充分に満ちたりてから、


ヨンの運転で家へ帰った。


家族と話をした。


オンマ!そろそろ帰ろうと思うの。


それで、提案なのですが、

新しい家ができるまで、高麗の屋敷で

暮らしませんか?


とても、有り難い話だけど、

父さん達も色々とやらなければ

ならない事が山積みなんだよ。

お金の管理の事や、この広い土地に

お前達の家とサシャ達の家、義兄さんの

家を建てるのに、やはり、当事者が

居ないと困るだろ?



そうよね…。


チュオンは、暫く此処に置いていき、

サーシャさんとの生活は、

ウンスの買ったの家で過ごして貰うと

言うのは、どうですか?


あっ、それが一番いいかもしれないです!

なんせ、新婚なので、

気遣いさせたくないと、義兄と

話してたんです。

このままホテル暮らしも良いですが、

新婚らしく暮らして欲しいと。


じゃあ、決まりね。

直ぐにまた来るわね、



ヨンはチュオンに電話した。


スマホが鳴ると、当たり前のように

とって、話をするようになった二人。



どうした?



邪魔して悪いな。俺達は明日、

高麗に帰る事にした。

ロンとランが待ってるからな。

お前は、暫く此処にいろ!

後で迎えに来てやる。



その事だが、俺達も一緒に帰る!

サーシャが俺の両親に会いたいと

言っておる。向こうでお披露目も

しないといけないだろう。



まずは、身分がいるだろ?

ウンスの従姉妹殿だ。

鉄原の親戚筋に頼むとする。

本来なら、身分等、関係ないが

お前も一応は、貴族の息子で

国防軍の副郡長だ。

サーシャさんがあれこれ言われない

ように、しなければ、令嬢達が

群がるぞ?

そうはさせないけどな。

全く女人に興味を示さなかったお前だ。

それなりの筋書きは、考えておるので

あろう?


当たり前だ!それに女人に興味を

示さなかったのは、お前も同じでは

ないか!



俺は、医仙をひたすら待ってるいると

いう美談が広まったから、ウンスしか

興味がなかったと言う事だ。


身分は、俺がどうにかする。

昔、世話になったシュコン村の

村長がシン氏だった。奥方を早くに

亡くしていたから、頼んでみる。


では、俺も書簡を書いておく。

あそこの村なら、俺も知っておる。

明日の昼過ぎに、帰ろうと思う。



わかった!今から、必要な物を

買いに行って来る。

明日の朝には、そっちに行く。


電話を切るとフロントに電話して、

車の用意を頼んだ。


生活用品がある所へと向かった。

勿論、代表の頼みなので、

ホテルの社長代理の秘書の中から、

選ばれた者が運転手をした。



チュオンが一番必要だと思ったのは

トイレだった。

携帯用のお尻洗浄器があると聞き、

それを沢山買い、様式の置き型の

洋式便器も買った。

勿論、ヨンの所の分もだ。

芳香剤も沢山買った。

トイレットペーパーも大量に

買った。

他にも、カセットコンロとガスボンベ

も沢山買い、電池は大量に買った。

電気のない時代だ。

灯りも電池式のスタンドを

使えるように沢山買った。

何もかも、サーシャが不自由

しないようにと、考えて、

色々な物を買ったのだった。


蝋燭だって、なんだか

ロマンチックだから大丈夫よ?

ほら?このアロマキャンドルとか

素敵だもの。


いや、この時代に比べると、

かなり不便だと思う。俺は、サーシャに

贅沢させると決めたんだ。


充分だわ。あっ…私が必要な物を

買ってもいい?


ああ、沢山買うといい。

それに、ヨンに頼んで、

いつでもこちらに帰れる様に

頼むつもりだぞ?

新しい家ができるのも楽しみだな?


うん…夢みたい…こんなに幸せで

いいのかな?


まだまだだ!ヨンは、医仙様の為に

役目を辞めた。ヨンの一番は医仙様

という事は、高麗中が知ってる。

俺も、負けていられないからな!

何か欲しい物があるのか?


あっ…えっと…生理用品…


あっ、月のモノに必要な?


