高校野球の地区予選が各地で開催されている。私が住んでる地域でも球児が一生懸命白球を追っている。
この子達にもそれぞれイロイロなドラマが有るのだろう。
命掛けて野球やってる奴
誘われて仕方無くやってる奴
数え切れない程の野球をやる理由が有ると思う。
きっと家族もそう。
心から応援している家族
本当はもうやめて貰いたいと思っている家族。
私の場合は小学生低学年の時に無理矢理野球チームに入れられて、でも楽しさを知って野球漬けの小中高時代を過ごした。
父親は野球未経験だったけどいつもキャッチボールの相手をしてくれた。
小さい頃から喧嘩ばかりするワルガキだった私の心を鍛える為に野球をやらせた両親。
いつしか「甲子園」「プロ野球選手」を夢見るようになった私を全力で応援してくれた両親。
中学生の私の球を受けて「オメーのボールもう捕れないよ、スゲー球投げるなぁ」なんて言いながらも一生懸命受けてくれていた親父。
朝練で早く家を出る私に朝食と弁当を欠かさず用意してくれた母ちゃん。
本当に感謝しか無いなぁ。
甲子園もプロ野球選手も夢は叶わなかったけど「親の愛情」とは何かを教えて貰った。
スタンドから一生懸命応援している親御さんを見ていると感慨深いものがある。
もう親父が逝って16年にもなるけど今でも時々親父とのキャッチボールを想い出す。
またやりたいな、父ちゃん。