「いやぁーっ、やめて!嫌だっ!


やめてーーっ!」



悪夢を見て目を覚ます。


汗を拭き、水をゴクゴクと飲んで、

またベッドに入る。


「私を殺して!この短剣で!

私は医者だから、何処を斬れば

直ぐに死ぬか、知ってるわ!

熱が出て五日も経ったわ!このまま

苦しんで死ぬのは、ごめんだわ!

だけど…私の人生をめちゃくちゃにした

貴方に殺して貰うわ!そして、その

罪の重さと王妃が死んだ罪の重さを

比べるといいわ!

此処よ!さあ!早く!刺しなさい!

私の純血をその汚い手で

無理やり奪った償いよ!」


「崔瑩って…最低だった…」



はあ、はあ、はあ、


ガハッと飛び起きた。最悪な朝だ。




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本当だったの?

夢が少しずつ繋がります。