建築知識10月号に「キッズタウン東十条」が掲載されました。
今月号の建築知識に、「キッズタウン東十条」 のアルミ可動ルーバーの記事が掲載されました。
「キッズタウン東十条」は線路側に面して大きな窓とバルコニーを配置していますが、新幹線がながめられる、という眺望のためです。ところが、方角として南西方向に向かって大きく開口を取ることになり、夏の西日が大変な空調負荷をもたらします。日差しをカットしつつ、眺望を確保するという目標をかかげてデザインしたのが可動式アルミルーバーです。JRの線路際ということで、よしずや緑のカーテンなど、ひらひらした弱い日よけだと、万が一はずれて線路側に落下したら大変です。そこで、このようなアルミルーバーをデザインすることにしました。
縦に並べたアルミのフィンを手動で回転させる簡単なものですが、壊れる心配のないし、指を挟んだりといった事故の恐れもなく、保育園でも安心して採用できるデザインにしました。
この特集号でも言われていますが、世の中は、いよいよ省エネ、再生可能エネルギー、環境建築が脚光を浴びる時代になりました。私は、12年前に独立したときからずっと追求してきたテーマですが、はからずもこの震災で一気に国家的テーマになった感があり、うれしい限りです。
日本のエネルギー自給率は4%(原子力を除く)で先進国で最低レベル。年間23兆円もの化石エネルギーを国外から輸入している中、オイルの価格は今後の上昇が予想され、自分たちの国土の中で安全に発電できる環境を整えていくのは喫近の課題です。今年の8月には、「電気事業者による再生可能エネルギー電気調達に関する特別措置法」が可決。来年7月から施工されるそうです。こうすると、太陽光発電以外の、小水力発電や風力発電でも、発電した電気を、東電などの電力事業者が15-20円/kwhで買い取ることが義務づけられます。
エネルギーの地産地消を可能にする、小規模な民間発電会社や、建物ごとに発電していく個人が増えることで、エネルギー自給率が20%台まで上がり、原発が一切必要なくなる、そんな日本の未来はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。

