インパルスというレーベルは60年代 主にフリージャズに特化したレーベルです 光沢でピカピカする重量感あるダブルジャケット 前回のCBSコロンビアがジャズに関してはマイルス1色
同様にインパルスもジョン・コルトレーンが中心だったと思います
コルトレーンについて語り出すと夜が明ける 僕にとっては「神様」のような人
決して天才肌ではなくて努力の人 麻薬に溺れた時期もあったし 若い頃は周囲から「へたくそ」呼ばわりされ でも帝王マイルス・デイヴィスに見いだされ(マイルスはさすがです)
師匠から「モード・ジャズ」の手法を そしてセロニッス・モンクからは独自の音楽理論を学び いわゆる「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれる輝かしい迫力ある奏法を獲得
このインパルス・レーベルで完全に才能開花 時代のカリスマに
そんなわけで今日選んだ4枚 奇しくもソニー・ロリンズ以外は コルトレーンと彼のレギュラーメンバーだったドラムスのエルヴィン・ジョーンズ ピアノのマッコイ・タイナーのリーダー作
ジョン・コルトレーンの最高傑作は『至上の愛』神への愛を讃える4部作? でも僕はこの『トランジション(変遷)』だと思う そう思っている人は多いと思います
彼の死後発表されました 激しい演奏です 身を削るような そしてこの後 彼はオリジナル・カルテットを解体 「神の国」を求めて壮絶な旅に
最後の『ディア・ロード』という美しいバラード 人気曲です 同アルバムに収録
キリスト教で神を讃える時最高の賛辞 「おぉ神よ」という意味だそうです
エルヴィン・ジョーンズ&リチャード・デイヴィス 『もうすぐ雨が』
Elvin Jones & Richard Davis - Here's That Rainy Day
ソニー・ロリンズ 『アルフィーのテーマ』
Sonny Rollins - Alfie's Theme
マッコイ・タイナー 『アーニーのテーマ』
McCoy Tyner Trio - Theme for Ernie
ジョン・コルトレーン 『トランジション(変遷)』
John Coltrane - Transition
ジョン・コルトレーン 『ディア・ロード』
John Coltrane Quartet - Dear Lord