「太子堂 8人家族の家」 現場レポート~屋根の板金が完了しました。
昨日は、太子堂の現場に行ってきました。上棟してから2か月。やっと屋根の板金が貼られました。
実際には、工期は大幅に遅れています。これは困った・・・、というかなり悩ましい状態です。建て主さんは4月には引っ越ししたいと言われていたので、その分の保障なども発生しそうな情勢・・。
外壁は、ラスモルタルなのですが、まだ下地から一向に進みません。自分としては、10月のうちに難しい詳細図は全部仕上げて指示したつもりだし、なんでこんなに遅れているのか、見当もつかない、と思っていたのですが、昨日現場で職人さん、現場監督さんの様子を観察していて、発見しました。
今回の現場には、さまざまに難しい取り合いやディテールがあり、詳細図面をCAD で作成して、1/5の図面をどんどん工務店に送っていました。しかし、そのようなCAD図面というのは、職人さんには理解しがたい部分がたくさんあったのではないか、ということです。
そのことを、現場監督が気づいていない場合、設計者との直接の打ち合わせもなかった場合、図面だけで指示を出したつもりになっているが、制作に時間がかかってしまう。
私たちの仕事というのは、詳細図面を作成すればよいというものではありません。
望むべきは、現場での指示は、できるだけ、手書きのマンガにすべきなのだといことを発見しました。
昔、公共建築の現場監理をやっていたとき、ゼネコンの下請けで手書きのマンガスケッチを延々描いているおじさんがおられました。彼の絵を見ると、何がどのようにおさまって、ここのところを注意すればこんなふうに、というヒューマンな情報をだれにわかるように表現していました。
職人さんにとって、そのような情報がもっともわかりやすく、間違いの少ない優れた情報伝達法なのです。そのことを久しぶりに思いだし、自分の最近の図面の書き方には、そのような人間味が欠けているかもしれない、と思いました。
夜6時過ぎ、現場のライトの薄暗がりの下、屋根まわりの防水の納まりを延々職人さんとやりとりしながら、自分の認識の甘さを痛感していました。
制作のトップライトの納まりが、図面と違っていることに気づきk、あわてて現場で打ち合わせを始める始末。
あと1か月の勝負。現場にもっと頻繁にいかないと、と身を引き締めた一日でした。
