GW前に帰省した。
9ヶ月前に脳梗塞を発症した母親の様子を見る為に。
普段から電話やメールのやり取りはマメにしている。話し声もメールの内容も問題無い感じでは有る。
発症後の早い対応のお陰でほぼ全快に近い感じに戻ったように見えるが、本人に聞くと「左手が痺れて力を入れにくい」「もの凄く肩が凝る」「時々ふらつく」等の症状が有るらしい。
電話でそんな事を聞く度「頑張ってリハビリして100%にならないとな!」とか「脳梗塞で寝たきりになる人も沢山居るのに元気になれたんだから有り難いよなぁ」とか言って前向きな気持になって貰えるように話す。
好きなグランドゴルフも再開し頑張っているようで仲間達からも「もう、元通りじゃん、ホント良かったなぁ」等と言って貰ってるそう。
丁度そのグランドゴルフの大会が有るタイミングで帰省した。
そこには以前と変わらない動作で楽しんでいる母ちゃんの姿が有った。
見ていて胸が熱くなった。
心から感謝した。
脳梗塞になった母を助けてくれた全ての人達に。
家での動作も問題無い。
以前の母ちゃんがそこに居る。
料理上手で良く喋り、落ち着きの無い明るい母ちゃん。
確かに良く見ていると少し左肩が下がって、ほんの少しふらつく時も有る。でも言うと気にするかも知れないから言わない。
母ちゃんの依頼で家の周りの事をあれこれする。
昔親父が作ったウッドデッキの補修。折角親父が作ったものだからだましだまし補修してきたけど、もう木が腐ってしまい限界を迎えた。
ブッ壊して作り替えた。
いいよな、父ちゃん。
短い帰省の中でやりあげないとダメだからバタバタと作り上げた。
母ちゃんが喜んで「今度友達とここに座って話をしよう」と言っていた。
「10年持てば良いよ、88まで生きるから」等と言ったので「100まで生きろ、それまで使えるようにする」と言った。
「もう食えないよ!」と言うくらいの料理。以前は「多すぎるって言ってるだろ!」と怒った事も有ったけど、もう怒らない。
作って貰える事が有難すぎて。
あと何回手料理食べられるか分からないし。
今回はバイクを車に積んで来られなかった。
次はバイク持ってきて後ろに乗せてやるからな。
毎日風呂から上がったらストレッチやるんだぞ、エアコンも電気代なんか気にせず使えよ、足元が悪い所は歩くなよ、少しでも調子悪かったら病院行けよ。
わかったか!母ちゃん。