銀座の癒し猫 | 建築家 田口知子の日常をつづったブログ

銀座の癒し猫

先週の週末、銀座を歩いていたらとても珍しいものを見ました。みゆき通りの看板の上に、手ぬぐいのようなシュシュをつけた猫がどーん座っており、そのまわりにたくさんの人だかりができていました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 銀座のみゆき通りの看板の上に猫が。。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 人が集めってきてもまったく動じない風格。

 猫好きの私としては、これは思わず写真を撮って、その素性を確かめるべく周辺を見回していたら、どうも飼い主らしいおじさんがいて、その人が標識に載せたらしい・・。それにしても、ヒトに対してまったく恐れを見せないその猫の風格に感心したわたしは、飼い主らしきおじさんにアプローチ。


 T「おじさんの猫ですか?かわいいですね。ノラ猫を拾ったのですか?」

 おじさん(O)「いや、これはうちで生まれたんだよ。わしの足元でね。うちには48匹猫がいるんだよ。」

 「えー、そんなにいっぱい飼ってるんですか。こんなにヒトに馴れてるっていうのは、何か育てるのにコツがあるんですか?」 

 O「いやー、別にそんなことないよ。48匹いても、こういうのは4-5匹っきゃいないね。生まれつきっていうんだろうねえ」

 T「はあ、やっぱり猫にも性格があるんですかねえ。おもしろいですねえ。猫はなんていう名前ですか」

 O「こいつは みなせあやこっていうんだ。ネットでみなせあやこって引けばいっぱい出てくるよ。すごく有名な猫なんだよ。今日の朝も朝日新聞の朝刊にお花見猫ってんでカラーで写真出てんだよ。」(新聞を見せてくれる)

T「へえ。そうなんですか。かわいいですね」

O「おれが自分で何か書くと、こうやって街中で猫を見世物にしてる、動物虐待だって、ブログが炎上するんだよね。だからおれは何も書かないんだけどね。」

T「はあ。そんなこともあるんですか・・・。」


猫は、道路に下ろされ、そこでもじっと座って人に触られることを受け入れています。


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子供たちが「なでなで」しても全く動じる様子はなく、目を細めてじっとしていました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 子供たちはみんな大喜び。

猫は普通子供を怖がります。何をされるか予想ができないからでしょうが、この猫は子供に対しても大人でも、分け隔てなく、触らせてあげるその様子は、信じがたいサービス精神だと思います。動物には人を和ませる不思議な力があります。



建築家 田口知子の日常をつづったブログ 赤ちゃんが近づいてきてさわっても大丈夫でした。

あまりにも猫がつらそう、と見るや、おじさんが「猫はね、こうしてお腹をなでると喜ぶんだよ」と絶妙な間合いで子供を諭している様子も、さすが猫名人。


世の中にはいろいろな人がいますが、この方、愛猫をしょって、人が多い街中に出てきて、猫を通行人に見せたり、なでてもらったりすることが楽しみのようです。猫好きなおじさんも、きっと人に対してもサービス精神の旺盛なのでしょう。


 猫の気持ちとぴったり息のあったおじさんの行動を見ていて、「この猫はこのおじさんが育てたから、これほど人を信用するようになったのね」と、深く納得して、楽しくその場を後にしました。


都会の人を癒す不思議な猫とおじさん、どうもありがとう・・。