うん。


大量の買い物をして、明日の朝までに

ウンスの実家に届けて貰うようにした。


その日の夜は、ヨンとウンス、

チュオンとサーシャも幸せな時を過ごした。



翌朝、ウンスの実家に行くと、

総出で出迎えた。



サシャ?本当にいいの?


うん。チュオンもオンニもオッパも

居るから、不安よりも、ワクワク

してるの。


ワクワクでしゅか?レンは、

じーたんとばーたんとしゅこし

はなれてしまうけど、ロンとランが

ないてるので、にーたんだから、

おしぇわしないと…でもね、でもね、

うだうちのおじしゃんたちと

いっぱい、あしょんでもらうから、

レンもワクワクでしゅ。



ウフフ。ほんと、レンちゃんって、

可愛いね?オンニ。


でしょ?


おい!チュオン!

荷物が、あんなにいっぱい、

何を買い込んだのだ?


俺は、この時代では、驚いてばかりだ。

サーシャには、苦労をかけたくないのだ。

それに、お前にもちゃんと買ってきたぞ!

トイレだ!

高麗の厠は、サーシャの足に

負担がかかるだろ?

それに、医仙様だって、この時代で

生まれ育ったのだ。

携帯用の洗浄器もちゃんと

買ってきたぞ!


マジ?チュオンさん、気が利くわね。


二度と分けて、運べば良いだろ?



いや、一度で行く!


は?


ジンがやって来た。


将軍!準備は、万端です!

それと、これを。


車のカタログだった。


お父さん!この中から、好きなだけ

選んで下さい!



えっと…高級車ばかりですな。


其れ位の贅沢は、して下さい!

使い切れない金だそうです!

新しい家を建てたところで、

財は、減りません。


そうですよ。ホテルも予約が一年先

まで埋まっていますし、この先、

我が社の株価も上がります。

お二人は筆頭株主ですので、

損をする事はないでしょうし、

他にも投資先をいくつか、みつけて

あります。



しかし、私達まで…

 

伯父上殿と伯母上殿は、家族です!

そして、チュオンも家族になりました。

高麗にあるチュオンの金と財宝も

相当なものだと思います。


どんな財宝か、楽しみです!

充分過ぎるほど、将軍から頂いた金は

私も会社が潰れても屁のかっぱです!

まあ、そうはさせませんが。

さて、行きますか?

荷物は、部下達が、先に行ってるので

積み込んでいると思います。


積み込んでいるとは?


昨日、ジン殿に頼んで、大きな

クルーザーを買った!

それで、高麗に帰る!

燃料と沢山積んでおるが、

無くなれば、こちらに来ればいい!

水軍としても、船の仕組みに

役立つであろう?


クルーザーか…よく考えたな?


俺を誰だと思っておる!


まあ、俺が唯一敵わなかった男だ!


サシャ?此処に、着替えを入れて

おいたわ。


ありがとう。オンマ。


おばさん!又、直ぐに来るわね。

新婚旅行にでも行ってると思って!


そうね。ウンスちゃんがいるから、

心配ないわね。チュオンさん!

娘を宜しくお願いします!


お父さん!お母さん!必ず

幸せにします!



じーたん!ばーたん!またね!

ばいばーい!



車に乗って大明港まで行くと、

立派なクルーザーがあった。


デカイな? 



1級船舶で動かせる、ギリギリの

大きさのクルーザーです!
  
中もホテル並みですよ。


レン?父さまと二人で、

自然の力を借りて、門を開くぞ?

できるか?
 

あい!


では、ジン殿!家の方は、 

宜しく頼みます!


お任せ下さい!驚く程の仕上がりに

してみせますよ!

沖合に出てから門を開いて下さい!


あいわかった。



皆んな、クルーザーに乗り込むと

ヨンの操縦で沖まで出た。


チュオン!これから門を開く、

お前が操縦しろ!

一気に中に入れ!



おお!任せておけ!



ヨンとレンが大きな門を開くと

チュオンは突っ込んだ!


着いた先は、見覚えのあるクッシャロ村

の沖合だった!






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アハハ〜、クルーザーで高麗に

帰りましたよ〜。まあ、私のブログですから😂



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