も素晴らしいことだし、自分にはまだまだ足りない部分として鍛錬しなくてはと思います。

 そして、伊東豊雄氏が先週の日経アーキで語っておられた、「作品という概念はもう消えたほうがよい」という言葉にも深く共感すしました。プロセスを重視しつつ、真に社会のニーズをくみ取って対話しつつ、未来に必要とされる建築を作ることのできる建築家というのは、とても興味深いテーマです。作品性への情熱は逆にマイナスに働くかもしれない、ということも受け取めて、考えてみたいと思いました。