信じるのはどっち?~珪藻土建材の性能について | 建築家 田口知子の日常をつづったブログ

信じるのはどっち?~珪藻土建材の性能について

最近のクライアントの方にアトピーにお悩みの方がいて、お住まいのマンションの空気が原因では、という推論しています。その方は、しっくい壁のご実家に帰ったときや、海外ではアトピーが軽くなるそうなのです。最近はシックハウス予防条例もできて、建材が安全になったと言われますが、身の回りの建材には少量ですが化学物質は含まれていて、シックハウス症候群、アトピーを発症する方もいるのだ、ということを知りました。

 さて、どうしても有害物質がゼロにならない環境を改善する素材として「珪藻土」というのがあります。珪藻土は、湿気やにおい、空中の有害物質を吸着して、分解する機能を持っています。この方には珪藻土の壁や天井をぜひお勧めしたい。


珪藻土の塗り壁、今回は気合を入れて本当によい珪藻土を探そうと決意!まず、吸湿性能 ㎡あたり何グラムの水を吸湿するかのグラム数を確認すること、これなら安心。あと、固化材は安全な海草系の糊を使っている、等、自然素材にこだわっていること、等・・・。珪藻土は何%入っているか、も確認!!数字のデータを見るのは安心感があります。老舗のS社はきっちりとしたデータがカタログに出ています。


ところで、日本珪藻土建材のエコクイーン という製品。前からよく使っていたので、この会社に電話して「珪藻土の含有量はいくらですか?吸湿性能は何グラムなの?」と質問したところ、「そのようなデータはつくっていません。そのかわりお客様の声を読んでください」と言われ、ちょっとムっとしました。「科学的なデータがないなんて、けしからん。ほかのものと比較ができないじゃないですか!」とメーカーの人に文句を言いました。


ところが、送られて来た資料に添付された「お客様からの感想」があまりの多いのでびっくり。「アトピーがよくなった。」「不眠症が治った」「こどものぜんそくが治った」とか「植物が元気なんです」「100人以上の方の手書きのお礼状をコピーしたものが添付されていました。そして、もちろん材料についての詳しい資料とカタログには、なるほどと思わせる根拠があります。これは確かによいかもしれない、と思わせるものがありました。



科学的データはわかりやすいですが、人間に対する効果というのは、数値データでつかみきれるものではありません。使った人や動物・植物の感想(これも微妙な話ですが)を聞くこと、場合によってはそっちを信じたほうがよいかも・・・、と思ってしまいました。




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